環境 グローバル製薬企業としての責任を果たすために、 長期的な視点を持って、EHS( 環境・健康・安全)活動を推進しています。 タケダは、長期的な視点を持って環境保全活動を継続しています。 グローバル製薬企業に相応しい環境マネジメント体制の整備を進め、 グローバルに一体となったEHS活動を展開していきます。 1970 年 環境保全 対策委員会を設置 環境マネジメント タケダは、 「グローバルEHS 方針」を基本方針 として、環境保全体制の強化を図っています。 2015年には、グローバルレベルで機動的かつ効 率的なマネジメントを行うために、コーポレート EHSの組織体制を改めました。この体制を核とし て、 グローバルな視点とローカルな視点をこれま で以上に重層的に交差させ、環境保全活動を推 進していきます。 第 2回グローバルEHS会議(2014年 12月16∼17日) 49% 2014年度 タケダ単体の バリューチェーン 全体での CO2排出量における スコープ ※3の比率 ※スコープ:国際的な温室効果 ガス算定基準である「 GHGプ ロトコル」で定められた、排出 量の算定・報告の対象となる 範囲 環境パフォーマンス 0 タケダグループ CO2排出量の推移 衛生的な飲み水を 利用できない 世界の人たちの数 出典:国連「世界水発展報告書」 (2015年) (千トン-CO2) 150 144 資本財 ’13 46 ’14 スコープ1、 2に含まれない ’13 燃料およびエネルギー ’14 関連活動 600 417 販売した製品の加工 ’13 ’14 出張・その他 ’13 ’14 300 29 10 32 年度 集計範囲:タケダ単体 自社の直接排出(スコープ1 )、エネルギー起源の 間接排出(スコープ2)以外の、その他の間接排出(スコープ3) ’05 ’10 ’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (目標) 年度 集計範囲:国内外グループの生産事業所・研究所 (武田薬品は本社、営業所等を含む) 億人 75 ’13 購入した製品・サービス ’14 (千トン-CO2) 0 7.5 タケダ単体 サプライヤーや顧客などの活動による CO2排出量の推移(スコープ3) タケダグループ 淡水使用量/排水量の推移 (千m3) 10,000 6,161 4,809 算定方法 ■算定対象 5,000 CO 2 排出量は、化石燃料の燃焼による直接排出およびエネルギー起源の 間接排出を対象としています。 ■CO2 排出係数 国内の実績については、 「エネルギー使用の合理化に関する法律」に基づ いており、購入電力の CO 2 排出係数は、各年度、各電気事業者ごとの調整 後排出係数( 2014 年度は前年度実績)を使用しています。海外の購入電 力の CO 2 排出係数は、GHGプロトコルの各国ごとの係数を使用していま す。なお、係数変更および株式譲渡した子会社を除いて、過去のデータを再 計算しています。 0 ’10 淡水使用量 ’11 ’12 ’13 ’14 年度 排水量 集計範囲:国内外グループの生産事業所・研究所。 なお、株式譲渡した子会社を除いて、過去のデータを再計算しています。 また、排水量の算定方法を変更しました。 第三者保証の対象となる記載 54 Takeda Annual Report 2015 KEY FIGURES 19% 18% 削減 削減 2014 年度 国内外グループのCO2排出量 (2005年度比) 2014 年度 国内グループのPRTR届出物質 大気排出量 (2010年度比) 20% 122 削減 2014 年度 国内グループの廃棄物最終処分量 (2010年度比) 種 2014年度 京都薬用植物園で保有している 絶滅危惧種 2020 年度に向けて自主行動計画を制定 タケダは、中長期的な視点を持って環境保全活動を継続しており、 2020 年 度を目 標 年とする自 主 行 動 計 画を制 定しました。CO 2 、 NOx 、SOx 、廃棄物最終処分量、淡水使用量については数値目標を 定めており、CO 2 排出量の削減では、2005 年度を基準に25% 削減 する、としました。 2020年度 国内外グループの CO2排出量 削減目標 ( 2005 年度比) 25% 2020年度 グローバル中期目標(2005年度比) 20% NOx排出量 削減 75% 削減 SOx排出量 60% 削減 廃棄物最終処分量(国内) 30% 削減 淡水使用量 FUTURE OUTLOOK タケダは、水資源問題や気候変動などの国際社会におけるさまざまな課題に応える活動 今後の課題と取り組み 年をターゲットとしたグローバル目標に基づき、より長期的な視点を持ったEHSマネジメン の充実を図るとともに、スコープ3 の算定や第三者保証の実施などを通じて、透明性と信頼 性の高い環境負荷量の把握と開示を進めています。さらに、主要なテーマに関して、2020 トを実施していきます。 参照 P.80 環境・社会パフォーマンス指標に関する第三者保証 活動の詳細は、 「 CSR データブック」に掲載しています。 http://www.takeda.co.jp/csr/reports/ Takeda Annual Report 2015 55
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