通告 - 岩永ひさか

№
1
一 般 質 問 通 告 書
下記の件について、質問いたしたく通告いたします。
2015年
11月20日
多摩市議会議員
多摩市議会議長 萩原
岩永ひさか
重治 殿
質問項目
一 多摩センター地域に新たなグランドデザインを!
~文教地区、学園都市としての魅力で再活性化の道筋を
答弁者
市長
教育長
年
受 平成
付 午前・午後
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* 黒インクまたは黒色の
ボールペンでご記入下さい。
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一 多摩センター地域に新たなグランドデザインを!
~文教地区、学園都市としての魅力で再活性化の道筋を
地方創生、総合戦略・・・一見、地域分権や地域主権が進められているようで、
相変らず、国策の影響は大きいと感じる今日この頃です。とは言え、地方分権から
地域主権への流れを逆戻りさせることはできない時代です。なぜなら、各地方や
地域にはそこに暮らす人々が脈々と築いてきた歴史があり、私たちは既に国策に
よる地域誘導が必ずしも私たちの生活を豊かにするとは限らない事実を学んできた
からです。多摩市ではいち早く、自治基本条例が制定され、
「地方自治は民主主義の
原点」ともされる地方政治のかたちを模索してきました。多摩市議会もまた私たち
のまちの「住民自治」がどうあるべきか討議を重ね、議会基本条例も制定しました。
これらのかたちや仕組みが十分に機能発揮できているかどうかは評価の分かれると
ころだと思っていますが、私は、後退はしていないと考えています。
さて、先日開催された多摩ニュータウン再生検討会議から「多摩ニュータウン
再生方針(最終案)」について、市長に提言が行われました。本会議の委員長を務め
られた首都大学東京学長の上野淳先生は再生方針の趣旨の中で、「これまでの多摩
ニュータウンの50年は、高度成長期も経験しながら、先人の英知・気概・苦労と
ともに‘大量の住宅を供給するまち’を創り上げ、約22万人が暮らす日本最大の
ニュータウンへの成長を遂げた歴史でした。」と述べられています。そして、本方針
は、今後、2020年の東京オリンピックの開催や、2027年のリニア中央新幹
線の開業等の好機を捉えて、多摩ニュータウン再生に向けた新たな一歩を着実に踏
み出し、その後のまちづくりの道しるべになるものであり、今後、私たちが取り組
んでいかねばならない多摩ニュータウンの再生は「歴史的な偉業」であるとしてい
ます。
私も本方針が道しるべとなっていくことを期待しますが、その一方で、歴史的な
偉業を果たしていくための関係者の力をいかに結集していくのか、そしてまた、
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今、現在、ここに暮らす人たちの願いをどう受け止めていくのか、最も身近な
行政である「多摩市」の役割がますます重視されていくのだと考えています。現在
市民懇談会も開かれていますが、各世代にわたるニーズ・要望等の把握もしながら、
丁寧な取組みを重ね、しかし、スピード感も忘れず、進めてほしいと願っています。
私は今回、多摩ニュータウン再生方針では後続プロジェクトとして、位置づけら
れている多摩センター地域の再活性化について、老朽化する生活基盤や住宅の更新
問題に先駆けて、検討してほしいことを提案したいと思います。なぜなら、今こそ、
新たなグランドデザインを描き、今後、予定されている公共施設の更新にもつなげ
て行くべきだと考えるからです。その理由は以下の通りです。
1 パルテノン多摩は多摩市と多摩センターのシンボルとして存続しなければなら
ず、運営形態は別にしても大規模改修をしなければならないこと。
2 桜美林学園が創立100周年記念により設置したいと考えている義務教育学校
の場所について、町田市、相模原市及び多摩市内を検討していたが、多摩中央公園
にある桜美林大学アカデミーヒルズに近い旧西落合中学校跡地を希望するとの
要請が市長に対し行われたこと。
3 上記2に関連し、旧西落合中学校跡地に暫定的に配置されている図書館本館の
移転整備及び文化財収蔵展示場所について問題の解決が必要であること。
4 多摩センター地域は平成14年に業務核都市の指定を受けており、地域地区に
求められているのは知的、創造的な業務機能や文化機能及びコミュニティに関わる
機能を育成することであること。
5 都市機構は平成30年度までにすべて所有する土地処分をしなければならない
ことが決定していること。
6 市内には4つの大学があり、また、中高一貫私立学校も2つ立地していること、
加えて私立小学校も存在していること。
7 豊かなみどりのネットワークとグリーンライブセンター、多摩市教委が取組む
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環境教育を中心に展開されているESDの取組みは「環境未来都市」を考えていく
さきがけであること。
私の十分な知見とは言えない中での考えられる範囲で列挙してみましたが、これ
らの中に多摩センター再活性化の潜在可能性があるように考えています。そして、
現在の総合計画や都市計画マスタープランの中では、どちらかというと「商業・
業務の集積」という観点から語られている多摩センター地域ですが、
「文教地区、学
園都市」としての魅力づくりにも着目し、地域地区の再構成を検討できないかと
思います。何もなかった時代にまずは開発を優先し、まちを整えてきた時代とは
異なり、私たちが今後取り組まねばならない「まちづくり」は一筋縄でいかないこ
とは確かです。多摩ニュータウン再生方針が打ち出され、ニュータウン100年に
向けて、大きく動き出そうとしている今のタイミングを逸してはならないと感じて
います。
そこで、以下質問いたします。
(1)多摩ニュータウン再生方針を具体的に進めていくための今後の体制について
(2)多摩市業務核都市基本構想検討委員会が設置されて10年以上経過している
が、この間、委員会は何を議論し、何に取り組んできたのか。また、今後、取組み
を重ねていく方針であるか。
(3)パルテノン多摩の大規模改修にあたっては、改修後にどのような運営を実施
したいと思うのか、多摩市の方針が大きく問わるが、文化政策の発信拠点である
パルテノン多摩のありかたをどのように考えるか。
(4)先の決算特別委員会に置いて、子ども教育常任委員会では「文化財問題」に
対し、調査を重ね、一定の提言を出しているが、既定路線で北貝取小学校跡地に文
化財展示の拠点を整備する方針を見直しする可能性はあるのか
(5)桜美林学園の義務教育学校設立は「国際バカロレア教育」を導入することに
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なっている。市教委は国際バカロレア教育に対し、どのような見解を持っているか、
また、東京都でも国際バカロレア教育導入がめざされていると伺っているが、今後
の動きはどうなっていくか
(6)今後、まちの将来を決定するために住民自身の意向を直接問う必要性が
生ずる可能性が大いにあり得ると考えるが、常設型住民投票条例についてどのよう
に見解を持っているのか。
【資料要求】
①多摩センターの未処分地の場所、広さ(定期借地にしているところも含む)
②多摩センター地域(住機能許容をしたエリア)の住宅戸数(今後、建設される
予定の住戸も含む)
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