途上国の貧困削減のための 森づくり指針 一般社団法人 海外林業コンサルタンツ協会 公益財団法人 国際緑化推進センター に 困 減は、2000年国 レ アム の つの レ アム 率の 言で定められた、 ( )の中で、 等 減などとともに、 度の が取り組 き 困と の たな ( 要であると 全 及の達成、 の一つとされています。 的 政 や 動、生物 ていますが、2000年以 様性の保全等) の が必 されています。 こうした現状を まえて、2012年 20)」では、 ・ ・ に の つの された「国 面で 要性が確 され、2015年までに「持続可能な 2015 ア や 生等の 的 に ンダに に 持続可能な ンスのとれた ( )」を 合していくこととしました。 (リ の の 定し、 スト では、これまでの が 合した で取り上 られています。 的な動向において、 には資源の持続的な活用が必 されるようになってきました。これは、 困 であると 減を実現する上でも 様です。 では、森林資源を持続的に活用し、食糧生産や現金収入等で住民の生活に短 期の スイン クトを えながら、生活 実現する「森 くり」を実 した事 続可能な 広く の が、 困 の改善を図り、地域住民の をとりまとめました。この 減の取組みをより持続的で 困 により、森林の持 定したものにできると、 減のための森 くり 1 イント 森林内での生 事 減のための森 くり 困 減 事業について 養蜂 イント の影響 割 利用資源の利用、樹木の (マルチ 事 減と森林の 活動(養蜂、木炭、アロエ栽培等) 木炭生産 2 の取組みと え方 途上国での森林資源の減少と生活 困 減を されることを 的としています。 は めに 困 困 え、持続可能な消費と生産や、持続可能な資源の利用等、 的 このように 本 育の として取り上 られ、国 では2015年を達成期 として、一定の成果をあ の 分野における国 ロ ー ス( 農業などの生産活動や住 森林の 面的 能の 事 1 斜面農地でのアグロフォレストリー o a) の向上につながる を 的とした森 くり 5 イント 土壌保全を イント アグロフォレストリーの取組み o o 4 イントと事 食糧生産、現金収入につながる活動を組み合わせた森 くり 的利用 ス リー(モリン 等)) 事 農地土壌改善 た農産物の生産性向上 と利用 困 減のための森 くり 2011~2014年、 的とした ア イロ ト ロ ルカ 地域、ルワンダ クトを林野 の が実 可能な技術や資源の活用、 住民自 の自 性を 事業終 の に して 部地域、タン アモロ ロ地域において、 困 減に資する森 くりを 金を得て実施しました。実施にあたっては、 住民自 成するための のための 事業について やワークシ 、 などの地方 政組 の や森林 、組 くり、 政との 、 いました。 イロ ト ロ クトの しい内 tt o ca o tt oo Act イント 植林 イント a c 等 化、 源 ーシ 事 t 困 減のための森 くり ta tm c ca o t tm )」 にて いただけます。 o t 22 途上国で森 くり (植林活動)を実施する上での の植林 イント 土地 資源(エコ ーリ ム)の 事 イント 2 の 事 ー は、 「途上国森 くり事業( b cat o を持った組 住民の組 組 養( 事 地は まない) くりや ャ シテ ル ング 11 イント 土地 ( 有 のあいまいさ、収 点 の 1 有 の確 ) 有について 木生産、保育(アフター ア) 木生産 化 事 くり 木炭生産グルー の 木の取扱いについて 成 イント 植林木のアフター ア イント 事 、フォローア の実施 事 植林木の保 について 資金 2 組みと レ アム 割合を1 0年の 少なさに 本 ( の )での「 度の 困の に減少させる」という する「 得 困」だけを では、1 4年に国 化を て、国・ 的 が されていますが、 困の を える場合には、現金収入の ( )が した し、人々が である「人間の 全保 」の え方で 困を えています。 や から れ くりを進めるという え方です。 や難民 をもって生きることができるよう、 人の保 、 動などの に取り組 中で、 場の い人々を取り さないよう人間を中 としたア ローチの 要性が 困 減に取り組 上で、地域の 困状態を とに不 ・不足を で生活する人口の とするのでは 分とは言えません。 「人間の 全保 」とは、人間一人一人に と能力 」については、 「2015年までに1日1 25ドル することが必要です。そのためには、住民が ているのか ることが 要です。実 に ア、ルワンダの ロ クト 等、グロー ルな されています。 