会報PDF(14.7MB) - 岐阜県プラスチック工業組合

第 217号
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福丼県 の 2企 業 を合同 で視察研修
踊機
械オ ン リー ワン技術 を実現
日本海最大 の国際物流拠点 へ 敦賀新港
岐阜 県 プ ラスチ ックエ 業組合 は 6月 3日 、岐阜県金型 工 業組合 と『合 同企業視察研修会』
を開催 した。視 察先 は福 井県 で 『 日本海側最大 の 国際物流拠点 づ くりをめざす敦 賀新港』 と
『世界初 の金 属光造形複合加 工機 を開発 ・ 販売 す る松浦機械製作所』 の 2カ 所。
参加者 は両組合 の50人 、成形加 工 と金型加工 業界 の将来 に大 き く関わ り合 う視察先 だけに
熱心 に見学 し、 また一 行 に各研 究機 関 の参加 もあ り、交流 を深 め る ことがで きた。
敦賀港全体 の取扱貨物量 は、 日韓定期 コンテ
ナ船、続 いて国際 RORO船 、2012年 には 中国 。
金 ヶ崎城跡真下にある敦賀新港
視察研修 の一 行 は、 午前 中 に敦賀市金 ヶ崎城
韓国定期航路 が 開設 され て急 増 して い る。
跡真下 の敦賀港 へ 到着 した。 ここは南北朝時代
に新 田 ×足利軍 、戦 国時代 には織 田軍 が 朝倉 ・
貨 物 量 は新 潟 港 に次 いで 第
2位
ト
昨年 は外貿 。内貿合 わせ 1500万 ンを記 録 し新
浅井軍 に攻 め立 て られ敗走 した と伝 わ る。
研修 は最初 に管理会社 の案 内で金 ヶ崎 の敦賀
潟港 に次 ぐ日本海側第 2位 の実績 をあげ た。外
港 コ ン テ ナ ヤ ー ド、 さ らに隣接 す る鞠 山地 区
貿 は26%で バ ル ク船 に よる石炭 ・ セ メン トの輸
17.6Mを 埋 立造 成 した敦 賀新港 の港湾施設 を見
入、コン テ ナ 。RORO船 で は 液 晶 ガ ラ ス・繊
学 した。説 明 に よる と 「2008年 に水深 14傷 、全
維製 品で輸 出入 は半 々。 内貿 の74%は 大半が ト
長 280イ 万の 岸壁 と第 1バ ー スが 完成、鞠 山南地
ラ ックに よるフェ リー貨物 (野 菜、果物、畜産
区多 目的国際 ター ミナル として供用 開始 した」
物 )残 るは RORO船 に よる トラック貨物 で 、
ばか り。 2009年 には第 ニ セ クター方式で 『敦賀
バ ル ク船 に よる石灰石 や非金属鉱物 も扱 う。
港 国際 ター ミナル卸 』 を設 立 、港湾管理 や貨物
敦賀港 の 内貿定期航路 は新 日本海 フェ リー と
ー トセール ス)関 連用地 へ の企 業誘致
近海郵船 の 2社 が運航、北海道 14便 は じめ年 間
1000万 ト
ンも扱 ってい る。外貿 の定期航路 はサ ン
集荷
(ポ
な ど各種 の事業 を展 開、業績 をあげ て きた。
国際 コンテナヤー ドの30ト ンガ ン トリー クレー ン
-2-
フェ リー ター ミナルで敦賀新港の説明 を聞 く
スター ライ ン な ど 4社 で 、韓 国定期航路 は週 5
ら日本海側、 と くに と陸路 を代表 す る人 とモ ノ
便。太平洋側 な ら 2∼ 3日 かか るのに、 この航
の交流拠点 で した」 と前置 き し、
路 は輸 出入 とも最 短 1日 。 中国航路、東 南 アジ
「敦 賀一大 垣 間 は77キ ロの距 離、南海 トラ フに
ア、欧米 へ の貿易 は釜 山経 由 の トランシ ップ な
備 えた代替 ・補完港 として検討 してほ しい。東
し。小 口混載貨物 サ ー ビスは名古屋 のセ イノー
日本大震 災 では 日本海側 の港湾 が い ち早 く役割
ロジ ックスが 開始 、輪送体制 を広げ てい る。
を果 した事例が あ ります。1月 にはカナダの 自
ト
ン
災害 に備 えて試験寄港
動車運搬船
(6万
災 害 時 の 代 替 ・ 補 完 港 と して …
)が
したばか りです。福井県では荷主 。物流業者 向
詳細説明は港湾設備 を一望できる新 フェ リー
ター ミナルで行われ、関係者は 「敦賀は古来か
けに助成制度 を設 けてお り、平 時 か ら敦賀港 を
活用、経費 を見 直 しては …」 と呼びか けて いた。
