石垣島 WWF しらほサンゴ村インターン体験談その1:白保の海について

石垣島 WWF しらほサンゴ村インターン体験談その1:白保の海について
東海大学海洋学部 環境社会学科 4 年 吉村孔太
私は、9 月 14~27 日までの 2 週間、沖縄県石垣市白保のWWFしらほサンゴ村、NP
O法人夏花にて卒業論文の調査と並行し、インターンをさせていただきました。
インターンでは、地元石垣島、福岡や沖縄からきた高校生、大学生と交流するとともに、
現在石垣島で問題になっている赤土流出問題対策として、グリーンベルトの植栽を体験し
ました。これは、赤土流出防止活動で環境教育の一環であります。まず、月桃という植物
を植栽するために投棄されてあったゴミを回収し、畑を耕し、植栽作業を行いました。こ
の畑にはビニール袋、タイヤ、缶、ペットボトル、瓶等と我々人間が投棄したゴミが多く、
回収するのに大変な作業でした。次に、海に出てシュノーケリングを行いまいた。高校生
や大学生は初めての子が多いため、経験ある私は泳げない子のサポートという立場で入り
ました。少しではありますが、魚の説明もしました。海中には熱帯魚が多く生息し、さん
ごも多くみられました。ここでも問題になっているのはサンゴの白化現象です。さんごが
白くなっており、その周りには原因の一つであるオニヒトデが4匹程度見られました。オ
ニヒトデは駆除をしなければならない生き物であることを学びました。他にも網を海に仕
掛けての漁体験、漁獲された魚を裁くといったことも学ばせて頂きました。
今回のインターンでは、地元の静岡ではなかなかできない貴重な体験をすることができ、
初めて知ることや改めて学ぶことなどがたくさんありました。また、海と平地は繋がって
いることから両方の環境を保全していくべきだということにも改めて気づきました。今回
学んだことをぜひ社会に出てからも活かしていきたいと思っております。
上村センター長をはじめ、WWFしらほサンゴ村の皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました!
<月桃植え>
<シュノーケル指導>