第 79回 平成 25 年 5月号 伊奈病院 健康管理課 森林浴の効果 5月は、新緑の季節です。木々の新緑が出す香り (フィトンチッド)が、風によって運ばれ、様々な 癒しを与えてくれます。 林や緑の多い公園を散歩して、身近に森林浴を 楽しみましょう。 森林浴の効果 リラックスして、気持ちが落ち着く。 やわらかな緑色が目に安らぎを与える。 免疫力を高める。 都市部の空気より体に優しい。 日常と離れた場所に来ることにより雑念を忘れられる。(転地効果) 環境が変わることで、精神的・肉体的にプラスになる 効果。日頃のストレスから解放されると同時に、新しい 体験を通して、感性をつかさどる右脳が働きます。 目にもやさしい森林浴 外の木々や風景を見るということは、遠くを見ることになります。 遠くを見るとき、目の水晶体を調節している毛様体筋がゆるんで水晶体が本来の厚み になります。つまり、目にとって負担のないリラックスした状態になり、目を休める ことができます。 目が疲れたと感じたら、窓の外や遠くを見て、目を休めましょう。 仕事や家事で疲れたと感じた時、大きく息を吸ってゆっくり吐くと、体の コリがほぐれて、ゆったりした気分になります。 深呼吸をしてリラックスできるのは、自律神経 の働きが影響しています。 活動状態 【 【交感神経・副交感神経】 交感神経が、活発な状態 】 朝、起きてから体を動かし、 心身が活動している時は、交感 神経の働きが強くなります。 深呼吸 活動状態からリラックス状態へのスイッチ の切り替えをしてくれます。 リラックス状態 【 副交感神経が、活発な状態 】 日中の活動を終えて、眠る頃には、 副交感神経が優位に働いて、ゆったり 落ち着いた状態になります。
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