「マ シ エ ング技術 と光造形技術 を複合 させ た」
福 丼 の北 に あ る松 浦 機 械 製 作 所
午後 の視察研修 は福井市北、漆原 にあ る閉松
浦機械製作所本社 工 場。北陸 自動車道 の福井北
ICを 降 りR8号 線 を北上 した ところで、国重
文 の天 守閣 を もつ 丸岡城 や福井空港 は近 い。
到着 した一 行 は最初 に 3階 建 て本社 ビルで 、
上 村総務 ゼ ネ ラル マ ネージ ャーか ら 「企業 の生
企業 の生 い立 ちや 製品 の変遷 を聞 く―行
い立 ちや経 営方針」続 いて漆 崎
凸
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営業技術 ゼ ネ ラル マ ネ ー ジ ャー
か ら 「主 力製 品 の マ シ エ ング セ
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ン タや金属光造形複合加 工機 の
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研究・設計部 門が入 る本社 ビル
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-3-
さらにク リーンルームで精密研削加工 し組立てる
主軸工程の回ボ ットシステムを見学する一行
変 遷 と機 能 」 を聞 い た。 二 人 は 「会社 はやが て
産現場 が一 体化 し「品質 の高 い ものづ くり会社 」
創 立 80年 、技 術 部 門 を重視 しオ ン リー ワン技術
へ と変 身、急成長 を遂げ て きた。
本社 工 場
を 目指 して きた歴 史 で す 」 と口 を揃 え る。
(他
に武生 工 場 )は 総面積 1万 5千
平方 傷、組立 工 場 2棟 、加 工工 場 2棟 に塗装 工
場、開発 。研究部 門 が入 る本社 ビル の計 6棟 か
生 産 現 場 に 86人 の 検 定 合 格 者
松 浦機械 の従業員数 は296人 (平 均年齢 40歳 、
平均勤続年数 17年 、女子 26人 )の うち 「72人 が
らな る。見学 の一 行 50人 は 4グ ループに分 かれ
て説明 を聞 いたが 、「工 場 内 も、写真撮影 も自由
技術部 門 の エ ンジエ アで 、機械 。電気関係 の設
に…」 と、開放 的な経営姿勢 に加 えて整然 とし
計 は もちろん ソフ トウェア開発 や次 世代技術 の
た生産現場 に、 まず感心 させ られ た。
研究 開発 に取 り組 んで きた」 と話 す。
一 方、 ものづ くり現場 には 1級 マシエ ング セ
ン タ検定合格者 31人 をは じめ、 フライス盤、旋
6カ 国 に代 理 店 設 け 71%輸 出
事業は 「マシニングセンタ」「金属光造形複合
3本 柱 。 主
盤、研 削盤 な どの検定合格者延 べ86人 を配置。
加 工 機 」 「CAD/CAMシ
さらに特級機械加 工 9人 と 3人 の職業訓練指導
力 の マシエ ング セ ン タは立形 、横形 、5軸 制御 、
員 が 、現場指導や新人教育 に 当 た る。
5軸 複合、 さらに リエ アモ ー タマシンな どを相
ス テ ム 」の
創 業 当初 は旋盤 や フライス盤 の単能機 生産 に
次 ぎ開発 して きた。工場で はセ レク トした 19機
留 まって いたのが 、 1974年 に マシエ ング セン タ
種 を加工 ・組 み立 て、全 体 の71%を 輸 出 して い
の生 産・販 売 を開始 して 以来、研 究 。開発 と生
る。海外進 出 は 1975年 か ら始 ま り、今 日で は 6
部品は小物、大物 に分 け機械加 工 エ リアで加工
完成間近 い大型 マシ ニ ング センタの組立 エ リア
-4-
世界 レベルの安全装置を備 えた新型 マ ニ シング
力国 に展示 や ア フターサー ビス を行 う代理店 を
て造 形 →焼結造形部分 をエ ン ドミルで 高速切 削
一R¨
¨
■一
辮一■輝ザ憮鷺繭轟織
本社 ビル 内テ クニ カル セン タの展示デモ施設
設 け、 これ まで 1万
6千 台輸 出 した。
加 工 → これ を幾度 も繰 り返 し製 品が完成 す る。
精度 は マシエ ング加 工 と同 レベルの寸法精 度 。
