土木鋼構造診断士「更新」のための調査報告書提出について(2015 年度)

土木鋼構造診断士「更新」のための調査報告書提出について(2015 年度)
□ 調査報告書 :原則(1)の業務経験を提出してください.やむを得ない場合に限り(2)または(3)を
選択できます.いずれも A4 版用紙[表紙1頁(ホームページからダウンロード)+
原稿2頁(40 字×40 行※/頁)]に図表,写真を配置してまとめること.
※40 字×40 行は目安とします.
(1) 業務経験の記述(原則として資格期間中の経験とする)
(2) 調査,診断等の報告の記述:周辺にある土木鋼構造物の目視調査等の調査報告とする.
(3) レポートの記述:レポートは次の課題1,課題2の両方とも提出する.
なお,課題番号を「原稿の書式」に従い記載する.
1課題1枚(40 字×40 行)×2 課題
(3)レポート提出課題
鋼構造物の代表損傷である疲労き裂と疑われる「き裂」を発見した場合,対策およ
びその緊急性を判断するための必要な調査について,何を目的にどのような調査を行
課題1
い,得られた結果をもとにどう評価するのかという点に留意して述べよ.また,対策
実施による性能回復の検証法についても述べよ.
別紙に示す海岸部の桟橋で,鋼管杭に接続された H 形鋼に著しい腐食が発見され
た.①歩廊エキスパンドメタル上の枠材,②桟橋の補助縦桁,③桟橋の主桁,④鋼管
課題2
杭に接続された H 形鋼の腐食について,土木鋼構造診断士の立場から,それぞれの
発生要因・メカニズム,また当桟橋を更新する場合の腐食対策について述べよ.
□ 調査報告書の内容及び執筆に際しての留意事項 :
①調査報告書には「土木鋼構造診断士」として相応しいと考えられる業務経験を記述すること
を原則とする.
なお,土木鋼構造診断士として相応しい業務に携る機会が得られなかった者は,上記(2)調
査,診断等の報告または(3)レポート提出でもよい.
②報告する業務経験が個人で行なった業務か,グループで行なった業務かを明記する.グルー
プの場合には,できるだけ執筆者が中心となって行なった業務について記述する.
③写真,図を利用して,できるだけわかり易く記述する.
□ 調査報告書の取り扱い :
調査報告書は,原則非公開とし,調査報告の評価以外の目的には使用しない.
□ 優秀調査報告書 :
(1)の業務経験報告の中から「優秀調査報告書」を選出し,執筆者の承諾を得て,2016 年度
1
の「更新講習会」での報告並びに協会ホームページへの掲載を予定している.
また,承諾のあった優秀調査報告書には「賞状」を授与する.
□ 原稿の体裁 :
原稿はワードプロセッサ等で作成した A4 版 2 ページ((40 字×40 行※ )/頁)とし,図,表,
写真を適切に配置し,PDF 版に変換する.※40 字×40 行は目安とします.
□ 原稿の書式 :
原稿の書式は協会のホームページに掲載する書式に従い,内容をわかりやすくまとめる.
右上段:更新受講番号
○○○○○○
中央にタイトル名
1.はじめに
2.本文:図,表の表示は,図-1 タイトル/表-1 タイトルと表示し,本文の近いところに配
置する.
3.まとめ
□ 提出方法・提出先 :
下記のいずれかの方法で提出のこと
oメールによる提出:件名を「診断士更新資料提出」としてください.
・調査報告書(表紙+原稿)をPDFにして下記のアドレスに送る.
但し,各自で事務局宛PDF原稿が届いているかを確認する.
mail:shindan.koshin@jssc.or.jp(すべて半角)
・PDFファイル名の付け方は下記とします.
受講地区-更新受講番号.pdf
(例)東京-000001.pdf
o郵送による提出:印刷した「調査報告書」1通を下記に郵送する.
〒160-0004
東京都新宿区四谷 3-2-11
四谷三菱ビル 9F
一般社団法人 日本鋼構造協会 土木鋼構造診断士特別委員会
□ 提出期限
行
:2015 年 10 月 30 日(金)必着
□ 合否の通知 :
合否の通知は,2016 年 2 月上旬頃に更新受講者各位宛て(勤務先)に郵送致します.
2
別
紙
写真-2
① 歩廊エキスパンドメタル上の枠材
L 50×50×4
② 桟橋の補助縦桁
[ 100×50×5×7.5
③ 桟橋の主桁
H 350×250×8×12
④鋼管杭に接続されたH形鋼
H 250×175×7×11
鋼管杭
写真-1
桟橋全景
図-1
②桟橋の補助縦桁(溝形鋼)
桟橋断面の概要(単位:mm)
① 歩廊エキスパンドメタル上の枠材(山形鋼)
③桟橋の主桁(H 形鋼)
鋼管杭
④鋼管杭に接続された H 形鋼
写真-2
3
桟橋の腐食状況