6月19日、東京新聞は「日本からインドへの原発輸出を可能にする目的 で進めている原子力協定(以下「協定」)交渉で政府は、日本製原発の使 用済み核燃料の再処理を認める方針を決め、インド側に伝えたことが十 八日、分かった。」と報じました。これは、核拡散防止条約(NPT)未締結で ありながら「核保有国」となったインドが再処理を容認され、その結果生成 されるプルトニウムの軍事転用=核兵器増産の危険性はチェックされな いことを意味します。記事は、「共に原発売り込みを狙う米国が既に容認 <シンポジウム開催日程> しており、米国に追随して日本も従来の姿勢から大きく踏み出すことにな PartⅠ : 7 月 31 日(金) った」と経緯に触れています。これは、つまり、日米原発メーカーが売り込 参加費 500 円 東京都中央区立産業会館 みのためにインドに対して、事実上の「核保有国」のお墨付きを与えようと PartⅡ:8月2日(日)9:30~13:00 調印され、その後国会承認という手続きになりますが、その時期は早けれ 18:30~21:00 (2015ZENKO の分野別討議として開催し ます。ZENKO 参加費が必要です) 東京都北区北とぴあ会議室 701 <パネリスト> ・クマール・スンダラム氏 (インド:CNDP〔核廃絶と平和のため の連合〕国際キャンペーン担当) ・福永正明氏 (岐阜女子大学客員教授、南アジア 研究センター センター長補佐) ・佐藤大介氏 (ノーニュークス・アジアフォーラム・ ジャパン事務局長) 連絡先:三ツ林(戦略 ODA と原発輸出に 反対する市民アクション〔コアネット〕) 090-8382-9487 するものです。この「協定」は、安倍首相が訪印し、モディ首相との会談で ば今秋とも言われています。 私たちは、昨年、インドのCNDP(核廃絶と平和のための連合)からクマ ール・スンダラム氏をお招きして『原発輸出反対国際連帯シンポジウム』を 開催し、「アベノミクス第 3 の矢」である原発輸出とその呼び水としてのO DA活用に反対していくこと、「協定」締結阻止を闘うことを決議しました。 そして、スンダラム氏の官邸前アピールや 350 を超える国内外NGOの声 を集めた「国際アピール賛同署名」に取り組み、9月1日のインド・モディ首 相来日に合わせて企図された「協定」調印は阻止することができました。 しかし、日本では2014年11月、原発メーカーの事故責任を免罪するCSC (原子力損害の補完的な補償に関する条約)が国会承認され、インドでは 2015 年 1 月、原発メーカーのインド進出の足かせになっていた賠償責任を 原発メーカーにも負わせる「インド原賠法」を骨抜きにする原子力保険プ ール制度が創設されることになりました。この度、日印原子力協定締結阻 止が緊迫する情勢下で再度スンダラム氏をお迎えして「第 2 回原発輸出 反対国際連帯シンポジウム」を開催します。ぜひご参加ください。また、シ ンポジウム賛同カンパにご協力をお願いします。 カンパ〔郵便振替口座番号:00120-7-634255 名義:コアネット〕
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