CT・血管造影用 造影剤について別紙7-2

別紙7-2
【CT・血管造影用 造影剤について】
検査前にお読みください。
1、造影検査とは
・造影剤の使用を必要と判断した場合、血管(静脈)より投与します。
・造影剤使用により、病変や性状がより詳しく描出され、診断に大変役立ちます。
2、造影剤の副作用
・検査中、あるいは検査後に、
下記のような副作用症状が起きることがあります。
軽い副作用(発生頻度:3%程度)
吐き気・嘔吐・じんましん・かゆみ・くしゃみ・せき等
重い副作用(発生頻度:0.04%程度)
ショック・アナフィラキシー様反応(呼吸困難、血圧低下)等
遅発性副作用(発生頻度:2~4%程度)
検査後、数日が経過してから発疹等の副作用が生じる事があります。
3、造影剤の使用
・担当医師が慎重に注意しながら、安全に検査が行われるように努めております。
・ 副作用が出現した場合、迅速に最良の処置を行います。安心して検査を受けてください。
4、問診票の記入
・必ず記入をお願いします。
・次の事項に当てはまる場合は、造影剤を使用しないで、検査することがあります。
・以前に造影剤を使用して、副作用を生じたことがある。
・アレルギー疾患がある。
・喘息(ぜんそく)がある。
・腎臓機能が悪い。
・重症の甲状腺疾患がある。
5、検査に伴う合併症
・造影剤注入時に、血管外に一部の造影剤が漏れることがあります。注射した部位が腫れ
たり、痛みを伴う事もあります。ほとんどの場合は時間がたてば自然に吸収されますので
心配ありません。漏れた量が非常に多い場合には、処置が必要となることもあります。
6、検査終了後
・造影剤は腎臓から尿中に排泄されます。検査後は水分を多めに飲んでください。
・遅発性副作用(発疹等)がありうるので、数日後でも体調で気になることがあれば、
ご相談してください。