マ シ エ ング と同 等 の加 工 精 度
面粗度 を もつ ことか ら、金型加工 だけで な く、
成形加 工 や金型 業界 の 関心事 は、新方式 の 3
Dプ リン タ・ 金属 光造形複合加 工機 。漆崎 ゼ ネ
ラル マ ネージ ャーは 「マシエ ング技術 で培 った
3次 元造形物 、中空 。3Dメ ッシ ュ、 自由曲面
との一 体造形 も可能 とい う。
先駆 けは2002年 に生産 。販売 を開始 した金属
高速 ミリング加 工 技術 と積 層造形技術 を複合 し
光造形 複合加 工 機 (M― Photon
25)で 、 その
た世界唯 一 のテ クノ ロジー」 と誇 る。
後 、進化 し2007年 に 「LUMEX― Avance-25」 が
加 工 原理 (下 の 図表 )は 、3次 元 システムで
誕 生 した。新 機 種 は今 春、 3Dプ リン タ先 進
金属粉末 (鉄 系、 チ タ ン系、 ステンレス系 )を
国 。米国 で も販売開始、 オ ン リー ワン技術 は マ
ス キ ー ジ ン グ → レー ザ ー加 工 で 10回 繰 り返 し
シニ ング セン ター 同様 に世界市場 へ 歩 み始 めた。
1::::
開発 の歴 史や技術 を説 明す る漆 崎 マ ネ ージ ャー
-5-
関心集 めた光造形複合加 工 機 の展示 コーナー
平静化 した射出成形 の技能検定実施
実技受検者 は 1級 32人 2級 56人
新 しい照明設備 の もと技能 士 めざす
工 業組合 が 県職 業能 力開発協 会か ら受 託 す る『平成 26年 度 プ ラスチ ック射 出成形 作業』 の
実技検定 を 6月 17日 (火 )か ら22日 間、県産 業技術 セン ター で実施 した。受 検者 は 1級 32人 、
2級 56人 、前年度 に比 べ て減 少 したが、受検者全員が検定会場 の新 しい照明設備 の も と、よ り
高 い技能 士 資格 をめぎ して挑戦 した。 続 いて 7月 28日
さらに 8月 24日
(日
)の 学科試験 を経 て10月 3日
1級 2級 と も に 減 少
(金 )に
日
し平 静 化 す る
(月
)か
ら 2日 間 の実技採 点審査会、
合格者 の発表 が あ る。
(水 )ま
での土 、 日、月 を除 く22日 間、 主 と
して午前 中 に 2級 、午後 は 1級 に振 り分 け、1
今年度 のプ ラスチ ック射 出成形作業受検者 は
日 4人 ず つ検定 を実施 した。
組合 員企業、員外企業、個 人か ら学科 。実技合
わせ て98人 にのぼ った。 この うち実技受検者 は
88人 で 、1級 32人 (学 科 と実技 11人 、実技 のみ
21人 )2級 は56人 (学 科 と実技 38人 、実技 のみ
18人 )が 取 り組 んだ。 1級 、2級 とも前年度 に
比 べ てやや減少 し、射 出成形作業 の検定事業 は
平静化 した。
受検者減少 の原 因 は リー マ ン・ シ ョック時 に
金 型、電 機 、 自動 車 関
連業界が 一 時 的 に新規
採 用 を見送 った後 遺症
とみ られ る。減 少 は 員
外企 業 で めだ ち、 組 合
員企 業 は例 年 並 み の 受
検水準 で あ った。
検 定 は 22日 間
1日 4人 取 組 む
実技検定 は例年 どお
り日精、住友の射出成
形機 2機 を使用 し6月
17日
(火 )か
ら 7月 23
金型取 り付 け時は危険が ともない要注意。上 は検定開始 に先立 つ説明
-6-
検定問題 は全 国共通 で 1級 は 『 2種 類 の熱可
個 を製作、提出 した。
塑性樹脂 を用 い箱状 の成形 品 を製 作 し、成形収
縮率計算票』 を作成 した。標 準時間 は 3時 間 10
成 形 条 件 の 記 入 や 持 出 し禁 止
分、打 ち切 り時間 は 3時 間40分 。樹脂 はポ リス
検定開始 に先立ち検定委員が検定主旨を説明
チ レン とポ リカーボネー ト合計 11キ ロ以内を使用
した後①検定時間②危険防止③金型冷却回路④
し、指定 のケー ス を各40個 製作、提 出 した。
ウェスの使用方法⑤ メモ用紙 の使用方法 と成形
2級 は 『指定 され た 2種 類 の熱可塑性樹脂 を
条件 の記 ヽ持ち出し禁止⑥材料 の払 い出 し⑦樹
用 い て箱状 の成形 品 を製 作 し、成形 品 の寸法 を
