[質疑応答要旨]2016 年3月期 上期決算説明会 <中期経営計画について> Q:構造改革プロジェクトによるアクションプランでどの程度の効果を期待して良いのか? A:現実として構造改革の進捗が遅れているため、今年 7 月に構造改革プロジェクトを発足させまし た。年内にアクションプランをまとめ、取り組んでまいります。 <国内ガス事業について> Q:下期にエレクトロニクス関連が伸びる計画となっている背景は? A:ガスについては安定していますが、大きな伸びは期待できません。一方で機器・工事の売上げが 伸びており、中国・韓国・台湾などの好調な地域向けに関連機器の売上げを伸ばしていく計画で す。 <米国ガス事業について> Q:米国の中期的な成長戦略について教えてもらいたい。 A:ディストリビューターを買収してマーケットを作った後に、空気分離装置を建設してメーカーポ ジションを強化するという今までの戦略を今後も続けてまいります。また、米国事業は順調に成 長しており、更なる拡大を実現するためオンサイト案件にも積極的に取り組みたいと考えており ます。 Q:米国で展開するエレクトロニクスビジネスの収益性と今後の見通しについて教えてもらいたい。 A:今までは波のある事業でしたが、今期はキーカスタマーでの需要が増え、利益率が改善していま す。ユーザーの稼働率の変動によって影響は受けますが、今後については大きな変動は想定して いません。 <アジア・オセアニアガス事業について> Q:オーストラリア進出の意義は?また、今後の同地域での事業戦略について教えて頂きたい。 A:オーストラリアは移民の受け入れ等により人口が増加しており、今後も年3%程度の安定した経 済成長が期待できます。この中で勝機を見出し、いずれはメーカーポジションを取りたいと考え ていますし、M&Aの機会も探っております。地道なパッケージガスのネットワーク拡大とM& Aなどによる飛躍を合わせ持った戦略で成長してまいります。また、オセアニアには手つかずの 国もありますので、規模は小さいですがこの部分でも事業を広げていきたいと考えております。 <その他事業について> Q:サーモス社は上期好調だったにも関わらず、下期で保守的な計画となっている理由は? A:上期の好調には中国人観光客を中心とするインバウンド需要の影響がかなり含まれていると推定 しています。中国経済に先行き不透明感がある中、今後もインバウンド需要が続くかの予測が困 難なため、同影響を排除した見込数値となっております。 <その他> Q:世界的にヘリウムの需給が緩んでいるということだが、どのような状況か? A:以前、需給タイトだった時期にユーザーにて節約の動きが進み、需要が伸びておりません。一方 でカタールでの生産や米国での出荷が好調で、グローバルで供給過多に陥っております。 以 上
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