農高地域通信第10号(PDFファイル)

発行日
北海道倶知安農業高等学校
農高地域通信
緑
~新年のご挨拶~
平成27年1月1日
風
第10号
倶知安農業高等学校長 鎌田 一宏
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、今年は羊年です。本校の中小
家畜舎では、サフォーク種の羊を教材として8頭飼育・管理しています。羊は、主に羊毛や肉(ラム、マトン)を目的として世界中
で広く飼育されています。用途別に見ますと羊肉、羊乳、羊毛、羊皮紙、ラノリン、革など、幅広く利用されている家畜にな
ります。また、サフォーク種は、昭和31年に日本に導入され、肉用種として多く飼育されています。道内では、士別、足寄、
新得、焼尻島などの地域で飼育が盛んになってきています。最近は、食品の栄養価やヘルシー食品など食品の機能性を重視し
た生産が工夫されています。本校においても、環境に優しく、エコかつ良質な農畜産物の生産・加工に努めるとともに、新
たな商品開発や地域連携を深め農業の活性化を目指してまいります。
おわりに、本年も変わらぬご指導ご支援を申し上げますとともに、忌憚のないご意見をいただきますよう宜しくお願い
申し上げます。
昨年の「緑風」第1面特集(第1~9号)
第1号《雪トピアおかげさまで今年も大盛況》
生活班と畜産班を中心
に「ぽてとパン」「豚丼」
「ぽてドーナツ」の販売
を行い、たくさんの方に
お買い上げ頂きました。
第2号《農高入学式 生産科学科30名》
4月9日(水)本校体育館にて
入学式が行われ、町内24名、
仁木町から3名、京極町・余市
町・ニセコ町から各1名の計30名
で高校生活をスタートしました。
第3号《平成26年度生徒クラブ総会終了》
5月8日(木)、本校体育館にて
生徒クラブ総会が行われ、今年は
「サッカー部」「書道部」「バドミン
トン部」の3つの部が誕生しま
した。
第4号《13年目の「農高のおみせ」OPEN!》
6月5日(木)、まちの駅
「ぷらっと」にて13年目
の「農高のおみせ」がオープン
しました。安心・安全な食
を提供いたします。
第5号《都合により休刊》
第6号《くっちゃんじゃが祭り 今年は優勝!!》
夏に行われました「くっちゃ
んじゃが祭り」で、今年は見事
に「優勝」を頂きました。翌日
の「農高のおみせ」やパレードの
総合司会なども大活躍でした。
第7号《いざっ!全国大会へ!》
本校より6名の生徒
が沖縄県にて行われま
した「農業クラブ全国大
会」の出場権を獲得し
、参加ました。
第8号《「農業高校食彩フェア」inアリオ札幌》
10月11日アリオ札幌にて食彩
フェアが行われ、本校からも4名
の生徒が参加し、大活躍しま
した。多数のお客様にお越し
頂き、大盛況でした。
第9号《農業クラブ全国大会で本校生徒が全員受賞!》
プロジェクト 発表 : 優秀賞
農業鑑定競技農業コース:優秀賞
生活科学コース:優秀賞
全国大会で本校から参加した
全ての部門で入賞しました。
ここの紙面には載せきれない記事が他にもたくさん
たくさんありました。おかげさまで町民の方々の熱い
気持ちにより生徒達もこの一年、ノビノビと各方面で
活躍することが出来ました。厚く御礼申し上げます。
平成27年も、倶知安農業高校の生徒の活躍にご期
待下さい!
第10号
Page2
今年も3年生が大健闘中!~進路特別編~
12月現在:本校3年生(33名) 進路決定率「94%」
就職決定率「100%」!
就職先内定!
進学先決定!
藤井 尚也:仁木町役場 内定
2年生の冬から公務員を目指すことを決め、基礎力
の向上を目指して、取り組みました。4月からは毎日
公務員講習が組まれ、受講者と励まし合い、夏休みも
休まず学校で勉強しました。
勉強で分からない部分は普通科の先生方がマンツー
マンで教えてくれ、一から基礎に取り組めました。作
文は、外部講師の先生の指導のもと、試験までの1ヶ
月は毎週のように添削してもらい、本番では自分の思
うようにしっかりと書けました。面接についても、沢
山の先生方が何回も指導に当たってくれ、安心して臨
めました。
これからも、自分の目指す役場職員を目指して、努
力し続けたいと思います。
石山 志穂:弘前大学
農学生命科学部・園芸農学科 合格
私は、高校生活を通して将来農業教員になりたい
と考えていたこと、そして生活班の活動で取り組ん
だ地域活性化の手法や、食と農においての課題解決
の手法を学びたいと考え、弘前大学を志望しまし
た。
勉強は、5月頃から課題に取り組み、直前には毎
日90分800字の論文を書き続けました。また、
農業の知識をつけるために、農業新聞を読んだり
ノートに農業のキーワードをまとめたりして勉強し
ました。部活との両立など大変な部分もありました
が、教頭先生をはじめとした進路の先生方のおかげ
で続けていくことができました。その結果、試験当
日は勉強したことを最大限出すことができました。
1年生の時はただ漠然と進学を考えていました
が、選択肢に困らないように成績を意識した学校生
活、勉強をしてきました。また専攻班や部活動を通
して学ぶことが多くあり、これらの経験は特に面接
などに活かすことができました。
今、やっていることを一生懸命に続けていけば、
進路も困ることはないと思います。部活動や勉強、
専攻班活動なども充実させることが大事です。
小田 百合子:
北海道職員(学校実習助手) 内定
私は、授業や実習で沢山の先生方に支えてもらいな
がら様々な体験をしていくうちに、農業実習が大好き
になりました。そして、自分も授業や実習を通して人
に農業のやりがいや素晴らしさを伝えたいと思い、実
習助手を希望しました。
4月から公務員講習に参加し、他の公務員試験も視
野に入れながら休みなく勉強に取り組んできました。
実習助手の試験では今までの積み重ねはもちろん、面
接では自分にしか話せない農業クラブや生活班での経
験を伝えることができ、これまでの活動を生かすこと
ができ、とても嬉しく思いました。高校生活で行って
きた活動の全てが私の力になりました!
1月の学校行事
~4日(日)
19日(月)
年末年始休業(学校閉鎖)
全校集会・LHR
大掃除・頭髪服装検査
20日(火)
2年生進路ガイダンス(面接)
22日(木)~23日(金)
農ク南連実績発表大会(当別)
23日(金)~ 2年生模擬面接
24日(土)
学校開放講座「ソーセージ」
27日(火)~30日(金)
3年生学年末考査
27日(火)
2年生進路ガイダンス(インターンシップ)
馬場 理土:帯広畜産大学
畜産学部・畜産科学科 合格
私は、『家の農業を継ぐ』という夢と『農業教員
になりたい』という夢を最後までどちらかに決めき
ることができませんでした。そこで、3年生の夏休
みにオープンキャンパスに参加した帯広畜産大学で
の、農業のことを勉強でき、教員になる資格の取得
も可能といった魅力にひかれ、受験を決意しまし
た。
先生方の指導の下、5月から農業の知識を身につ
けるための学習や小論文を書くための特訓を続けて
きました。試験当日は動揺することもありました
が、自分なりに精一杯取り組むことができました。
1年生のころから数多くのボランティア活動や販
売会などの農業クラブ活動に参加し、生徒クラブ会
長としても自分の限界を恐れず多くのことにチャレ
ンジしてきたことは、本当に大きな力になりまし
た。今の自分を知り、また新たな自分へと変わるた
めに何事にも諦めずに積極的にチャレンジすること
で、道は拓けていくはずです。