別表1 教育研究上の目的及び養成する人材像 学 部 名 文学部 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 文学部は、創立者の「現代文明を問う」という理念を立脚点とする。知識を学ぶだけではなく、学んだ知識を使う能動的人間こそが 文学部の目指す人材である。文学部は、人類が築いてきた叡智を学び、現代社会の成立にいたる客観的で偏らない歴史認識に 立って、自分の生活世界である現代を的確に捉え、分析し、確固とした自己の意見を持ち、さらにそれを的確に発信できるコミュニ ケーション能力を持って、積極的に社会に貢献することのできる人材を育成することを目的とする。 文明学科 文明学科は、創立者の言葉「若き日に汝の思想を培え」の実践を教育の立脚点とする。古来人類の 知的な営為が生み出してきた東西の優れた哲学や思想についての基礎的な素養を持ち、悠久の時 間軸の中で現代社会を捉え、現実の身の回りの諸問題を学んだ哲学や思想を活用しながらさらに自 分の視点で考察し、感性豊かな適切な言葉でそれを的確に他者に伝えることのできる市民、それが 文明学科の育成しようとする人材である。 アジア文明学科 アジア文明学科は、アジア文明の成り立ちや特質を4年間の体系的カリキュラムを通して学ぶことによ り、現代の諸問題をその深層から把握し、国内外の社会で活躍できる能力を養うことを教育の立脚点 とする。アジア文明の諸相を学ぶことにより、21世紀のアジアを展望できるバランスの取れた国際人、 さらにアジアの学習を通して日本についての洞察力と理解力を持った人間、それがアジア文明学科 の育成しようとする人材である。 ヨーロッパ文明学科 ヨーロッパ文明学科は、人間のさまざまな力の総体としてのヨーロッパ文明の構造や特質を理解する ことで、われわれ自身の文明への理解や批判的思考を育てることを教育の立脚点とする。ヨーロッパ 文明に対する知的素養と同時にグローバル化する世界に対応できる国際感覚や、ヨーロッパ諸言語 に裏打ちされたコミュニケーション能力を持ち、さらに日本の文明をも相対的・客観的に捉える柔軟性 を持った人間、それがヨーロッパ文明学科の育成しようとする人材である。 アメリカ文明学科 アメリカ文明学科は、アメリカ大陸に展開した先史から現代の文明までを包括的に学ぶことを通して、 人類の文明とは何であり、われわれはいかに生きるべきかを考察することを教育の立脚点とする。アメ リカ大陸を学びの舞台として、文明が残した正・負の遺産を理解・分析でき、現代社会の諸問題を解 決するための創造力と思考力を持ち、協調性や倫理観を備え、コミュニケーション能力を持つ人間、 それがアメリカ文明学科の育成しようとする人材である。 北欧学科 北欧学科は、北欧4カ国の言語学習を基礎に、北欧の文化・社会の特質や価値観等の学習を通し て、個人として自立した生き方ができるようにすることを教育の立脚点とする。学科での学習や現地体 験を通して、他者の価値観を受容する柔軟な思考力を持ち、自己と社会とのかかわりと個人として自 立した生き方を構想することができ、習得した言語能力を生かして将来日本と北欧間の交流を担うこ とのできる人間、それが北欧学科の育成しようとする人材である。 歴史学科 日本史専攻 日本史専攻は、日本列島で展開された歴史を学ぶことを通して、よりよい社会の形成に関与し、事物 を多角的に分析・表現できる能力を持ち、他者を公正に理解できるよき社会人の育成を教育の立脚 点とする。鍛えられた文章読解力と論理的思考力を持ち、歴史の流れを正しく理解することで通時的 な視点で現代社会を分析する力を備え、未来を見通しながら現代社会の諸問題を主体的に解決し ていく意欲を持った人間、それが日本史専攻の育成しようとする人材である。 歴史学科 東洋史専攻 東洋史専攻は、中国とそれに隣接する東アジアや内陸アジア世界の歴史を学ぶことを通して、史料 に基づき客観的に判断する視点と広い視野を身につけ、日本語と東アジアの言語によるコミュニケー ション力を高めることを教育の立脚点とする。アジアの歴史への深い理解と広い視野、さらに自分の 意見を的確に発信できる文章力を持ち、卒業後に社会で通用する中国語やコリア語の能力とコミュ ニケ-ション力を備えた人間、それが東洋史専攻の育成しようとする人材である。 歴史学科 西洋史専攻 西洋史専攻は、西洋世界を歴史的視点から多角的に学んで知識を修得することを通して、思考力・ 判断力を養い、さまざまな分野で国際的に活躍できる人材の育成を教育の立脚点とする。西洋史の 学習で得られた知識や思考力によって異文化を正しく理解し、自己表現力と日本語・外国語のコミュ ニケーション能力を有する人間、あるいは専門職である教員や学芸員として社会で通用する人間、そ れが西洋史専攻の育成しようとする人材である。 歴史学科 考古学専攻 考古学専攻は、考古学の学習・フィールド調査を通して、過去の人間の残したものから「人間」なるも のをあらためて発見し、断片的情報から全体を再構成する論理的思考力を養い、社会生活に必要な 忍耐力・社会性を育成することを教育の立脚点とする。過去の人間の営みへの深い理解を基礎に、 人間を愛し、自己に対しては自省的であり、論理的思考力を鍛え、忍耐力と社会性を持つ人間、そ れが考古学専攻の育成しようとする人材である。 