15/09/19 講師紹介 日本と韓国の理学療法と教育比較 発表者:アゼリーリハビリ倶楽部 崔 原碩 日韓の理学療法を知る必要性 なぜ、日韓の理学療法を知る必要があるのか‼ • 溢れている理学療法士 • ネットワークの発展により医学常識の向上 • 限られた理学療法士の活動範囲 • 理学療法先進国のリーダになるため • 壇国(ダングック)大学体育教育科卒業。 日本語複数専攻 • 陸軍満期除隊。 • 総務省傘下の日本自治体国際化協会ソウル事 務所に通訳翻訳で2年勤務。 • 貿易会社エンタープライズの営業部1年勤務。 • 2015年3月東京リハビリテーション専門学校卒業 • 現在、アゼリーグループ社会福祉法人江寿会ア ゼリーリハビリ倶楽部で理学療法士として勤務。 理学療法教育および特徴の比較 180 160 140 120 100 日本 80 韓国 60 40 20 0 校 理学療法教育の比較 日本 韓国 人口 約12600万人 約5100万 養成学校 256校 87校 必修単位 132~140 140 国家試験合格率 84% 5年間 85% 5年間 大学学費 100万~200万 25万~30万 理学療法士の数 約8万人 年間 9,000人 養成 約4万8,000人 年間 3,500人 養成 免許取得後の教育 個別に行う 年間8時間と個別 4年制 3年制 大学院 両国の理学療法士の特徴比較 日本 韓国 理学療法の独立法 ある なし 男女比率 男57.5% 女42.5% 男34.71% 女65.28% 年間収入 約396万 週5 230万~400万 週5 物理療法・運動療法 治療方法 物理療法・運動療法 訪問リハビリ ある なし 兵役義務 ない あり 離職率 高い 高い 介護施設 介護予防:約6万 介護:約6万 4800ヶ所 1 15/09/19 <最新の日韓の交流紹介> • 2014年11月14日、韓国の釜山で第2回日韓 理学療法士共同学術大会が開催。 ①参加者:日本40人、韓国630人 ②韓国15偏、日本9偏の研究論文発表 ③5人ずつの特別講義 ④共同宣言し協議書の交換 • 2年ごとに日韓で開催予定 外国人セラピストのいいところ • 2か国からの医療情報収集可能。 (ネットワーク、論文、研究など) • 両国をつなげる人脈で交流ができる。 • 各国のいいところが利用できる。 • 新しいことに対してチャレンジしやすい。 <日韓理学療法の方向> ① 地域密着型のリハビリ ② 開業適法化 ③ 理学療法士の直接評価・診断 ④ 専門理学療法士の拡大 ⑤ 教育期間の延長 外国人セラピストとしての悩み ・言葉の問題 ①漢字 ②方言 ③疾患による発語障害 ・文化の差 ①言い方 ②身体距離 ・外国人としての不信感 ・勉強会での講義の速さ、情報収集能力不足 今後の日韓理学療法の方向 <先進国の最近の流れ> • 世界理学療法士連盟(WCPT)に加入されている 世界73か国の教育過程分析結果 ①卒業単位数が平均175単位で日韓より多い ②世界平均教育期間は9学期で日韓より長い ③1,363校の中 75か所(5.4%)が複合した教科 課程実施。 ④理学療法士の養成機関:日本2番目(246)、 韓国5番目(74) 結 論 • 理学療法士の複合的な役割に対し 理学療法の質的な向上や最新の情報共有、 周辺国の状況や現状を把握する。 • 養成学校教育の改善により質を高め、海外 進出などで周辺国との協力を深め、リードし ていくような世界的に競争力をつけるべきで ある 2
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