若鳩祭へようこそ 校長・木下和彦

第48回若鳩祭にようこそ
校長
木下和彦
いよいよ第48回若鳩祭です。577人の東村山高校生ひとりひ
とりがそれぞれの思いを込めて準備してきた成果が展開されます。
今 年 度 の 文 化 祭 実 行 委 員 会 が 設 定 し た テ ー マ 『 Go! Forward』 は 、
直 訳 的 に 日 本 語 に 直 す と 『 進 め !前 へ 』 と な り ま す 。
『前へ』と聞いて反射的に北島忠治監督を思い出すのは私と同年
代の方でしょうか。北島氏は昭和4年から亡くなった平成8年まで
67年に亘って監督を務めた明治大学ラグビー部において、重戦車
とも呼ばれたフォワードを特徴とするスタイルを武器に80~90
年代に圧倒的な強さを誇った名監督で、常に言い続けた『前へ』と
いう言葉とともに広く記憶されています。当時を知る人々の間で、
技術に走るな、団結せよ、躊躇するな、最後まであきらめるな、等
の北島イズムに勇気をもらった人は決して少なくないはずです。
その『前へ』の精神は、時も空間も異にしてはいますが、ここ東
村 山 高 校 で 若 鳩 祭 の テ ー マ に『 G o !
F o r w a r d 』を 掲 げ る 村 高 生 の 方
向性にも通じています。577名の若鳩は、こつこつと、一丸とな
っ て 、 た め ら う こ と な く 、 困 難 を 跳 ね 返 し て 、「 一 歩 先 」 の 文 化 祭 を
目 指 し て 前 進 を 続 け て き ま し た 。そ し て そ の 思 い を「 和 」、
「話 」、
「輪 」、
「 若 」 鳩 祭 の 4 つ の 「 わ 」( f o u r w o r d s ) に 具 体 化 し よ う と 今 日 ま で
若鳩祭を創りあげてきたのです。
ご来校下さいました皆様、本日はお出でいただきましてありがと
うございます。これからご覧いただく若鳩祭は、可能な限り生徒た
ちが主体となって企画運営をして参りました。今日まで力を合わせ
て準備してきた生徒たちの取り組みの成果をゆっくりとご鑑賞いた
だ き た く 思 い ま す 。そ れ ぞ れ の 作 品 や 催 し の 中 に「 和 」、「 話 」、「 輪 」、
「若」鳩祭の4つの「わ」を見出し、併せて生徒一人ひとりが『前
へ 』 進 も う と す る 『 Go! Forward』 の 強 い 意 志 と エ ネ ル ギ ー を 感 じ
ていただけましたら幸いです。