パブリック・コメント(意見募集)結果 1 案 件 「蕨市避難行動要支援者支援制度全体計画(案) 」 2 募集期間 平成27年2月24日(火)~平成27年3月17日(火) 3 意見の件数(意見提出者数) 23件(2人) 4 意見等の概要と意見に対する市の考え方 № 1 2 意見の概要 1Pに“乳幼児その他の特に配慮を要す 件数 1件 市の考え方 災害対策基本法の改正等により「災害時要 る者(以下「要配慮者」という。 ) ”とある 援護者」が、 「要配慮者」 「避難行動要支援者」 が、 “地域防災計画”では“要援護者”と という表現に改められました。 なっている。 “要援護者”と使った方が、 このため、今年度改定しました地域防災 ニーズがあることがはっきりするので良 計画においても上記の通り変更しておりま いと思う。 す。 行政は、避難行動要支援者に避難につい 1件 て直接説明する場を持ってほしい。 本計画の策定にあたり、障害者団体や福祉 関係者の意見を拝聴しております。 また要支援者は、何が必要でどんなこと ご提案の内容に関しては、取組を行う上で を心配しているのか行政に伝える場が欲 参考にさせていただきます。 しい。 是非公開で交流する場を設けて欲しい。 3 乳幼児も避難所については、援護が必要 1件 だと想像する。 改定後の地域防災計画には、乳幼児用生活 必需品の備蓄や保健指導及び避難所におい 地域防災計画にもこの全体計画にもほ て一般避難者と別エリアの確保に努めるこ とんど記述がないので、保護者への聞き取 となど、乳幼児への配慮について記載してお り、アンケートは必要ではないか。 ります。 ご提案の内容に関しては、取組を行う上で 参考にさせていただきます。 4 問題点を把握するためにも、要支援者が 1件 ご提案の内容に関しては、あらかじめ計画 実際に各避難所に入って食事をする泊ま へ記述することは考えておりませんが、取組 るぐらいのことをそれぞれの地域でやる を行う上で参考にさせていただきます。 ようにして欲しい。 その記述が欲しい。 5 外国人も対象となっているが、言語説明 1件 は何ヶ国語で行うことを想定しているか。 外国籍というだけでは避難行動要支援者 の条件には該当しませんが、外国籍で条件に 該当する人については、個別に対応すること としており、言語数は想定しておりません。 1 6 市民への周知は、広報や町会回覧等で行う 1件 年齢のみでは避難行動要支援者の条件に該 こととあるが、特に高齢者に対しては、説 当しませんが、周知の方法については、取組 明の場をより多く設ける必要があるので を行う上で参考にさせていただきます。 はないか(例:高齢者クラブ等) 。 7 要支援者の該当条件の対象者全員に申請 1件 書類を送付すると聞いていたが、今回の計 全体計画策定後、制度開始時に条件に該当す ると思われる人へ案内通知を送付します。 画にはその旨が記載されていない。どうな るのか。 8 9 避難行動要支援者の範囲について「⑤その 1件 年齢のみでは避難行動要支援者の条件には 他、上記の条件に準ずるもので、特に登録 該当しません。一時的な場合を除き、同居者 が必要な者」の中に、同居者がいる世帯で の避難支援を受けることができない時間帯 はあるが、日中高齢者のみの場合は該当と がある方は、避難行動要支援者名簿の登録申 なるか。 請が可能です。 持参が困難な場合は代理人による提出も 1件 代理人の範囲は、特に定めておりませんが、 受け付けるものとあるが、この代理人の範 受付時に記載内容の確認をする場合があり 囲はあるか。 ますので、登録申請者の生活状況等を把握し ている方にご提出いただきたいと考えてお ります。 10 避難支援者の選定に当たっては、要支援者 1件 との信頼関係が重要となる。この支援者に 自主防災会に避難支援者の選定を依頼しま す。 ついて、自主的に申し出るものは皆無では ないかと推測するが、その対応はどのよう に考えているか。 11 一人の人間を支援するには、複数の人間が 1件 避難支援者については、町会の自主防災会が 必要になる。蕨市では支援者となりうる人 中心となり選定されることを想定していま 間は多くが(特に日中)市外に出ていると す。 思わねばならない。そこで、支援者確保の ご提案の内容に関しては取組を行う上で参 ための対策として、市内中学校の上級生徒 考にさせていただきます。 