中期経営計画の概要 ▶ 基本方針 ▶ 事業戦略 中期経営計画では、基本方針を以下のとおり定めています。引き続き、国内にしっ かりと軸足を置きつつ、グローバルな成長を取り込むとともに、事業モデルの進化・ 変革に挑戦します。 また、事業戦略を支える財務基盤や経営管理態勢のさらなる強化にも取り組み ます。 国内では、個人のお客さまの資産形成や消費活性化へ貢献するほか、中堅・中小 企業のお客さまの成長に貢献することで、 MUFGの安定成長につなげてまいります。 また、海外では、収益基盤の多様化に向けた戦略を実行していきます。 ● 個人のお客さまの資産形成・消費活性化への貢献 ● 中堅・中小企業のお客さまの成長への貢献 ● グローバル CIB モデルの変革 ● セールス&トレーディング業務の進化 2 成長を牽引するグローバル事業の強化・拡充 ● 資産運用・管理業務のグローバル展開 3 お客さま起点での事業モデルの進化・変革、 新たな事業領域・顧客基盤 ● トランザクション・バンキングのさらなる強化 ● アジア・米国における商業銀行基盤の強化・確立 持続的なグループの成長に向けた進化・変革 安定成長を支える本邦事業基盤の 1 日本経済再生への金融としての貢献、 強化 開拓への挑戦 4 財務・資本運営高度化による充実した資本基盤の維持とROE の向上 5 G-SIFIs*に相応しい経営管理態勢の構築 * Global Systemically Important Financial Institutions(グローバルなシステム上、重要な金融機関)の略 ▶ 経営管理・基盤等戦略 G-SIFIsにふさわしい経営管理態勢の構築や財務・資本運営の高度化に努めて いきます。 ▶ 財務目標 MUFG グループの安定的・持続的な利益成長の実現に向けて、顧客部門 *1 を 中心に国内外での収益基盤の多様化を進めるとともに、生産性の向上による資本 効率の改善を目指します。 成長性 1株当たり利益 (EPS) 平成26年度実績 平成29年度目標 73.22円 26年度比 +15%以上 ROE 8.74% 8%台後半 経費率 61.1% 60%程度 普通株式等Tier1比率*2 12.3% 9.5%以上 ● グループ経営管理・統合的リスク管理の態勢強化 ● グループベースでの経営基盤強化・効率化 ● グループ財務・資本運営の高度化 ● MUFG グローバルベースでのコーポレート・コミュニケーション推進 収益性 健全性 *1 リテール、法人、国際、受託財産の各事業本部 *2 平成 31 年 3 月末に適用される規制に基づく試算値 4 5 中期経営計画の概要 ▶ 中期経営計画を推進する原動力∼ MUFG の強み 1 グループ総合力 MUFG は、商業銀行・信託銀行・証券会社をはじめ、 カード会社、消費者金融 会社、 リース会社、資産運用会社など、主要金融分野でトップクラスの企業が一体 となり、 さまざまな金融サービスを提供しています。 三菱東京UFJ銀行 三菱UFJ信託銀行 三菱UFJ証券 ホールディングス 日本の金融機関随一の幅広いグローバルネットワークを通じてお客さまのグロー バルな金融ニーズにお応えしています。 ∼ 海外のネットワーク ∼ MUFG は 40ヵ国以上、1,150 拠点を超える海外ネットワークを展開しています。 米国 モルガン・スタンレー*1 426 三菱UFJニコス 三菱UFJリース*1 アコム 64 658 拠点 三菱UFJモルガン・ スタンレー証券 三菱UFJ国際投信*2 アユタヤ銀行 アジア・オセアニア 拠点 35 MUFG ユニオンバンク 拠点 欧州・中近東・ アフリカ 拠点 三菱UFJフィナンシャル・グループ (持株会社) 3 グローバルネットワーク モルガン・スタンレー MUFG証券*1 アユタヤ銀行 *1 三菱UFJリース、 モルガン・スタンレー、 モルガン・スタンレーMUFG証券は持分法適用関連会社です。 商号を三菱UFJ国際投信に変更する予定です。 *2 三菱UFJ投信と国際投信投資顧問は、平成27年7月1日付で合併し、 (平成27年3月末現在) 4 充実した顧客基盤 2 強固な財務基盤 国際的な自己資本比率規制(バーゼルⅢ) で平成 31 年 3 月末までに求められる 普通株式等 Tier1比率などの所要自己資本水準を上回っているほか、国内外の 格付機関からの格付けも高い水準を維持しています。 ▶ 格付け ▶ 普通株式等 Tier1 比率 A A2 ▶ 三菱東京 UFJ 銀行 A+ A1 ▶ 三菱 UFJ 信託銀行 A+ A1 A A3 ▶ 三菱 UFJ 証券ホールディングス (平成27年3月末現在) 6 ▶ 預金残高ランキング 金融機関名 S&P Moody's ▶ MUFG MUFG は、国内では個人のお取引口座 4,000 万口座、法人のお取引先数 40 万 社と、幅広い顧客基盤を築いています。 この顧客基盤をもとに世界でもトップクラス の預金・貸出残高を維持しています。 平成 27 年 3 月末の 所要水準 平成 31 年 3 月末以降の 所要水準 平成27 年 3 月末の実績 * 4.5% 8.5% 12.3% * 平成31年3月以降に適用される規制に基づく試算値 1 2 3 4 5 6 7 中国工商銀行 中国建設銀行 中国農業銀行 中国銀行 JPモルガン・チェース HSBC MUFG (平成 26 年 12 月末) ▶ 国名 貸出残高 *ランキング 残高(兆円) 300.1 248.8 241.8 210.0 163.3 161.8 148.6 金融機関名 1 2 3 4 5 6 中国工商銀行 中国建設銀行 中国銀行 中国農業銀行 HSBC MUFG (平成 26 年 12 月末) 国名 残高(兆円) 207.7 177.9 160.0 149.3 116.7 107.0 出所:各社決算資料より三菱東京 UFJ 銀行経済調査室作成 * 貸出残高は、貸倒金引当金を除く 公的金融機関を除く 7
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