の生活の中でどのようなこ 地で住民に 取りを ったとこ 、 「食糧の不足」、「現金収入の不足」、「労働負担の増加」、「健康上の不安」、「教育機会の喪失」、「生活環境の悪化」の があ られました。 これらの について、どのように住民が困っているかを 的に 及し、その内 や 度を らかにすることが 要です。 えば、 「現金収入不足」については、そのことによって食糧が 入できないのか、 等の生活用 が 入できないのか、 育費 が できないのかなど、住民が生活するうえで影響 けている影響が なりますし、収入源の面からみても、それが一つなの か なのか、収入増大のためにどのような取組を っているのか、農業生産等の 困に関 する が が見えてきます。また、 「 みや薪収集に 間をとられることで 常 の増 」についても、 のどんな く 困 減を実現するためには、住民一人 とりが を っているなどの るこうした 的な に み合った「 等のリスクはどの 度かといった、 が増 するのかによって、 た が かび上がってきます。 」 「 」を改善していくことなのだと いう 点を持つことが 要です。 途上国での森林資 の減 と生活 の ニアの事例 この地域では、地域住民は伝統的に牧畜を行っていま この地域では燃料として森林からの薪を利用してお すが、一方で、現金収入の60%は薪や炭の販売から獲 り、その薪採取の労働を行っている割合の半数は子供た 得しています。また、森林資源は、建材、燃料材、家畜飼 ちです。人口増加の影響もあり、薪需要は高くなる一方 料、食糧、薬、木工品として生活の中で多種多様な利用 で、森林伐採による森林減少が進んでいます。そのため、 がされています。このように、森林資源に高く依存した生 身近に森林資源が不足する事態となり、薪採取にかかる 活が営まれていることから、過剰な利用が進み森林の減 時間も、その頻度も増加傾向にあり、子供たちや女性な 少につながっており、森林資源の枯渇が住民生活に大き どの負担がますます増えています。 な影響を与えています。 3 ン の事例 と森 には1 c 人以上が、食 ca o t 、 、 、仕事、生 am , I のであり、それらの くが 性や Fo などで森林に依存して生活しているとされています(国 t , 2014)。また、 によって収集されています。 えて、 は森林 来の に依存しています。これらのことからも、森林減少の の薪炭材消費 の 0 の によると、 は 困 や 性や くが途上国でのも 人口の 5 80 の健康 など 場の いものの 困を より 化させていると言えます。 森林は、 、木材、薪材、果実、家畜の の といった住民の生活に不可 な物資を生産する「森林生産物の ばかりでなく、森林が存 することによってその 能を による する「 の改善」、 えば土壌流 を 土壌の 」 能 化を図る、 を 減する、 資源を 養する、日 をつくる、生物の 様性を保全する等の 能も せもっています。 現地の自然的 的 改善の 能)を効果的に に 合した「森 くり」を うことにより、森林の有する 面的な 能(森林生産物の させ、住民の える 様な 困の 森林の に 、 することが期待できます。 能と ポイント ポイント 森林生 物の ● アグロフォレストリー、果樹栽培 ● 農地の土壌保全 ● 薪、建築用材、チップ用材等の生産 ● 防風林、日蔭林等の造成による快適環境の創出 ● 木炭原木林造成と木炭生産 ● 水源涵養機能の発揮(乾燥地域を除く) ● 蜂蜜、薬用植物等非木材林産物の生産 ● 生態系の保全 オーナーシップを持った組織づくりや ポイント キャパシティビルディング 貧困削減 の効果 ● 自給食糧や生活資材の確保 ● 農産物等の生産性の向上と安定 ● 生産物の販売による現金収入の確保 ● 気象災害の回避 ● 薪採集等の労働の負担軽減 ● 健康の維持 ● 水資源の安定、水質の向上(乾燥地域を除く) ● 観光(エコツーリズム等)資源の創出 ● 生活環境の改善 衣食住の質の向上 教育機会の増大 医療受診機会の増大 etc の 4 3 ポイントと事例 1 食糧生産、現金収入に つながる活動を組み合わせた森づくり 森林は、果実、きのこ、種、花などの食糧や、薪、木材などの生活資材など物質を直接的に提供することが可能です。しかし、樹木 の成長、森林の形成は非常に時間がかかるため、特に途上国などの貧困層にとって、収穫までに長期間を要するものに興味を 持つことは難しいです。森林を豊かにしながら、住民の日々のニーズにこたえることのできる活動を組み合わせることで貧困削 減に効果を発揮する森づくりを進めることができます。住民のニーズをしっかり把握しながら、地域住民の森づくり活動が彼ら の生活の直接的なプラスのインパクトを与えるように工夫することが必要です。 