測定』 す るのが 課題。標 準時間 は 2時 間30分 、
脂使用量 ―などの注意事項を説明 した。 とくに
「クレーン操作時のヘル メット使用」 を呼びか
打 ち切 り時間 は 3時 間 で 、樹 脂 はポ リスチ レン
け、安全靴着用を確認 した。
とABS9キ ロ以 内を使用 し、指定 の ケー ス各 20
受検者 は成形 開始 の合図 とともに温度、射出
速度、射出時間など、成形 開始 の起動条件 を設
定 し、 クレーンを使 って金型 を取 り付けた。
受検者は成形不良対策 に苦心
一 方、検定委員 ・補佐員 は 「ク レー ン操作 は
「成形機 の安全扉 の開閉
正 し く安全 に行 ったか 」
は確 実 か」「消耗 品や 工 具類 は正 し く使 われ た
か」などの作業態度 を減点方式で チ ェ ックした。
受検者 は成形 開始後、要所 で戸惑 うケー ス も
あ り、検定委員 の 目が光 った。苦心 して いたの
はやは り成形不良対策で①充填不 良② ウェル ド
マー クの適正化③成形圧力 による変形 ―などで、
射出速度 や圧力を上げた り下げ た り、幾度 もチ
ェックを繰 り返 した。また、1。 2級 とも 2樹 脂
を使用す るため、
樹脂替 え時には発生す るモチ
成形 条件 を設定 して樹脂 を投入、成形 開始
ロスやパージ材 ロスを手の平状 にし、 さらに成
1級 受検者 は PSと PC樹 脂 を各40個 製作
2級 受検者 はPSと 見分 け易 いABS各 20個 製作
-7-
形不 良品 も即 。再 生 原料用 に分別 回収 した。
受検者 は 1級
2樹 脂 で各 40個 、 2級 は 2樹 脂
で各 20個 成形 し、 それぞれサ ンプル成形 品 を加
合格者 の発表 10月 3日 (金 )に
実技検定 の後 は 8月 24日
(日
)に 全 国統 一 の
えて 1級 は計算 票 を作成 、 2級 は寸法 を測定、
学科試験 を経 て 10月 3日 (金 )に 合格者 の発表
用紙 に記入 して提 出 した。
が行 われ る。
検定委員 ・ 補佐員が集 ま り採点審査会 長奮皇胃皇X
に終 了、7月 28日 と29日 に産 業技術 セン ター講
堂 で採 点審査会 を行 った。審査員 は検定委員 。
補佐 員 (20人 )と 職業能 力開発協会担 当者 で構
成 、開始 に 先 立 ち児 玉 栄 一 工 業 組 合 理 事 長 が
「工 業組合 は企 業 の技術者 。技能者養成 を促進
し、 プ ラスチ ック成形加 工 業界 の技術 レベ ル 向
上 を図 ってい る。 技能検定事業 はその重 点事業
なので、検 定委員 ・ 補佐 員 の方 々に一 層 の協 力
をお願 い した い」 とあい さつ した。
採 点審査 の対 象 は 1級 32人 、 2級 56人 の合計
88人 が 製作 した箱 状 プ ラスチ ック成形 品で 1級
2560個 、2級 2240個 に ものぼ った。 このため審
査 台 に乗 せ た成 形 製 品 を コンベ ヤー方式で滑 ら
せ なが ら、受 検者 ご とに審査採点 した。
審査 は検定委員
補佐員 が一 列 に並 び、判定
項 目順 に充填不良、割 れや ひびの有無、 自化、
バ リ、 銀 条、 さ ら │こ は
光 沢不 良、 ウェル ドラ
イ ン、 フ ロー マー クの
有 無 な ど20項 目を審査
し採点 した。
この 採 点 票 は、実 技
検定時 に検定委員 ・ 補
佐 員 が チ ェ ック した作
業 動 作 26項 目、作 業 態
度 13項 目を加 えて実 技
検 定 の 合 否 とし、 さ ら
に学 科試験 の結果 を合
わせ て検 定合格 者 が 決
検 定委員 ・ 補佐員が一堂 に集 ま って開いた実技検定採点審査
-8-
め られ る。
ヽ
0項 目 を採 点
受検 者 の成 形製 品 を審 査 台 に並 べて 2
プ ラスチ ック射 出成形 の実技検定 は 7月 24日
検 定 会場 に
省 エネ型 の
L VD照 明
成形機 の知 識 と操作 を説 明
希 望 者 には技能確 認講 習 も
技能検定時の トラブル防止で実施
工 業組合 は実技検定 に先立 ち県産業技術 セン
◎検定会場は水銀灯か らLVD照 明に◎
ターで、 6月 2日 か ら 6日 間 『成形機操作説 明
