「首都高中央環状線山手トンネルウオーキング」寸描 永友散歩 2015.03.01 矢 嶋 首都高中央環状線で唯一残っていた未開通区間(大橋 JCT~大井 JCT 間 9.4km)が 3 月 7 日に開通 するのを記念して新たな開通部分の山手トンネル(高松入口~大井 JCT 全長 18.2km、ちなみに関越ト ンネルを抜いて日本最長の道路トンネル)を車より一足早く歩くイベントが 3 月 1 日開かれた。なかな かの人気で一般応募では参加が困難であったとのことで青山君が地元優先枠でゲットして呉れた参加権 でめったに体験できないまっさらな高速道路を徒歩で通るというウオーキングを楽しんだ。 行 程 :14:40 「タリーズコーヒー五反田西店」集合→(東京マツダ五反田店前へ移動)→15:00 首 都高“五反田入口”から山手トンネルへ→山手トンネルウオーキング→“五反田出口”から地上へ→ (一行はバスとタクシーで青山宅へ 大変なご馳走を戴きながら大いに談笑後 20:30 過ぎ解散したとの こと) 参加者 : 青山、青山(輝)、浦野、河野、佐藤、白井、星野、矢嶋 矢嶋は新宿での昔の仕事仲間との飲み会予定がありコース途中から一行と別れ先行し地上へ生 還(16:30) 青山夫妻に全てをおんぶにだっこの楽しい一日でした、有難うございました トンネル平面図&トンネル断面 コースは“五反田入口”から入り内回り線を大橋 JCT 方向に900mほど歩き非常用連絡路をくぐって反対車 線を引き返し“五反田出口”で地上に戻るおよそ2.8 km である。トンネル内では距離感が狂ってしまうの か、途中で係りの人に「いまどの辺り?」と聞くとたっ た 200m しか来ていないという、もう半分くらい歩いた のではないかと思っていたのに意外であった。この後の 予定がある私は、ここで一行と別れ先行することにし た。コース距離は 2.8km だというが私の歩測では入口か ら出口までおよそ 4km もあった。出入路の斜路部分やト ンネル内であっちへ行ったりこっちへ来たりなどを入れ るとウオーキング実距離は4kmは十分あったと思われ る。 トンネルは泥土加圧式シールド機(直径 12.3m)で掘 削された掘削断面積100㎡を超える大断面 2 車線トン ネルである。 オール75歳のグループは我らだけ? 参加者は約 1 万4千人(主催者発表)と新聞記事にあ った。JR 五反田駅から集合場所(東京マツダ前)へ向 かう道はそれと思しきグループが塊になって歩いて行 く、要所要所に案内人が立っていて迷うことは無い。 さてトンネル内は写真のごとくデモ行進状態。若いカ ップルや小中学生を連れた家族が多く、高齢者も混じっ ているもののわれらオール75歳団体を見かけることは ついに無かった。 供用開始後、走行する自動車内からは見ることが出来ないいろいろな(特に防災関 連)設備をまじかにしっかりと見ることが出きた。 換気用ジェットファン 換気ダクトが無いのでこの区間 は縦流式換気、トンネル頂部に 吸排気を流し右写真の換気塔で 地上に排・吸気する。 換気塔 高さ40m 位ありそ う。地元住民の反対を受けるこ とが多い構造物である。山手ト ンネルの北側部分椎名町中野付 近では当時かなりの地元住民の 反対運動があったと記憶してい る。 内回り線と外回り線をつなぐ非 常用連絡路が約350m置きに 設置されている。 消火設備は約50m 置きに設置 されている。後方手すり部分は 点検・監視用通路 非常電話機(約100m置き に設置) スピード測定器 火災検知器が25m置きに設置 されている。 外回り線 大橋 JCT 方向を望む。 車も人もいない山手トンネルの静謐な空間は、今限り!! およそ4km のトンネル内を完歩した元気な面々 ついで乍ら、星野君が「リニア新幹線の試乗会に当たった!」とニコニコしていた。私も営業運転の リニア新幹線乗車はまず無理だとあきらめ、せめて試乗体験してみたいと思って応募したのだが見事抽 選はずれ、星野君が羨ましいね!試乗した感想を聴かせてね。 本日の私の歩行数はドア to ドアで1万8千歩およそ10km を超す距離、地上に出てからタクシーで 最寄り駅に向かおうとしたのだが、タクシーがなかなか捉まらないので、五反田駅まで更に 1.5km も歩 いてしまい近ごろにない長距離歩行記録となった。さすがに疲れた。
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