ポイント アグロフォレストリーの取組み アグロフォレストリーとは、アグリカルチャー(農業)と フォレストリー(林業)を組み合わせたもので、日本語では 「混農林業」などと言います。樹木と農作物(あるいは家畜) を組み合わせて育てることにより、より持続的で生産力の 高い土地利用が可能となります。なぜなら農業だけでは土 地の養分が吸収されることにより、土地が疲弊しやがて生 産力が低下していくこともありますが、林業によって落葉や 落枝などによる土壌改善が見込まれることで、長期的な土 地利用を可能とすることができるからです。アグロフォレス トリーは、樹木と農作物の組み合わせなど、地域によって 様々な手法をとります。代表的な手法の一つに、タウンヤシ ステムがあり、チークが育つまでの間、林床にマメ類やトウ モロコシなど一年生の農作物を栽培します。チークが育つ までの間、農作物の収入を得ながら、最終的には樹木伐採 による利益を得る、という仕組みです。 5 ポイント 事例 斜面農地でのアグロフォレストリー ルワンダは、アフリカで最も人口密度の高い国(CIA Fact book, 2010)です。“千の丘の国”と言われると おり、国土のほとんどが1,000~4,500mの丘陵地で 森林内での生計活動 (養蜂、木炭、アロエ栽培等) 養蜂 覆われています。食糧生産の需要は高く、国民の80% 森林内の樹木、草本の花を蜜源として養蜂を実施するこ 以上が農業に従事しており、丘陵地の斜面にも農地が広 とは、森林を保全しながら短期的な収入を得る活動として がっている状態です。 しかし、長年の農業生産と、雨期の は、比較的実施しやすく技術的な困難も少ないものです。ま たびに流れてしまう土壌栄養分の影響で土壌が劣化し、 た蜂蜜は需要も高く販売も可能で、自家消費の場合も住民 農地として生産性が低くなってしまった土地が増えてき の健康維持に高い効果が期待できます。 ています。このような劣化した土地で、土地の有効利用 を図るため植林(主にユーカリ)を実施し、成長するまで 炭作り の約2年間、林内でマメ類やイモ類を栽培するというタ 途上国においては、エネルギー源を薪、炭に依存してい ウンヤ方式のアグロフォレストリーを実施しました。その る割合が高く、特に都市部では人口の集中と相まっていた 結果、ユーカリが成長するまでは、一年生の野菜で収入 め、非常に需要が拡大しています。これらの炭の原木は天 を得て、4~5年で成長したユーカリを木材として販売し 然林における無秩序な伐採により調達されており、森林の 収入を得ることができました。この地域では、森林減少 減少・劣化が進んでいます。天然林の持続的な利用若しくは で木材資源が不足していることから木材需要が高く、業 植林木による木炭原木の調達が可能となれば、森林の減 者が1本約7ドルで買い付けに来るため、現金収入の向 少・劣化を招かずに、木炭の販売による持続的な現金収入 上としても高い効果が得られました。 (ルワンダ) の確保を期待できます。 この場合、伐採等に関する森林の取扱いや木炭生産、税 制に関する諸規定に従う必要があり、中央政府及び地方政 府の諸規定がどのようになっているか、事前に調査してお く必要があります。特に、炭は薪よりも効率性が高いという 利点があります。 6 事例 養蜂 ア ルカ の 地では、樹木、草本植生の少な さからこれまで養蜂活動は しかし、アカシア が スが 蜂を んではありませんでした。 来 として存 であることから、これらの花を蜜源として養 することにしました。 ロ クトでは養蜂施 用の資材(木材は自主調達)と ( 、 た( 期 、 と収 用の 、タンク等)を住民に 資で約870 )。40 しているムルン レ しまし のグルー で イトでは、1年 5k の蜂蜜を収 し、う コ することと ロ 2 を の間に を販売し( k は テ 内で自家消費)、約 00 の収入を得まし た。蜂蜜は栄養 が高いため、コ て としても 用しており健康 のコ テ や テ では食事とし 進にも 、また での需要も高いため、森林内の生 向上活動として成果を得ました。また、 と、2年 ほどで 期 する 資の金 を 収できることにな り、 来的には収入から たな を 入 自 で 続していく 途がた ました。 ( し、住民 ア) よると、現 の木炭生産は、天然林を 法に伐採し、そ の場で せ (Earth mound kyln)する方法で一 的に われています。 法に伐採生産された木炭は買いた たかれることもあり、木炭販売 木炭生 4000 8000タン タン ア・モロ ロ ・ ロ 源の 成のため、Julbernardia globiflora(現地 ドロ)、Combretum mole(現地 bussei(現地 (現地 などの ム 4m、 高 により ムトン ム マ)、Brachystegia )などの 来 やSennna siamea ーロ)、Acacia nirotica(現地 来 林を ムグン ) 成(植栽4年生で樹高 5cm) しました。