Ⅱ.平成27年度中間決算の概要 (単体) 7 1.平成27年度 中間決算の概要 前年同水準の中間純利益を確保(業績予想を上回る利益を計上) (単位:億円) 27年度 中間期 26年度 中間期 前年 同期比 平成27年度中間決算のポイント 経常収益(売上) 322 312 +9 コア業務粗利益(粗利益) 資金利益 うち貸出金利息 うち有価証券利息・配当金 うち預金等利息(-) 役務取引等利益(手数料収支) 238 197 148 58 9 44 241 201 154 55 9 40 △2 △4 △5 +3 +0 +3 経費 186 189 △3 93 82 10 9 92 87 12 17 +1 △5 △2 △7 コア業務純益(営業利益) 51 51 +0 有価証券関係損益 22 11 10 2 △1 4 - 17 6 10 △6 - 0 6 +5 +4 +0 +9 △1 +3 △6 経常利益 75 79 △4 税引前中間純利益 税金費用 74 24 78 28 △4 △3 中間純利益 49 50 △0 8 人件費 物件費 うち減価償却費 うち預金保険料 国債等債券損益 株式・金銭の信託等運用損益 信用コスト(与信関係費用)(-) 一般貸倒引当金繰入額(-) 個別貸倒引当金繰入額等(-) ○資金利益は、市場金利の低下等により貸出金利息が減少し、 前年同期比減少 ○役務取引等利益は、保険や投資信託などの 預かり資産収益やクレジットカード(Alwaysカード)収益が 寄与し、前年同期比増加 ○コア業務純益は、物件費が減少し、前年同期比微増 経常利益、中間純利益 ○経常利益は、信用コストの増加等により前年同期比減少 ○中間純利益は、法人税実効税率の低下により税金費用が 減少し、前年同水準を確保(業績予想45億円を上回る利益 を計上) 業績予想と実績との対比 平成27年度 中間期 業績予想 単体 貸倒引当金戻入益(+) コア業務純益(営業利益) 実績 達成率 通期 業績予想 連結 経常利益 70 75 107% 150 当期純利益 45 49 110% 95 経常利益 75 83 111% 155 120 129 108% 170 当期純利益 2.グループ経営の強化 ○平成27年4月に関連5社の株式を追加取得し、連結子会社化(実質100%子会社化) (東邦情報システム株式会社、東邦リース株式会社、東邦信用保証株式会社、株式会社東邦カード、株式会社東邦クレジットサービス) 大胆なグループ資本政策の見直し 全持分をグループ内保有へ 単体・連結当期純利益の推移 (億円) 129 99 91 グループ会社実質100%子会社化に伴い 特別利益等寄与額71億円を計上 連結 当期純利益 1 平成27年度中間期 1 80 63 単体中間純利益 実質100%子会社化に伴う特別利益等 連結子会社合算中間純利益等 連結中間純利益 グループ 寄与収益 1 45 1 47 98 1 90 50 とうほう証券株式会社 (平成28年4月開業予定) 0 単体 当期純利益 62 44 49億円 71億円 9億円 129億円 46 50 株式会社東邦カード(JCB) 東邦リース株式会社 東邦銀行グループ 株式会社東邦クレジット サービス(VISA) 49 東邦情報システム株式会社 東邦信用保証株式会社 23/3 24/3 25/3 26/3 27/3 26/9 株式会社とうほうスマイル (障がい者雇用特例子会社) 27/9 公益財団法人東邦銀行教育・文化財団(文化スポーツ助成事業、奨学金事業) 年度推移 一般財団法人とうほう地域総合研究所(産業・経済調査事業) 中間期推移 9 3.総預かり資産の状況 総預かり資産残高は前年同期比5,046億円増加(増加率 +9.6%)。うち預金残高は前年同期比 5,110億円増加(増加率+10.7%) 特に個人預金+法人預金は前年同期比 1,387億円増加(増加率 +3.6%) (億円) (増加率+3.6%) 前年同期比 +5,046億円 (億円) (増加率+9.6% ) 40,000 60,273 60,000 2,457 1,016 1,181 55,683 55,000 2,050 840 1,541 50,000 48,917 45,000 1,643 890 2,033 44,682 投資信託 25,000 公共債 20,000 34,054 8,846 27,373 9,383 9,300 9,882 8,155 7,868 6,086 28,366 29,411 29,882 30,300 53,025 預金 25,899 21,286 23,820 残高(左軸) 販売額【年間】(右軸) 販売額【上半期】(右軸) (億円) 4,500 51,250 47,914 3,474 507 40,335 30,748 