会』 10日 か ら 4日 間 『技能確認講 習会』 を開催
工業組合が要望 していた検定会場 の施設改善
した。説 明会 は検定 時 の トラブル 防止や成形機
で『新照明設備』が実現 した。新照明は水銀灯
の熟知 が 目的で、全員参加 の もとに知識説明 と
に代わ る 2基 の『 LVD照 明設備』で①発熱少
実技説明 に分 けて実施 した。
な く消費電力 7割 を削減す る省 エネ光源②瞬時
に点灯 し待機時間が無い③照明 にムラ無 く、 目
知識説明会の内容は①受検時の留意事項②成
に優 しい一などの多 くの長所 を持 ってい る。
形条件 とその他③成形材料 とクレーンの取 り扱
新照明設備 は古河電工の超微細発泡反射板『M
い④ 日精 ・ 住友の成形機取 り扱い一がテーマ。
実技説明は10グ ループに分けて成形機の操作を
CPET』
説明したが、参加者は本検を目前 に真剣な表情
空成形技術を駆使 して大型シェー ドを完成、熊
で説明 を聞 い ていた。
本の電器会社が無電極ランプと合体し商品化 した。
を工業組合員 のパール化成品側が真
受検 時 の 留意事項 で 講 師 は 「前年度 の
合格率 は 1級 32.6%、
2級 は37.1%で 、
前 々年 に比 べ てか な リダ ウン して来 てい
る。 日頃 の実 力 を発 揮 し、一人で も多 く
合格 してほ しい」 と激励 した。
技能確認講 習会 は希望 した受講 者 を対
象 に実施 した。企 業 で使用 す る機種 と検
定機種が異 な るこ とか ら、実機 で成形 作
業 を行 い、操作 ミスや検定 時間 の ロス防
止 を 目的 に技能 を確認 した。 費用 は実費
成形機操作説 明会 に出席 した今 年度 の 受検者
で受検 に不安 を もつ24人 が 参加 した。
ブ ロー成形 な ど後 期技能検 定 の 申請受付
9月 8日 か ら10月 3日 まで。その他 関連職種 も
平成 26年 度後期技能検定 の実施要領 が ま とま
り、工 業組合事務局 は 9月 8日
(月
)か ら10月 3日
型製作作業 は見送 られ た。
その他 関連職種 では、特級 の 『プ ラスチ ック
成形』『機械検査』また 1級 、 2級 では『機械検
(金 )ま で受検 申請 を受付 け る。
工 業組合 が 実技検定 を受託 す るのは 『プ ラス
査 』『機械・プ ラ ン ト製 図』 3級 では 『プ ラスチ
チ ック成形 ブ ロー成形作業 』 の 1級 と 2級 で、
ック成形射 出成形 作業』
『機械検査』な どが予定
日程 は後 日連絡 とな る。プ ラスチ ック成形用金
され、工 業組合事務局 で も申請 を受 け付 け る。
-9-
県情報技術研究所・講演会 と研究成果発表会 を開催
講 演 「省 エ ネ推進 は社会 的な評価 に もつ なが る」
岐阜 県情報 技術研 究所 と岐阜県 工 業会 は 6月 24日 、 アネ ックステ ク ノ 2で 『省 エ ネ技術講
演会』 と『研 究成果発表会』 を開催 した。講演 は省 エ ネル ギ ー セ ン ターの坂井 忠志専 門員 が
「工 場、事 業所 におけ る省 エ ネの進 め方 」 を解説、研 究成果 の発表 は平成 25年 度研 究事業 か
ら 「生産 性 向上 に資 す る射 出成形 スマー ト金型 の開発研究」 など 3テ ーマが 選 ばれ た。
プ ログ ラムは役割分担 を決 めて実施、定期 的
省 エ ネは最適 な経 営のテーマ
にチ ェ ックし、新 たな課題 は改善 ・ 改 良す る。
省 エ ネの進 め方 を講演 した坂井忠志 さんは エ
チェックポイン トは①設計 と運用 の間にはロス
ネル ギ ー使用合理化研 究事業 の専 門員 で 、省 エ
が潜む②昔からの ことは疑 う③停止することが
省 エ ネ メ リッ トは 「エ ネル ギ ーの有効利用、
最大の省 エネ④空調や照明は改善の余地が大き
い⑥小型化や高い効率機器への更新一など。大
地球温暖化対策、法 の遵 守 に始 ま り、企業 に と
切なことは 「効果 を検証、見直 し、必ず省エネ
っては生 産 コ ス トの削減、企 業 の社会的 な評価
量 と効果金額 を確認」することである。
ネ対 策 の具体 的事例 を紹介
(写 真下 )し
た。
に もつ なが る」 とし 「省 エ ネは売上 ア ップ と同