や高等学校の生徒へ支援活動の要請を計 画へ盛り込むことを提案したい。 12 町会の班も支援者とすることに賛成する。 1件 賛成のご意見として承ります。 13 災害発生時、市からの避難準備の情報の伝 情報伝達の方法については、防災行政無線や 1件 達や避難行動の指示、また要支援者をどこ 緊急速報メール、データ放送サービス等を用 に避難させるかの指示は、支援者へはどの いて伝達します。 ような方法で伝達されるのか。 要支援者の避難については、個別計画に基づ き支援をお願いします。 2 14 15 避難所の受入れ時、誰が受入れを行うの 1件 避難所の開設については、避難所長が行い、 か。避難所への連絡や鍵の管理について、 避難所での受入れは、市の収容班が行いま よく理解ができなかった。 す。 視覚障がい者や聴覚障がい者は、日常生活 1件 中は近隣住民との交流等により問題が無 ご提案の内容に関しては、取組を行う上で参 考にさせていただきます。 くとも、大規模災害時のような緊急時に は、なかなか防災無線が聞こえなかった り、周囲の様子が見えないため、日常から は想定されないような問題が生じる可能 性が大いにある。やはり、普段から見守り や声かけを行う等、障がい者と信頼関係を 構築していくことが大切だと思う。 16 2月13日に開催された町会と民生委員 1件 の合同説明会では、町会ごとの意識の差が 今後も、町会との協議を継続してまいりま す。 顕著であった。担当課より、町会への継続 した働きかけをお願いしたい。 17 地域の防災への意識を継続的に維持し充 1件 実するために、連絡協議会のようなものを ご提案の内容に関しては、取組を行う上で参 考にさせていただきます。 定期的に開催していくことが望ましいの ではないか。 18 「1.申請者(避難行動要支援者)の情報」 1件 それぞれの該当条件と同程度と認められる 欄中、その他【登録が必要な理由】は例え 人で、自ら避難することが困難であり、家族 ばどのような理由を想定しているか。 等の支援も十分に得られない事由がある人 を想定しています。 19 「障害者」の表記について、 「害」を「が 1件 い」と表記しないのか。 「障害者」の表記については、災害対策基本 法や地域防災計画との統一性を図るため、同 様の表記としております。 20 計画中、自主防災会と町会の役割分担及び 1件 自主防災会は、地域住民による任意の防災 使い分けが判然としていないように感じ 組織ですが、本市においては町会ごとに組織 た。 されています。 3 21 要支援者名簿の守秘義務に重点が置かれ 1件 この制度は、災害対策基本法の改正に基づ すぎているように感じる。制度の実施に大 き、避難行動要支援者の名簿を作成し、名簿 きなネックになっていると思われる。町会 を活用した実効性のある避難支援をするも 全体に要支援者の名前のみを公表し、住民 のです。 一人ひとりが、日常的に「緊急時には“あ 個人情報の管理について、十分に配慮する の人”を助けなければ」という意識をもっ とともに、災害発生時に一人でも多くの生命 ていてほしいと思う。「個人情報を知られ と身体を守るため、国の取組指針等を活用 ず」に「自分の命を地域に守ってもらうこ し、適切に対応してまいります。 と」 、この二点を両立しようとすると、ど うしても中途半端な制度となってしまう のではないかという懸念がある。 22 災害の種類やその程度、発生時期、発生時 1件 本計画の策定にあたり、庁内の調整や障害 刻、避難場所の選定、そして支援者の確保 者団体、福祉関係者、自主防災会や民生委員 方法、支援者の日常の活動状況等様々なこ と複数回にわたり協議しております。 とを想定して、全体計画を作成しなければ ならない。 実施に向けて、各町会や各団体等の関係者 の意思統一のとれる計画の作成をお願い したい。 23 自主防災会、町会、民生委員等、避難支援 1件 等関係者間で、その役割や行動等の共通理 ご提案の内容に関しては、取組を行う上で参 考にさせていただきます。 解を持つ必要がある。制度運用開始後も、 市全体で、制度内容を確認する機会を設け てもらいたい。 4
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