425 2,000 1,500 (増加率+11.6%) 3,575 2,891 482 449 431 2,534 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 10 500 2,127 1,852 1,0000 20,0000 800 3,203 3,000 2,500 910 742 3,500 30,000 前年同期比 +371億円 (億円) 4,000 44,348 24/3 個人預金 23/3 24/3 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 55,617 23/3 法人預金 投資信託+生命保険の残高・販売額推移 34,756 25,000 4兆円突破 15,0000 1,320 807 2,220 974 878 2,154 39,182 40,182 37,213 31,688 30,000 2,604 生命保険 2,285 917 1,432 38,795 35,000 57,596 970 996 52,550 40,000 35,000 前年同期比 +1,387億円 個人預金+法人預金の推移 総預かり資産残高【預金+預かり資産】の推移 200 23/3 24/3 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 4.貸出金の状況 貸出金残高は前年同期比1,856億円増加(増加率+7.2%)し、2兆7千億円を突破 県内店舗事業性貸出金残高の推移(私募債含む) 貸出金残高の推移 前年同期比 +1,856億円 (億円) (増加率 +4.3%) (増加率+7.2% ) 26,967 25,754 25,000 20,955 5,773 5,004 8,000 27,547 25,691 23,698 22,929 前年同期比 +312億円 (億円) 5,899 公共貸出等 7,146 7,166 26/3 26/9 7,454 7,479 27/3 27/9 14,433 14,767 6,499 6,758 6,983 7,000 6,804 5,097 6,495 4,259 4,050 20,000 6,0000 3,515 6,160 5,857 15,000 6,236 6,499 6,758 23/3 個人ローン 前年同期比+1,089億円 (増加率+8.0%) (億円) 13,417 14,693 14,588 事業性貸出 13,000 14,889 (私募債含む) 12,883 13,058 5,857 6,020 6,440 7,026 7,037 23/3 24/3 25/3 12,119 14,357 13,022 25/3 中小企業等貸出金(※)の推移 6,020 5,678 10,000 24/3 5,678 11,762 13,912 13,678 6,160 6,236 7,751 7,442 7,933 26/3 26/9 27/3 個人ローン 8,000 5,0000 8,009 中小企業向 け貸出金 0 3,000 23/3 24/3 25/3 26/3 (注)公共貸出等は交付税等貸出金を除く 26/9 27/3 27/9 11 (注)中小企業等貸出金=中小企業向け貸出金+個人ローン 27/9 5.個人のお客さま向け貸出金の状況 個人ローン残高の推移 一般個人ローン残高の推移 (億円) (億円) 前年同期比 +522億円 前年同期比 +36億円 (増加率+7.5%) 600 (増加率+8.4% ) 518 500 6,758 498 518 478 473 524 488 オートローン・ 教育ローン等 400 6,499 6,500 373 300 375 364 402 403 110 115 121 26/9 27/3 27/9 374 378 103 26/3 200 6,236 100 6,160 6,020 6,000 144 123 109 23/3 24/3 25/3 0 5,857 アパートローン残高の推移 うち住宅ローン 5,678 6,233 前年同期比 +485億円 5,981 5,500 前年同期比 +174億円 (億円) (増加率+18.9%) 1,200 1,091 (増加率+8.4%) 5,747 1,005 1,000 845 5,682 730 800 5,547 612 5,358 5,000 917 640 600 5,160 400 200 4,5000 23/3 24/3 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 12 0 23/3 24/3 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 カードローン 6.