金型内部 の樹脂流動 を可視化
じ効 果 を生 む。例 えば 年 間光 熱 費 が300万 円 と
研 究成果 を発 表 した 3テ ーマの 中 で、成形加
して 10%の 省 エ ネ削減で 30万 円 の利益」 を生 む。
30万 円 の利益 を上げ るには 1500万 円程 の売上増
工 業界 と関連 す る 『生産性 向上 に資 す る射 出成
が必 要 とな るので 「10%の 省 エ ネは 1500万 円 の
形 スマー ト金型 の開発』 を次 に紹介 す る と。
産業技術 センター と『ぎ ふ成長産 業強化 プ ロ
売 上増 」 と同 じ こ とにな り “
省 エ ネは最適 な経
営 テ ーマ"と 考 えてほ しい。
省 エ ネ 量 と効 果 金 額 の 確 認 を
その省 エネ活動の進め方はやは り①エネルギ
ジ ェク ト』 を組 んだ共 同研 究 テ ーマで 、情報研
は樹脂 の流動解析 を担 当 した。具体 的 には炭 素
繊 維 強化樹 脂 成形 時 の金 型 内流 動 解 析 を コン
ピュー タで シ ミュレー シ ョン した。
ー使用実態の把握② エネルギー管理体制や規定
さらに射 出成形機 に よって成形加 工 した際 の
などの整備一からスター トし、省エネ推進の目
観測結果 とシ ミュレーシ ョンを対比 した。研究
的 と目標、改善計画プ ログラムを設定する。
では ウェル ドライン発 生 箇所 とフ イラー配 向、
圧 力 ・ 温度変化 、樹脂到達時間 を評価項 目 とし
て比較 した。 この結果、 金型 キ ャ ビテ イが流動
樹脂 で充填 され る様子 や充 填 ・保圧 プ ロセスの
過程 で樹脂 が 冷 めてい く様 子 は概 ね妥 当 だ った。
ウェル ドライ ン近傍 の フ イラー配 向 には差異が
認 め られ た。金型 内部 の樹脂 の流れ が可視化 で
きたので、生産 プ ロセスヘ の効果 的な組込 み方
法 などが今後 の課題 で あ る。
10-
工 業組合 は 『プ ラスチ ック成形 初任者研
修 会』 の参加 希望者 を募集 す る。 費用 は実
8人 を予定 して い る。
工 の基本 か ら成形 時 の安全知識 まで よ く理
新 し く就職 した人 材 の育成 と定 着 が 目的 で 、
解 で きた」「予備知識 が無 い状態 で参加 した
成形 に関 す る基礎 知識、 さらに成形 機 を操
が、これで基礎知識が得 られ た」 吹日識 も 1
作 し成形 。加 工か ら不 良成形対策 まで、知
日、実技 も 1日 、ほぼ理解 で きた」「疑 間 に
識 と技術 を体験 して もらう。
感 じて いた成形条件 の設定方法 が よ く判 っ
研 修 日は H月 を予定 してお り、 1日 は全
員参加 の 知識講 習 を行 い、産 業技術 セ ン タ
ーの射 出成形 機
2機 を使用 し、1日 2人 ず
た」な ど、研 修 会 参加 で プ ラ ス チ ック成 形
昨年 の初任者 研修会 から
費 で 、募集 は先 着順
へ の理 解 が深 まった よ うだ。
また会社 の一 員 としては 「企 業 の現場 で
は判 らなか った技術 。技能 を知 るこ とがで
きた」「成形加 工 は材料特性 が重 要 なカギ と
つ成形技術 を習得 して もら う。
「次 は 検 定 に 挑 戦 し た い 」
判 った。会社 の作業 に活用 した い」「成形作
初任者研修 は平成23年 か ら毎年実施、3
業 でダ メな理 由、大切 な理 由が 判 った」など
年間で20人 に射出成形技術 を身に付けても
らった。研修後 のアンケー トでは 「成形加
か ら 「次 は検定 に挑戦 した い」 とい う意欲
的な ア ンケー トもあ った。
関係者 を招 いて意見交換 した後、集約 し、 国 ヘ
の要望事項 として ま とめ提 出す る。
名古屋 市 に 4県 代 表が集 まる
010月 24日 か ら4日 間、県発明 くふ う展開 く○
中部 4県 のプ ラスチ ック成形加工団体 は 9月
19日 、名古屋市 で 『中部地 区業界 団体 懇談会』
岐阜県発明 くふ う展実行委員会 が主 催 。運営
す る 『発明 くふ う展』 は マー サ21で 開催 され る。
を開催 す る。 4県 下 のプ ラスチ ック成形加工団
体 が 毎年持 ち回 りで開催 して い る業界連携活動