この結果、 来 は て 成長が く、Senna siameaが成長もよく、木炭としての性 も れていることが また、タン 木炭生産の現状、木炭販売 の 7 家 で、 レートで と大きく がありました。 収入に める木炭の販売収入は、 調査の結果では、約 5 7 ( )とほ を き取り めており、農業収入( 度の収入で、木炭生産者の家 める木炭販売収入の割合が に めて高いとの結果が得ら れています。 植 林 木 が 木 炭 原 木として 活 用 できる( 10cm 度)までには、 10年 高 度必要であり、持続 可能な天然林の活用等と組み合わせることや、木炭生 しました。 ア産木炭の して において、木炭原木資 は、 5k アシリング や住民に して や植林に する取組み 向について、 き取り調査を実施しました。それに 産には販売収入だけではなく 産物として木 産されることなどについて、広く住民に く必要があります。 (タン ア) が生 及を図ってい 3 ポイント 資 の ( 事例 、樹木の 的 プロ パーパス リー( リン 等)) ー ス リーなど)の活用も有効です。 的には、食糧(果実、 や、 益 、 )、木材、その ( 能( 等)、家畜 、 、土壌保全、 、 ム、 維、 )、 、 枝、 、果実、 、 、と樹木全 (葉、さ が ことができます。特に、モリン (Moringa oleifera)は、食 (葉、 チ )、家畜 (木部)、 樹 ( )、民間 (葉、 イル ( イル の 法(植物全ての部 樹 と言われています。これまで の )、 ら、 )などに利用可能な ア ルカ 地域において 化の とし があります。 しかし、その生 が ばれることにより、 地での活動を するなど、 が こるようになってしまいました。また、 な木としてネ テ ました。しかしながら資源 の な がなされてい さは 地にとっては であり、有効な活用がなされることで住民の木材資 源 m の ー を たす一 となると え、 ロ m 蜜源として 果、 ロ 大を クトで な間伐方法(若木のう に枝を 度の間 として、実を家畜用 の 。この地域では、 tortilisや、Acacia reficiens, Acacia mellifera の し農 地 の難しさやト による扱い らさも影響し、地 住民 にとっては は、住民に ア シア 地で 地の 化に有効であるという特性か の有用な植生を 無秩序な と が生育できないような 力の さと家畜等により 利用な資源として扱わ れている樹 や部 が、利用可能なこともあります。 の樹 て政府主 で 及された )、 (葉)、 スは も生育が可能で 定)など、葉、 の利用用途を持つ ス(Prosopis juliflora) ロ 木材としての利用だけでなく、様々な用途で利用できる 樹 (マルチ ポイントと事例 で伐採)を し、 定し、 な を木材 として、薪を炭として、花を蜂蜜の 的に利用することを実 しました。この結 スが に されることにより無秩序な拡 制することにもつながり、 来 のアカシアが ( 活するなど 様な効果があらわれました。 ア) と れるAcacia 種が生 している。 8 な 生産活動 につながる森 を と た森づくり 森づくりは、物質生 を直接的に提供する です。例え 、 や樹木の えます。森林は樹木や 、 なっています。生 、 でなく、 効果は、農 などの 物や、 による生物 の や といった間接的な貧困削減 などの林 、 生物、 は、 資 の の生 、 、 、 や種の の効果を提供することが可能 活動や住民の住 にも い など 々な生き物の生 を与 生 の と を 持し、途上国のみなら の 々 の生活にとって 要です。 事例 ポイント を た農 物の生 樹木や草本が地面を覆い、その が土壌を さえること により、雨による表面土壌の流 や、土 ます。また、落葉等が土壌に養分を 進 ことにより、農業などの生産活動に ることができます。 上 等が 制され 農地 地域の住民のほとんどが農業に従事しているルワンダ ムイ では、年間1,000mmの します。土壌保全が スの影響を え という まれた もあり、 くの土地が農地として活用されていま した。しかし、 の斜面までが農地として ことから、斜面の 用されている 、土壌の劣化、雨期の 拡大など の メリ トも生 ることになりました。 そこで、 ロ クトは斜面 地などでの植林、農地 として生産性が低くなってしまった土地での植林と、斜面 農地でのテ ス栽培( 作)と有用樹 の植林を実施しました。