有価証券の状況 投資環境や市場動向に対応し効率的な資金運用に努めた結果、前年同期比752億円減少(減少率 △4.5%) 有価証券の構成推移 円建債券平均運用期間・利回りの状況 (年) 前年同期比 △752億円(減少率△4.5% ) (億円) (%) 円建債券平均運用期間(左軸) 円建債券平均利回り(右軸) 8 1.2 18,000 16,866 16,000 2,301 2,405 432 489 14,913 14,000 13,409 17,059 1,935 16,114 1.03 2,363 その他 539 株式 0.95 6 0.88 1,217 12,000 368 405 3,879 10,000 9,535 783 329 875 327 6,000 3,792 3,178 0.70 0.69 社債 0.65 3,281 2,657 2,648 2,398 1,998 1,273 3.99 地方債 3.49 2,522 925 国債 4,000 5,578 6,466 0.60 4 2,221 8,000 1,918 0.79 3,909 11,164 0.9 6,645 7,594 7,605 6,228 3.76 3.95 3.71 3.87 3.97 3.68 3.51 3.30 3.55 0.53 0.50 0.48 2 0.3 7,020 ※平均運用期間はアセットスワップ考慮後 (ご参考)運用期間4年の国債利回り0.035%(平成27年9月末) 2,000 0.0 0 0 23/3 0.6 24/3 25/3 26/3 26/9 27/3 27/9 22/上 22/下 23/上 23/下 24/上 24/下 25/上 25/下 26/上 26/下 27/上 13 7.資金利益の状況 貸出金残高の増加や有価証券の効率的な運用に努めるも、運用利回りの低下等を背景により前年同期比4億円減少 貸出金残高の増加や有価証券の効率的な運用に努めるも、運用利回りの低下等を背景により前年同期比4億円減少 資金利益内訳 利回りの推移 (億円) 資金利益 1.54% 416 408 399 402 391 97 95 93 201 1.5% 197 1.36% 1.23% 102 115 55 58 1.15% 有価証券利息 1.10% 1.03% 貸出金利回 1.0% 0.95% 0.77% 0.75% 0.69% 0.77% 353 337 0.69% 有価証券利回 0.68% 326 304 304 154 148 貸出金利息 0.5% 0.53% <参考> 0.34% 0.07% △ 32 23/3 △ 23 △ 19 24/3 25/3 △ 17 △ 17 26/3 年度推移 27/3 △9 △9 26/9 27/9 中間期推移 0.05% 0.04% 0.03% 0.03% 0.0% 預金等利息 23/9 24/9 25/9 ※10年国債利回は、各末日の利回 14 26/9 27/9 10年国債利回 預金等利回 8.役務取引等収益(手数料収益)の状況 預かり資産、クレジットカード手数料等の増加により、前年同期比 5億円増収 役務取引等収益の推移 預かり資産収益の推移 (億円) 投資信託 (億円) その他 23 43 (億円) (億円) 生命保険 72 138 34 1 20 1 その他 10 1 5 投資信託 17 生命保険 1 127 43 110 102 66 34 103 23 17 6 2 9 17 9 8 1 9 10 17 17 10 12 3 3 2 14 13 6 5 2 1 6 6 18 18 9 9 23/3 24/3 クレジットカード (Always) 36 35 35 17 17 11 11 10 10 5 4 ATM関連 24/3 25/3 26/3 年度推移 27/3 26/9 26/9 27/3 27/9 中間期推移 平成27年9月 30万会員到達 会員数 決済関連 (百万円) 為替関連 800 400 (千人) (百万円) 291 937 803 247 665 225 202 会員数 1,216 1,063 600 578 267 406 280 400 347 (千人) 630 300 300 300 208 199 200 246 419 500 616 716 200 810 379 422 ショッピング 手数料 27/9 中間期推移 0 100 23/3 24/3 25/3 26/3 27/3 15 その他 手数料 200 321 303 その他 200 23/3 26/3 クレジットカード(Alwaysカード)関連収益の推移 法人関連 600 12 25/3 年度推移 1,000 35 14 14 1,200 36 31 23 11 8 19 7 6 7 22 1 1 1 預かり資産 20 19 17 5 9 22 年度推移 100 0 26/9 27/9 中間期推移 9.