平茂27年9月11日(金) 同時資料提供先:合同庁舎記者クラブ 中国地方建設記者クラブ 広島県庁県政記者クラブ 広島市市政記者クラブ 広島高速道路公社 保 全 課 長 河村 洋治 課 長 補 佐 楠見 敬二 TEL:082-508-6822 広島高速3号線高架橋における落下物事故について 平成27年8月27日に判明した,広島高速3号線に係るコンクリート片落下事故を受けて,事故が発生した橋 脚と同時期に施工した広島高速3号線の仁保 JCT~宇品 IC 間にある橋脚の緊急点検を実施しました。 1 緊急点検の内容と対象 内 容:近接目視,触診,打音 対 象:広島高速3号線(仁保 JCT~宇品 IC 間:L=約2.6km)の橋脚(コンクリート製)天端 点検実施区間① 本線橋(マツダ内) 23基 (8月28・29日点検実施) 点検実施区間② 仁保 JCT 橋 20基 ( 点検実施区間③ 本線橋 〃 2基 ( 8月31日点検実施 宇品ランプ橋 計 ) ) 14基 (8月31日,9月1~7日点検実施) 59基 2 緊急点検の結果 ・点検実施区間①の P20橋脚天端で,事故発生箇所と類似したコンクリート部の損傷(欠損跡)1箇所が確 認されました。 ・類似した損傷ではないものの,表面モルタルの浮きが5箇所に確認されたため,緊急措置としてこれを除去し ました。 ・現時点では,橋りょう建設時に使用した仮設アンカー(橋脚天端上)の発錆により,この箇所のコンクリート 片が剥離し,台風の強風により高架橋の下に落下したものと推測しています。 事故発生箇所 P22 橋脚 類似損傷箇所 P20 橋脚 鋼製橋脚区間 点検実施区間③ 本線橋 2基 宇品ランプ橋 14 基 点検実施区間① 本線橋(マツダ内) 23基 点検実施区間② 仁保 JCT 20 基 3 今後の対応 ・今後、日本橋梁建設協会の協力を得て,当該損傷の発生原因を究明してまいります。 ・点検範囲を広島高速2号線,広島高速3号線(宇品 IC~吉島 IC),広島高速4号線の橋脚天端に拡大した上 で,コンクリートの浮き・剥離等の危険性がある劣化部分があった場合の除去・補修等,必要な措置を講じて まいります。 ・これらの点検結果等を踏まえ、今後の対応を検討してまいります。 事故発生箇所(P22橋脚) 海田側 廿日市側 仮設アンカー 剥落コンクリート片(7~8㎝×3㎝) と損傷箇所の整合確認状況 事故発生箇所と類似した損傷箇所(P20橋脚) 仮設アンカー P20 橋脚 欠損箇所 8 ㎝×8 ㎝×1 ㎝ 表面モルタルの浮きの除去 除 去
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