道北ものづくり応援助成事業実施要領 - 一般財団法人 旭川産業創造プラザ

道北ものづくり応援助成事業実施要領
(趣 旨)
第1条 この要領は、旭川市長が定める道北ものづくり応援事業補助金交付要綱、及び一般財団
法人旭川産業創造プラザ(以下「財団」という。)業務方法書第3条の規定に基づき、道北も
のづくり応援助成事業に関し必要な事項を定める。
(事業の目的)
第2条 この事業は、道北地域の企業等が行う新規創業や販路拡大等の取組に対し、その経費の
一部を助成することにより、地域産業の新陳代謝の促進と活性化を図ることを目的とする。
(対象事業)
第3条 助成の対象は、有限責任事業組合道北産業応援ファンド(以下「ファンド」という。)
が投資を決定した企業が行う、ファンドの申請において示した事業のうち、次の各号に該当す
るものとする。
(1)新規創業(第二創業を含む)
(2)販路拡大(食品・IT分野)
(助成の対象)
第4条 助成は、道北地域に主たる事業所を有し、6ヶ月以上事業を行っている中小企業を対象
とする。また、新規創業とは、創業後5年以内とする。
2
道北地域は次に掲げる6市31町4村とする。
(1)上川地域 旭川市・士別市・名寄市・富良野市・鷹栖町・東神楽町・当麻町・比布町・愛
別町・上川町・東川町・美瑛町・上富良野町・中富良野町・南富良野町・占
冠村・和寒町・剣淵町・下川町・美深町・音威子府村・中川町・幌加内町
(2)留萌地域 留萌市・増毛町・小平町・苫前町・羽幌町・初山別村・遠別町・天塩町
(3)宗谷地域 稚内市・猿払村・浜頓別町・中頓別町・枝幸町・豊富町・礼文町・利尻町・利
尻富士町・幌延町
(対象経費)
第5条 助成対象経費は、次の各号に掲げるものであって、当該助成期間内に支出するものに限
るものとする。
(1)報償費
(2)旅費交通費
(3)消耗品費
(4)手数料
(5)原材料費
(6)機械装置費(ソフト事業の実施に付随する必要最小限の備品に限る。
)
(7)印刷費
(8)通信運搬費
(9)使用料及び賃借料
(10)委託料
(11)外注加工費
(12)負担金
(13)その他補助事業を行うために特に必要と認められるもの。
(助成額)
第6条 助成金の交付額は、前条に規定する対象経費の3分の2以内(千円未満の端数切り捨て)
,
かつ1件当たり200万円以内とし、当該年度の予算の範囲とする。
(助成期間)
第7条 助成の期間は、交付決定から当該年度の2月末までとする。
(申請)
第8条 助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、財団の定める日まで
に、申請書(様式第1号)に、次に掲げる関係書類を添付して提出するものとする。
(1)事業計画書
(2)申請者の概要
(3)定款
(4)直近2か年の決算書
(5)その他参考資料
(審査及び決定)
第9条 財団は、前条の申請書を受理したときは、審査委員会の審査を経て、助成申請の採否及
び助成額を決定するものとする。
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財団は、必要があると認めるときは、審査委員会の審査の前に現地調査を実施することがで
きる。
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審査委員会は、必要があると認めるときは、現地調査を行い、又は関係者の意見を求めるこ
とができる。
4
財団は、補助金の交付を決定する場合において、必要があると認めたときは、補助金の交付
について条件を付することができる。
(決定の通知)
第10条 財団は、助成申請の採否及び助成額を決定したときは、速やかに当該申請者に通知(様
式第2号)するものとする。
2
財団は、補助金を交付することが適当でないと認めたときは、当該申請者に対し、速やかに
その旨を通知するものとする。
(申請の取り下げ)
第11条 申請者は、前条第1項の規定による通知を受けた場合において、当該通知に係る決
定の内容又はこれに付した条件に不服があるときは、財団が定めた期限までに補助金の交付
の申請を取り下げることができる。
2 前項の規定による申請の取り下げがあったときは、当該申請に係る補助金の交付はなかっ
たものとみなす。
(事情変更による交付決定の取消等)
第12条 財団は、補助金の交付を決定した後において、助成対象者の責めに帰すべき事情によ