貸出資産の質 金融再生法開示債権比率は1.33%まで低下(部分直接償却を実施した場合は1.03%) いずれも地銀トップクラスの低水準 金融再生法開示債権の推移 金融再生法開示債権比率の推移 (ピーク時:14年3月) 金融再生法開示債権比率 仮に部分直接焼却した場合 金融再生法開示債権 369億円 (1.33%) (億円) 2,000 10.35% 金融再生法開示債権比率 仮に部分直接償却した場合 9.08% (%) 1,873(ピーク時) 2.58 3 正常債権 27,292億円 破産更正債権等 地銀トップクラスの (98.67%) 506 低水準 2.48 2.14 2 2.01 1,500 2.02 1.59 1.80 1.39 1.30 1 23/3 24/3 25/3 1.10 26/3 27/3 1.33 1.03 27/9 ※部分直接償却とは 「破産更生債権等」について、回収困難と認められる額に対し個別貸倒引当金の計上ではなく、 貸倒償却として債権額から直接減額すること。 危険債権 1,000 信用コストの推移 871 (ピーク時:13年3月) 682 209 500 642 559 202 246 要管理債権 495 14/3 (億円) 70 537 210 155 427 139 444 412 302 0 609 378 360 277 377 369 133 132 222 14 27/9 29 27 10 20 21 10 233 10 21/3 22/3 23/3 24/3 25/3 26/3 27/3 358億円 58 50 25 20 5 0 1 3 2 △9 23/3 16 -30 24/3 25/3 26/3 27/3 27/9 10.経営の健全性 自己資本比率は、規制の水準(国内基準行は4%以上)を十分上回る 自己資本比率の推移 12 % 連結 単体 連 大胆なグループ資本政策 見直し効果 (5社の連結子会社化) 結 (億円) 27/3末 11.14 % 10.93 % 11 % 自己資本および総資産等の推移 27/9末 増減 自己資本 (A) 1,868 1,988 +120 総資産等 (B) 18,487 19,323 +835 10.10% 10.29% +0.19% 1 0.7 2% 1 0.8 8% 1 1.09% 1 0.4 8% 10 .6 7% 1 0.44% 10 .1 0% 10.29 % 10 % 10 .0 8% 自己資本比率(A/B) 9.85% 単 9% 体 (億円) 27/3末 旧基準 バーゼルⅡ ベース 8% 新基準 バーゼルⅢ ベース 27/9末 増減 自己資本 (A) 1,862 1,900 +38 総資産等 (B) 18,466 19,276 +810 10.08% 9.85% △0.23% 70% 23/ 3末 24/ 3末 25/ 3末 26/ 3末 27/ 3末 27/ 9末 自己資本比率(A/B) 17 11.配当金 1株あたり配当金 平成26年度中間配当金、期末配当金の増配 年間配当前年比50銭増配 ■中間配当 ■期末配当 創立70周年記念配当 (円) 8.00 8.0 平成19年度 自己株式取得 2百万株 7.00 6.00 平成25年度 自己株式取得 3百万株 6.0 6.0 8.0 7.5 7.0 6.5 6.5 6.5 6.0 5.00 4.00 3.00 4.0 2.00 1.00 0.00 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 (予想) 18 12.株主さまご優待制度 保有株式数1,000株以上(毎年3月31日現在)の株主さまを対象とした各種優待制度 保有期間1年以上の株主さま 保有期間1年以上の株主さま 保有期間1年未満の株主さま 「ふくしまからの贈りもの」 ○ギフトカードを贈呈 ○①、②のいずれかから1品を選択 (JCB,VISAいずれか) ①「福島県宿泊施設ご優待券」 福島県内の旅館・ホテルでご利用できるご優待券 ②「福島県の特産品」 保有されている株数に応じ福島県の特産品を贈呈 保有株式数1,000株以上のすべての株主さま 平成27年度 投資信託手数料優遇 新設 定期預金金利優遇 ○1年もの定期預金 ○投資信託100万円までの (預入金額 10万円以上300万円以内)に 申込手数料無料 年0.3%の金利を上乗せ 19
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