平成 27 年 10 月 29 日 オリオン機械㈱ 研修参加報告書 兵庫小野営業所 中井翔 日時:平成 27 年 10 月 22 日(木)~23 日(金) 場所:オリオン機械㈱ 長野本社工場 参加者:西川社長、山口部長、濱田課長代理、西川社員、湊真由社員、門川社員、菅村社 員、川崎社員、川合社員、遠藤社員、渡邊社員、題府社員、湊和真社員、戸田社員、榎並 社員、三木社員、瀬崎社員、中井 (計 18 名) 内容: 内容: ① 会社紹介 ② 工場視察 ③ 製品セミナー(精密空調) ④ 製品セミナー(真空ポンプ) ⑤ 製品セミナー(チラー) ★会社紹介 ・コア技術 →真空・冷凍・燃焼・捕集・温調技術の5つ。特に冷凍技術についてはどこにも負けない 自信があると太田社長様がおしゃっていました。 ・産業機械事業と酪農機械事業の 2 本柱。酪農機械事業からスタートしたが、昭和 58 年に 産業機械事業の売上が逆転した。 ・産業機械の売上順 →①チラー・温調機器②空圧システム機器③真空機器④精密省エネ空調機⑤ヒーター・熱 機器となっている。①、②合計で売上の約 7 割を占めているとのこと。 ・国内ネットワーク →7 ブロック 8 販社体制(販売拠点 28、サービス拠点 94)による販売・サービス網 ★工場視察 ・生産拠点として第一工場から第三工場までがあり、お客様に見学をして頂けるように工 場自体がショールーム化されているという印象を受けました。エココーナーと題し、工 場各所に様々な製品の使用例が展示されていました。 (使用例) ①水溶性切削液温調・クーラントチラーRCC シリーズ ②大型エアドライヤー性能検査用負荷発生装置・インバータチラーRKE シリーズ ③大型チラー試験室用空調設備・ハイブリッドチラー ④板金塗装ライン用エアの洗浄化・DC インバータエアドライヤーRAXE シリーズ ⑤DC インバータチラー用試験室温調・精密空調機 PAP シリーズ ⑥吸着材充填ライン粉体輸送用真空源・インバータベーンレスポンプ KCE シリーズ ・技能五輪 →23 歳以下の若手社員のうち代表の数名が技能五輪に参加されるとのことで、工場内の中 心に設けられている練習スペースで作業されていました。 ★製品セミナー(精密空調) ・精密空調 PAP シリーズ →標準シリーズ、設備用 R シリーズ、低湿シリーズがあり、全 46 種類あるとのこと。一般 空調の場合は温度精度±2~3℃・湿度精度±10~15%だが、精密空調の場合は温度精度 ±0.1℃・湿度精度±1%以下でコントロールすることが可能とのこと。用途としてはクリ ーンルーム(医薬品・化粧品製造)、精密測定室、材料の保管庫などがある。 ・局所空調 →オリオン本社工場内の三次元測定室などは局所空間用精密空調機により温度が 20℃で常 に一定に保たれているとのことでした。それ以外の場所についても局所空間用精密空調機 により温度管理されているスペースが多くありました。 ・ヒートポンプバランス制御 →オリオン機械が取得している特許技術で、1 台のエアコンで冷房と暖房を同時に運転して いるイメージ。 (1 台の装置内に冷却用と加熱用の二つの独立した冷凍回路を内蔵。 ) 従来最も消費電力がかかっていたヒータをこの制御によりなくすことで(完全ヒータレス 化) 、大幅な省エネ効果を実現することが可能。 ★製品セミナー(真空ポンプ) ・真空ポンプの用途と種類 →用途:吸着搬送(最も多い用途)、吸着保持、真空形成、真空包装、真空乳化、真空乾燥、 真空脱気などがある。 →種類:KCP ベーシックモデル、KCE インバータモデル、KCM モジュールマルチモデル の 3 種類がある。 ・[ゲージ圧力表示] と [絶対圧力表示] →真空の圧力表示には上記の 2 種類ある。 ゲージ圧力は大気圧を圧力 0 の基準としており、 絶対圧力は絶対真空を圧力 0 の基準としている。オリオン機械においては大気圧を圧力 0 の基準としているゲージ圧力表示を採用している。ゲージ圧力・絶対圧力は下記公式によ り換算することが可能。 * 絶対圧 [kPa] ≒ 101.3 [kPa] - ゲージ圧 [kPa] ★製品セミナー(チラー) ・チラーの用途と種類 →用途:レーザー加工機(発振機、光学系回路の冷却)、包装機(ヒートシール後の冷却)、 溶接機(電極冷却、電源冷却)、金型冷却(プラスチック成型時に金型内に冷水を流しプラ スチックを早く硬化させる。樹脂により金型を高温で保つ場合は金型温調器を使用する が温度一定に保つために冷水を供給する。)など。 →種類:[水槽内蔵小型チラー] エコノミーモデル RKS-G シリーズ、高精度温度制御ミドルグレード RKS-GM シリー ズ、省エネ・高精度温度制御・高機能ハイスペックモデル RKE シリーズなど。 [大型 DC インバータチラー] RKE-B-V シリーズ、RKE-B-VW シリーズなど。 <所感> 10 月 22 日~10 月 23 日にオリオン機械㈱工場視察研修に参加させていただきました のでご報告致します。先ずオリオン機械 太田社長様にご挨拶を頂戴し、その後柳沢本 部長様より会社紹介をして頂きました。 太田社長様からは製品を販売するためには製造メーカーの企業情報であったり、製品 がどこでどのようにして作られているのかを理解することも重要とのお話がありまし た。ユーザーから引合いをもらった際にその会社(メーカー)に詳しい営業担当の方がユ ーザーも安心して依頼をして頂けると思いますので、今回工場見学させていただくこと ができ、大変勉強になりました。 柳沢本部長様からは今回の研修の目的は①オリオン機械を理解して頂くこと② ORION 商品を理解していただくこと③ORION ファンになっていただくこととのお話 がありました。会社説明・工場見学・各種製品セミナー(精密空調、真空ポンプ、チラ ーについて)を通じて、オリオン機械また ORION 製品についての知識を深めることが できたと思っております。 オリオン機械㈱は環境商材を扱う直取引の重点メーカーであるので、今回の研修で学 んだ企業知識・製品知識を活用し販売出来るように営業活動を行って参ります。今回は 研修に参加させて頂き、有難うございました。 以上
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