これにより、雨期の 壌流 の 部 による土 の減少、土壌の改善、木材・野菜、果樹の販売によ る収入や としての利用、などの効果が表れました。 ある農家では、土壌の改善がはかられた結果農産物の 生産 が増 し、さらに樹木から家畜 で、これまで くなり、 のための作業 れました。 (ルワンダ) 9 が取れること のため 方まで っていたことが必要な 間短 などの効果があらわ 3 ポイント ポイント の 資 (エ 樹木は、 や より人々にとって 用等による による大 の 化、C 動 、木 な による 吸収による としても などの 能に を 成します。また、 や、樹木の樹 2 ポイントと事例 による 作 の吸 効果 スの 減など されています。 ーリズ )の エコ ーリ ムとは、自然 の 力を や 化など、地域 有 に えることにより、その され、保全につながっていくことを す。 に地域の資源の していく仕組みで 力を えることによって、地域 の住民も自分た の資源の た や大 さが を し、 を図り、森林伐採などから自然 を を り、地域 そのものが活性化されていくことが期待されます。 ポイント 質 、 森林土壌が 化して 養( を一 を よって雨 等が 地は まない) し、 する 流れ込 を 能があります。また、森林土壌 され が 化される 能もあります。 事例 林 ア ルカ 等 地域では、難民 ャン の薪需要の 影響から森林減少が進んでいますが、 ら自然な植生 は難しい状 の低さか でした。 ロ 動の中でも植林を実施しましたが、 クト活 な自然 え に成長は く木材としての利用は10年~20年の期間 を要することが の 定されています。しかし、住民は森林 が ったことや、 来 に する などから、 的な利益がす になくとも大きな 足を得ているこ とが分かりました。また、 木 は大 な っています。 ( の高い であり、住民の ア) 地において、 いの場としても タン の 林 アでは、 改善用として 能に 木を や など 日 しました。樹木の の 成、 改善の した植栽については、住民のイン ンテ く、生 や 者が 住民がその効果を実 は で作業にあたっていました。 できるものについては、 改善のための植林であっても植林が かりました。また、これらの組 の われることがわ 者にインタ ー したとこ では、これらの植林木を利用しようという えはありませんでした。 は、こうした植林木につい ても、植栽 的をそこなわない で利用することも していく必要があると われます。 (タン ア) 10 を プロ た組 づくり ン クトで活動を実 するためには、 の活動の い となる住民の の活動が 的に実 るためには、住民 が ることが必要となります。また、 たに組 を作る や でなく、 が必要となります。 して、プロ を て活動していくための の組 の活 ポイント クトの活動を実施する場合、 人 を 施 入する資源が 政府から を けることができます。組 ては、地方 政 人である場合 化は必要ありませんが、 くの ロ 、 、 などの 施 などを ーで 性は 割を えること)の メン す。 することで、 フ シャルな組 関の アでは組 及 などが 化をすることで国内 が 化が く見られる手法となっています。 有地 業で組 化したことを に、自 的に の 資金 を け、活動のための での森林資源もこの てはまります。住民が組 化す ることの利点として、1 生産活動、資源調達、及び の 効率化、2 に 有、技術 及の効果、などがあ られま す。組 化の手法は、国・地域や、コ テ の などにより なるため、 たにグルー を なく、 存の組 を活性化することも有効ですし、 たにグ ルー を 成する場合も、現地の実 を る 関 者と に 家や の の 関から 、フ ンス等 住民は、 人よりも などのローン のアク スが であること、 ロ クト 成などによりフ ンドを び込 ことが可能であることを住民組 として実 していました。 ( 化のメリ ト ア) 木炭生 グ ープの形成 木炭原木モ メン ル林を 成した ーとする20 の木炭生産者を 成 の木炭生産グルー を結成し、 植林による木炭原木調達方法や木 き の採取を 炭 を実施しました。 木炭生産は 産者間のマー 11 の になるため、いくつかのグルー は、この事 政 し、住民の自主性を取り入れながら、住民 の組 化を進めることが められます。 化にあたっ の資材を入手しました。 や 成するだけで として ートをしていま のため活動の い手である 入する場合、持続的な維持 住民の組 アでは、25人以上( 人が活動に 成することが有効に くことがあ クトが は、必ずしも住民の組 クトでは クトの で実 す を ることも効果的なアプロー です。 