自立している方のための 尿失禁パッドの種類と選び方

自立している方のための 尿失禁パッドの種類と選び方 某ドラッグストアーにて 1.種類 生理用バッドで代用している方もありますが、尿失禁パッドの方が尿もれに
は優れています。生理用パッドは 『べとべとした血液』を吸収しやすいよう
に工夫がしてあり、尿失禁用パッドは『さらさらした尿』を吸収しやすいよう
に工夫してあるのです。 尿失禁用パッドの方が生理用パッドよりも優れている点は 1尿を吸収しやすい。 2肌触りもよい。 3臭いもしにくい。 です。尿失禁パッドの形状も尿吸収量も微量用から長時間用まで様々です。 1.高齢者または介護用 2.自立している方用 下着タイプ ライナータイプ おむつタイプ ナプキンタイプ パッドダイプ パッドタイプ 1
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2.自立している方の尿失禁パッドの決め方 ・・・まずパッドの吸収量を決める まず自分の失禁量のおよその見当をつけます。下着がちょこっとぬれる程度で
したら10ml 以下、女性の一回排尿量は200から300ml ですからそこから
およその検討をつけます。 全く見当のつかない人は失禁量を測定するのもよいでしょう。使用前のパッ
ドをラップに包み、ラップごと乾燥重量を測定します。それを実際に使用し失
禁したあと、パッドを同じ大きさのラップに包み重量を測定し、乾燥重量を引
き算して失禁量を出します。ラップに包むのは尿が量りにつかないようにする
ためです。 実際の失禁量に就寝、旅行、映画、仕事などすぐトイレに行けるかどうかな
どいわゆる『安心量』を加えて使用する失禁パッドの吸収量を決めます。吸収
量をきめたら下表から自分にあいそうなパッドをさがします。詳しくは尿失禁
量別パッド一覧表をご覧下さい。長さ、幅、薄さ、形状(羽つき、ギャザーつ
き)、香り、価格、近所で購入できるかどうかをもとに商品を選びます。よく検
討したい人はメーカーの HP をみてください。薬局では介護用品か生理用品コー
ナーに置いてあります。 実際にパッドを使用し、失禁してないときの使用感、肌触り、失禁したとき
にパッド外にまでもれなかったか、尿臭や逆流がなかったか、さらさら感が残
っていたか、破棄しやすいかなどを確認し、不具合なら他を検討します 3.尿失禁用パッドの種類 l
下記に代表的なものをあげます。基本的に介護用は除き、一人で外出でき
る人のためのものを掲載しています。 l
形状は基本的には生理用パッドと類似しています。羽やギャザーがついた
ものもあります。 l
ライナータイプは薄くめだたないタイプですが、ライナー、ナプキン、パ
ッド各タイプはメーカー自称によるもので明確な区別はありません。 l
同一メーカーでも生理用品と介護用品のそれぞれ異なるブランドが尿失禁
用パッドを作っているところもあります。 l
多量用の尿失禁パッドは生理用より高価ですが、少量用は安価なものもあ
ります。 2
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l
医療費控除は寝たきりの方を対象としていますので外出可能な自分に使う
分は医療控除対象品であっても医療控除になりません。 ブランド別尿失禁パッドの最大吸収量(単位は ml) 会社:ブランド ユニチャーム: チャームナップ ユニチャーム: ライフリー 大王製紙: ナチュラ 日本製紙クレシア: ポイズ 花王: ロリエフリーデイ 花王: 吸水セーフティ 小林製薬: 尿もれサラサーティ 白十字: you you for lady 白十字: you you for midy 王子ネピア: インナーシート リビドゥ: リフレ ピジョン: リクープ 10ml 以下 50ml 以下 51ml 以上 2 3 5 10 15 50 70 100 150 80 120 170 220 250 20 2 5 10 30 35 40 80 130 180 210 3 8 10 15 20 40 50 80 120 170 220 300 3 10 20 40 60 120 80 120 180 20 50 5 10 5 15 50 80 100 130 30 60 120 180 25 50 150 170 180 220 20 50 70 80 120 170 3
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