る場合を除き、天災その他特別な事情により助成対象事業の全部又は一部を遂行することがで
きなくなったとき、又はその必要がなくなったときは、補助金の交付の決定の全部若しくは一
部を取り消し、
又は当該決定の内容若しくはこれに付した条件を変更することがある。ただし、
助成対象事業のうち、既に経過した期間に係る部分については、この限りではない。
2
前項の規定による取り消し又は変更については、第10条の規定を準用し、通知するものと
する。
(補助事業等の執行)
第13条 助成対象者は、補助金の決定の内容及びこれに付した条件その他財団の指示、並びに
旭川市長が定める道北ものづくり応援事業補助金交付要綱に従い、善良な管理者の注意をもっ
て助成対象事業を行わなければならず、補助金を他の用途に使用してはならない。
(報告等)
第14条 助成対象者は、助成対象事業の完了等について、次の区分により財団に報告するもの
とする。
(1)事業完了報告
助成対象事業が完了し、助成対象経費の支払いを終えたときは、速やかに事業完了報告書
(様式第3号)に、事業費精算書(様式第4号)及び証拠書類の写しを添えて、財団に提出
するものとする。
(2)事業計画変更報告
助成対象事業の内容の変更、中止、廃止、又は遂行が困難となったときは、速やかに事業
計画変更届出書(様式第5号)を提出し、予め変更承認書(様式第6号)による承認及び必
要な指示を受けるものとする。
(3)事業進捗状況報告書
助成対象事業の進捗状況について、財団から報告を求められたときは、当該事業に係る事
業進捗状況報告書(様式第7号)を作成し、財団に提出するものとする。
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前項(2)の規定による承認については、第10条の規定を準用し通知するものとする。
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財団は、第1項(3)の規定による報告に基づき、助成対象事業が補助金の交付決定の内容
に従って遂行されていないと認めるときは、その者に対して、これに従って当該事業を遂行す
るよう指示するものとする。
(助成金の交付)
第15条 財団は、前条第1項(1)の規定による事業完了報告書の提出を受けたときは、次の
内容を検査(現地調査を含む。
)し、助成条件に適合しているときは、助成金額を確定して当
該助成対象者に交付(様式第8号)する。
(1)事業の成果及び実績
(2)事業の実績に伴い支出した経費の助成条件との適合
(是正のための措置)
第16条 財団は、第14条第1項(1)の規定による事業完了報告書の提出を受けた場合にお
いて、その報告に係る助成対象事業の成果が補助金の交付の決定の内容に適合しないと認める
ときは、これに適合させるための措置を講ずるよう、当該助成対象者に対して指示する。
(決定の取消)
第17条 助成対象者が、助成金を他の用途に使用し、その他助成金交付の決定の内容及びこの
要領もしくはこの要領に基づく財団の指示、並びに旭川市長が定める道北ものづくり応援事業
補助金交付要綱に違反し、又は従わないときは、助成金の交付の全部、又は、一部を取消すこ
とができる。
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前項の規定は、対象事業について交付すべき助成金額の確定があった後においても適用する。
(補助金の返還)
第18条 財団は、補助金の交付の決定を取り消した場合において、助成対象事業の当該取り消
しに係る部分に関し、既に補助金が交付されているときは、助成対象者に対して期限を定めて
その返還を請求するものとする。
(帳簿等の整備)
第19条 助成対象者は、対象事業の経理についてその他の経理と明確に区分し、その収支の事
実を明らかにするとともに、その会計帳簿及び収支に関する証拠書類を事業完了の日の属する
年度の翌年度から5年間保存しなければならない。
(財産処分の制限)
第20条 助成対象者は、当該助成対象事業により取得し、又は効用の増加した財産を財団の承
認を受けないで、補助金の交付に反して使用し、譲渡し、交換し、貸し付け、又は担保に供し
てはならない。
(委任)
第21条 この要領に定めるもののほか、必要な事項は理事長が別に定める。
附
則
この要領は、平成27年6月10日から施行する。