組 づくり するよりも組 ります。 ロ も 事例 住民の組 ロ 作りをプロ クト 法伐採 である場合が く、木炭生 トや生産技術に関する 流など 3 も少なく、こうした生産者グルー を めて有 ポイントと事例 成することは と えられます。 しかしながら、植林木が木炭原木として利用可能にな るまでには、5 10年という長期間を有するため、木炭 生産グルー の活動の このため、 ロ 続性が まれます。 クトとしては取り組みませんでした が、 落保存林 (village forest reserve)を持続的に 活用して、木炭生産活動を 続させるといった方法が (タン えられます。 ア) ポイント 事例 、フォローア プの実 ロ クトでは、 たな技術を 得するために住民向け を した が ただけではなかなか われます。しかし、1 の を け は定 しません。より確実な アでは、 のコ でトレー ングを けた住民が、 テ の た。 となって、 を けただけの とは を実施しまし なり、人に えるた の定 を図る場合は、活動の中で作業実施をしながら技術 めに、 を 得していくo がありました。このように、 人に技術を えるというの ア t として 度か 有効です。 しい ob t a か、もしくはフォロー を り して実施するということも や技術は 度も 度も り し実 は、 がより く定 し、 を らも、 することで についていきます。 が めるための常とう手 に まるという効果 であり、そのことか した代表者が、コ テ 内で 達 を うというようなやり方は、非常に高い効果が期待 できます。 ( ア) 資 生 向上活動などで現金収入を得るようになると、資 金の が必要となってきます。途上国の 口 などは 困 では、 でない場合が く、現金の どのようにするかという を があります。 アでは、 草、蜂蜜の販売で得た収入をグルー メン ー 分するだけでなく、グルー の て しました。政府 の手続きが ただし、 め、 の組 となったことで、 れた場 コ 口 に住んでいるた なアク スはできません。このグルー になった に になったことが一つの要 です。 のある とは 期的に との があるメン には定 ーがいたことで利用が があります。 資金の 用用途は、 テ 住民向けのローン資金で、これまでの実 では、 の 費、 、 式費用に、 用されました。 ルワンダでは、政府が という も資金 利用を農民に があり、 地方にも農民向けの クが存 します。よって、 存林 village forest reserve では、 地利用 の とともに、 存林 Village Forest Reserve の の森林 が めた 合は伐採利用の になりますが、 行 の 性、 口 することが比較的 が進められています。 資金の不足により の している リ ク ン のアク スも く 人で な状 にありました。 存林では、森林資源 を行ったうえで、 が な 合も多いようです。 12 3 参考 森づくり る 森づくりで 林活動をする 合には、森林に などの ポートを ることが し、森づくりは国や地域の する 的 活動 を が必要となります。 地の林 要ですが、途上国などで 林を う時に に きく ポイント などの 、 林を う す き を って くことも必要です。た るため、 の地域に った や 住民に森林 を の技術 する必要が ります。 をするための 育の森 として活 用し、 規 な利用をしながら森林の維持がなされています。 タン アでは、 ーが技術的資金的 とに土地利用 を 定し( を った場合に可能となる場合がほと んどと えられる)、そのなかで森林保存地( a )に 定された土地については、 から 林 に いて、 の です。 有地( で に大きな 地 用 の 木生 、 ) クトで非常に 要なことは土地の 有 が 確でない場合が く、植林 の維持 にせっかく植えた木の 植林 ロ 有や、利用が不可能になってしま うリスクがあります。また、途上国は土地 や の 定が あいまいな場合もあり、また、 人の 有地ではなく 人で 有地として持っている場合は、 有地住民が 人としてど のような 利があるのかを 確にしておく必要があります。 を に ア ルカ 地域では、 的なコ で活動しています。一部では、土地の テ は 密なもの ではなく、 からの口 によって した。土地について な場合は、現地の政府 が こらないよう ンド されている状態で 関など がなされました。 ルワンダでは、国有地か 有地がほとんどでコ テ 等が 有する 有地という 態はほとんどありません。地方政府の 有地 では伐採、利用ができず、間伐、枝 などの作業も無 可で実施することができませんでした。