で 、平成 24年 は岐阜県、 25年 は富 山県 が 担 当 し
た。参加者 は 中部 日本 プ ラスチ ック製 品工 業協
会 を中心 に愛知、岐阜、石 川、富 山 4県 の代表
岐阜県 のプラスチ ック
2014年
第 217号
平成 26年 9月 1日 発行
発行 岐阜市六条 南 2丁 目H番 地 1号
(岐 阜産 業会館 4階 )
電話 (058)
者約 20人 を予定 して い る。
FAX (058)
懇談会場 は名古屋 国際 ホテルで 、懇談会 に先
立 ち トヨ タ産 業技術記念館 で 見学会 を開 いて交
流 を図 る。今 年 の懇談 テ ーマ は、経済産 業省 の
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272-7173
2 7 6 - 1 5 2 5
岐阜県 プ ラスチ ックエ業組合
発行責任者
岩津
文子
中小企業庁
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中小企業庁 広報室 03Ⅲ 3501‐ 1709
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日本ポリプロ株式会社
〒108-0014 東京都港区芝 4丁 目14番 1号 TEL03 6414-4500
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今 夏の電 力 需給 は、中部 及 び西 日本 全体 で、電 力の安 定供 給 に最低 限必要 とされる予備 率 3%を
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含1犬 況となつています。
乍夏よりも,F常 に厳しい需糸
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【
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原則として、中小企業 *及 び年間のエネルギー使用量 (原 油換算値 )が 、100kL以 上 1′ 500kL未 満の
オ中小企業とは、中小企業基本法 C規 定さrtて し、
る事業 者 .
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1運 用改善面」
での節電・省エネ方法
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節電診断】 一般財 団法人省 エネルギーセンター 内 節電診断 コンソーシアム事務局
f節 電診 lll]ン ソーシアム」
は、一般財 団法 人間西電 気保 安協会と一般財 団法 人省エネルギーセンターt〔 運営されています。
Emalllsetsuden@eC● .Or.jp
【
省エネ診断】 一般財団法人省エネルギーセンター 省エネ診断事務局〒460-0002
Emalliene@ecc」
名古屋市中区丸の内三丁目23番 28号 イトービル5階
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TEL(052)232-
● 一般財団法人関西電気保 安協会
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TEL 03-5543-3016 FAX 03-5543-3021 -般 財団法人
〒 104-0032東 京者β中央 区八丁堀 3-19-9ジ オ八丁堀
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やり、洗軍な どまだまだたくさん活用轟来ます。
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社 〒503-2393岐 阜 県 安 八 郡 神 戸 町 末 守 377-lT[L〈 0584〉 27-4141
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3 7 7 -l TEL(0584)27-4992
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