ストップ!戦争立法 ストップ!戦争立法

くぼた俊介通信
日本共産党
№10【部内資料】
2015年6⽉
発⾏ 窪田俊介 連絡先 電話/FAX67-3001
くぼたブログ http://shunsukekubota.wordpress.com/
月14日、安倍政権は日本
体化し、軍事作戦を世界中で行
います。憲法に直接手を付けず
を「海外で戦争する国」に
う内容となっています。ガイド
に、既成事実で憲法破壊を狙うも
つくりかえる「戦争法案」を閣議
ラインを法的に整備したのがこ
のです。おまけに国会提出前に米
決定しました。首相は記者会見で
の法案であり「戦争に巻き込ま
議会で「夏までに成立させる」と
「アメリカの戦争に巻き込まれる
れる」のは明白です。
誓約する始末です。国会・国民・
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事はない」と言いのけました。
戦争法案は、昨年7月の集団的
憲法の上に日米軍事同盟を置く、
しかし、4月に改定された日米
自衛権・行使容認の閣議決定に
異様な従属による違憲立法です。
ガイドラインは「日本の行動は憲
基づいています。歴代政府が積
憲法は、国民のものです。日本
法上の制約の下で行われる」との
重ねた見解を覆して、一内閣の
の在り方を根本から変える「戦争
記述が削られ、自衛隊が米軍に一
勝手な憲法解釈で立法を進めて
立法」を許してはなりません。
憲法を壊す
ストップ!戦争立法
3つの大問題
閣議決定された「戦争法案」の中身は、憲法9条を壊す3つの大問題があります。
戦闘地域に派兵、「殺し、殺される」ことに
これまで自衛隊が行くことのできなかった「戦闘地域」に派
兵し、武力と一体となって弾薬補給、兵員輸送の支援を行いま
す。「兵站活動中、戦闘に巻き込まれた場合どうするのか」と
の質問に、安倍首相は「武器の使用をする」と答弁しました。
日本の若者が「殺し殺される」状況に突入させられるのです。
戦乱の続く地域での治安維持活動も
形式上「停戦合意」がされているが、戦乱が続いているよう
な地域で、武器を使った対テロ・ゲリラの治安維持活動を可能
にします。具体的には、米軍主導で組織されたアフガニスタン
国際治安支援部隊(ISAF)の活動に自衛隊が参加する想定で
す。しかし、「後方支援」の名目でこの活動に参加したドイツ
は55人の戦死者・自殺者を出し、全体でも3500人の戦死
者を出してます。実態を直視しなければなりません。
先制攻撃への参戦の危険
日本がどこからも攻撃されていないにも関わらず、米軍と海
外の戦争に出かけて行けるようになります。「アメリカの先制
攻撃で始まった戦争でも、自衛隊を送るのか」と質問に対し、
安倍首相は「個別具体的に判断する」といい、一切否定しませ
んでした。
戦争立法反対の署名にご協力をお願いします
東信地域の米戦闘機騒音問題で申し入れ
月19日、日本共産党長野県委員会と党県議団
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を中心に、外務省・防衛省に対し、佐久地域や
飯山市地域で飛行する米戦闘機の騒音問題について申し
入れを行いました。今年1~5月初旬までに長野県危機
管理防災課に寄せられた騒音・低空飛行への苦情は、9
4件あり、昨年1~5月の117件に迫る状況です。
東御市上空を「ゴォー」と飛ぶ戦闘機を目撃すること
があります。私も申し入れに参加しました。
寄せられた実態
申し入れに先立ち、佐久地域で「実態聴き取り集会」
を開きました。実態は以下のようなものでした。
外務省・防衛省に申し入れ
「石を投げれば当りそうな高度」「地震かと思うほど家
が振動した」「会話が聞こえなくなった」「子どもが騒
音に驚いて泣く」「夜9時以降も飛行している」
日本共産党長野県議団、武田良介参院比例予定候補、
唐沢ちあき参院長野予定候補、関係市町村議員が参加。
藤野やすふみ衆議院議員と、井上哲士参議院議員が国会
の合間を縫って、駆けつけました。
騒音は、住宅地周辺での低空飛行が主な原因です。
外務省・防衛省ー住民の安全より米軍への配慮
現在、県危機管理防災課に寄せられた苦情は、北関東
防衛局へ問合わせされ、自衛隊機以外の場合は「米軍機
が該当する」若しくは「該当機なし」の回答しかされま
せん。申し入れでは、①未確認飛行物体の特定②該当し
た米戦闘機の所属、機種の開示③米軍機の低空飛行訓練
の中止④米軍機の訓練情報の提供、を求めました。
防衛省は「米軍が該当なしと言えば、それ以上は分か
図:米軍が管制する「横田進入管制空域」と「エリアH・3」の関係
らない」「安保条約や、軍の運用に関する事は明らかに
低空飛行訓練の背景
できない」「訓練は中止しない」との回答でした。
全国でも、住民の暮らしを脅かしながら米戦闘機の
実は、米軍から所属や機種、発進・到着地点、一定の
低空飛行訓練が行われています。背景には以下の点が
目的物などが分かる飛行計画(フライトプラン)が自衛
あげられます。
隊に通報され、最終的には国交省の飛行情報管理システ
ムに配信されています。情報を知りながら開示を拒んで
いるのです。
①米軍は日本の航空法の適用外である。
日本の航空法は、最低安全高度以下での飛行、編隊
飛行、投下などは原則禁止され、国交大臣許可がなけ
今後の取り組み
ればできません。自衛隊は航空法に基づき許可申請
高知県では2011年に、防災ヘリの訓練と同時刻に、米
し、事前通知が必要ですが、米軍は安保条約と地位協
軍機が低空で飛来し、防災ヘリのパイロットが「命の危
定に基づいて何の義務もありません。
険を感じた」という事態が発生しています。この東信地
②自衛隊訓練空域を米軍が恒常的に使用
域でもドクターヘリ等の出動回数が増える中で、米軍機
上図に示す「エリアH」と「エリア3」は、群馬
の低空飛行が放置されれば、同じことが起こり得ます。
県、長野県佐久地方にまたがる、自衛隊の訓練空域で
群馬県では県庁舎に騒音計を設置して客観的なデータ
す。(エリアH=自衛隊高高度訓練空域、エリア3=
を示して、米軍に適切な対応を要請しています。長野県
低高度訓練空域)
はそうした対処や要請は行っていません。
2013年4月時点で自衛隊はこの空域で訓練を行って
今後、戦闘機を目撃した際には日時、方角、高度、騒
おらず、事実上の米軍専用空域になっています。また
音の大きさなどを記録して情報を寄せ、県をあげて対応
米軍が航空管制を行う「横田進入管制空域(横田ラプ
に動き出すよう働きかけが必要です。
コン)」が重なる三層構造で、民間航空機が飛べな
い、排他的な空域になっています。