現 、 13 することに が、実は、 「 木」 の ら の い の一つに、 木の 点が かれる の木 向にあります が非常に大 となります。なぜな 木を植えてしまえば、植林の からです。日本でも 要です。 について で植林をしたとこ 、住民の クトに く見られる 、 につながる 法が うまでは 木の が につながることもあったほどです。途上国 では、 木をどこから ( から)調達するか、という点が大 事例 し (アフ ー ア) があります。植林と言うと、木を植えること、その 低く、植林の とも で植林することができます。 木生 、利 の確 です。植林前に らかにしておかなければ、植林 地 を うことが可能 ポイント の いまい 、収穫 の 植林 ロ t をきたすと えられます。また、住民に 用 が ある土地については、 有者の ( o された森 リ ク ンド)に植林を う場合は、その土地 の利 関 者の ポイント のド 3 不足があります。特に、家畜によるダメー 等を 事例 ために有効なのはフ ンスですが、 フ ンスはスチール アでは、政府 関の森林 を 用しましたが、植林前の の 、に で育 した 木 し 、植林地までの 動 があったために、植林がうまくいかな かったことがありました。このように、植林成 のためには、 木の 、植林 前の 方法などにも を る必要があ ルワンダでは、また なる 木の ことが がありました。住民 するために政府が無 で 木を をあまり ず る のある 制や わせて クトが 自に 木生産するなどの流動的な とあわせて住民の自主的な ト 方法、メンテ ンス費用の が必要です。 事例 林木の ロ アでは家畜から植林木を るためのフ ンスを作 になら るを 用の 木を中 に 木 が流 していますが、農 部では、 生産が われ住民 の無 的です。植林活動に から により 木 が われているのが一 な現地 っている もありますが、果樹や しましたが、スチール を 約しながら植林木を う 費 をしました。 を ため、植林木の り に、 成分があり家畜 たり、シロアリ けとなる をまいたりするなど、現地の では自 アル レア)を植林している を見かけました。 有 はアカ ンターで販売していま すが、 来 などは 林からの 採取となり、結実 期等 が必要です。 的な 点として、植林 タン アでは、植林の 入を に れ木や れ枝を い とともに、野 人をおいて、植林地の では、野 の したが、植栽 の 、 ばつなどの で 4年 に一部に野 が入り、植え しを 地 の 入れが ことや植林地の めに に を いました。 ばかりでなく、農地や に われており、その に り はありませんが、植林地の の植林木の がある は少ない地域であるとの なくされました。途上国では があります。植林木がだめになってしまう要 、家畜によるダメー 、自然 材を活用した植林木の アが 来ることが、活動の持続のためにも 要です。 の 林木のアフ ー ア や は、 入する費用が えないことがあ るため、このように地 て家畜の ポイント けとなるユーフォル アを植え や技術を活用しました。特に、 などの化 は、 クトの スなどの 木は にして林業用 シア類などについては、 的な として、 では調達できず ト を持つ樹木の枝などの現地資源で を作り、材 また、ルワンダでは、 地にTectona grandis(チーク)やGmelia arborea(グメリア アという 材などは地 が自力で 木生産を の 木の需要はあまりないようです( ロ 植林 ロ について お金もかかります。そこで、アカシアや ロ アでは、都市部では などもあ する えない状 です。 タン 的にフ ンスを から 全に ることは難しいです。 そのため、フ ンス で 木を作 っており、 で、住民に したとしても、必 やメンテ ンスは必要となり、人 や は常に不足しているため、 く け う業者による の い 木が 材などを うため高 材を ってフ ンスを ないという状態 になっていました。そのため、政府は自前の るしかないのですが、 の しっかりした 化しているため、住民にとって 木を自分で買う ことがなく、 木に して われている地 とっては入手し らく持続性も低いです。ただしどんなに ロール ります。 による植林を が する 域では、家畜から植林木を保 しなければなりません。 木の取 いについて の ポイントと事例 制を 化する ばかりではなく、植林地内にもこま を るようにする必要があります。 14 一般社団法人 海外林業コンサルタンツ協会 公益財団法人 国際緑化推進センター
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