日本文学科 日本文学科は、日本文学と日本語についての幅広い教養を身につけ、現代日本社会の文化状況に 新しい提案のできる人材、伝統を生かして新しい社会を作る人材、の育成を教育の立脚点とする。日 本文学と日本語を次代を担う生徒に教育する中学校・高等学校の教員、日本文学や日本語の知識 を市民の啓発に役立てる図書館司書・博物館学芸員等の人間、もしくは伝統を理解し豊かなコミュニ ケーション力を持って新たな提案のできる有為な社会人、それが日本文学科の育成しようとする人材 である。 文芸創作学科 文芸創作学科は、文学的創造、文学的表現を学科の専門分野として、社会に通用する教養人を育 成する、それを教育の立脚点とする。自己の知識や経験、さらに世界観までが問われる厳しい創作 活動によって人間と世界への認識を深め、経験に新しい表現を与えることを通して、社会で有用な表 現力を身につけ、さらに情報を批判的に読み取りその認識を正確に文章化することのできる力を有 する人間、それが文芸創作学科の育成しようとする人材である。 英語文化コミュニケーション 学科 英語文化コミュニケーション学科は、基礎領域を縦糸に、専門領域を横糸にしたカリキュラムにより、 英語運用能力、教養、専門知識を兼ね備えた人材の育成を教育の立脚点とする。自己の主張を英 語で表現できる「実践的英語運用能力」とコミュニケーション領域や英語教育領域等の五つの領域に 関する「専門知識」のいづれかを備えた社会人として、国内はもちろん国際社会にも貢献できる人 間、それが英語文化コミュニケーション学科の育成しようとする人材である。 - 17 - 学 部 名 文学部 政治経済学部 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 広報メディア学科 広報メディア学科は、「社会的に価値のあるメッセージを創造・発信できる人材の育成」を教育の立脚 点とする。単なる技術の修得にとどまらず、メディアに関する理論的・歴史的・制度的な研究成果を土 台としつつ、混沌としたメディアシーンに対応できる人材、社会的価値のあるメッセージを創造・発信 できる人材、メディアや企業・行政の広報・広告部門で活躍できる人材、これらが広報メディア学科の 育成しようとする人材である。 心理・社会学科 心理・社会学科は、確かな個人の確立である「自立」と、他者との積極的共存である「共生」が求めら れる現代社会を生き抜き、次なる社会へつなげる知識と力を身につけさせることを教育の立脚点とす る。実社会において、人や集団、社会そしてそれらの関係性についての知識と情報を持ち、現代社 会の諸問題を多角的に考察し、自立と共生を目指した社会の実現に参画・貢献できる人間、それが 心理・社会学科の育成しようとする人材である。 政治経済学部は、政治学・経済学・経営学の3分野を統合する研究・教育のキーワードとして政府・市場・組織を掲げ、この3分野 に関する知識を豊富にし、分析方法を洗練させて、さらにこの3分野を有機的に連携させていく中で現代社会のダイナミズムを解明 することを志向する。この教育・研究理念の下、我が国および国際社会の一層の発展と向上に寄与しうる「冷静な頭脳と温かい心」 に立脚し「社会力」を持った人材を養成することを教育目標としている。本学部では社会力を、一人の社会人として社会に適応でき るだけでなく、さらに進んで新しい社会を創生する力や精神ととらえている。 政治学科 政治学科は、現代文明についての深い歴史的、思想的認識に立って、新しい社会科学の一分野と しての科学的な政治学の確立を目指し、地方の草の根から全世界におよぶ政治のダイナミズムを総 合的に解明することを志向している。この教育研究理念の下、学生の目的意識を育みながら、政治、 地方行政、国際政治についての幅広い知識を持ち、様々な現代の政治課題を多面的に検討して政 策提言できる人材を養成することを教育目標としている。 経済学科 経済学科は、グローバル化・複雑化し、かつ目まぐるしく多方向に素早く変化する現代の経済現象の 基になっている根本的な原理とは何かを理論的及び実証的に解明することを志向している。この教 育・研究理念の下、社会で求められる状況判断と意思決定の能力と密接に関係する、経済現象のし くみや因果関係を理論的に解明できる力、経済現象について資料を集め科学的に分析できる力、経 済問題を多面的に検討して政策提言できる力を備えた人材を養成することを教育目標としている。 経営学科 経営学科は、現代を「組織革命の時代」であるととらえ、この枠組みの中で、組織内および組織外と にかかわる諸活動を組織の形態・目的・組織をとりまく外部環境などと関連させて、経営に関わる諸 問題を解明することを志向している。そのため、経営学が伝統的に対象としていた営利を目的とする 企業組織のみならず、NPO・NGOと称される非営利組織までをも対象とする。この教育・研究理念の 下、経営理論と実践的能力を身につけ、これを実社会で十分生かしていけるような能力を備えた人 材を養成することを教育目標としている。 法学部 法律学科 法学部は、建学の精神と教育研究理念を実現すべく、隣接諸科学との連携と国際性を重視した法学 研究教育を通して社会に有為な人材を育成することをその設置理念とする。 この理念に基づき、法学部は、法学的な素養と能力を生かして自分自身の人間的な成長と発展を遂 げるとともに、その活動を通して自分が所属する団体や企業ならびに地域社会の発展、ひいては日 本及び国際社会の発展に寄与しうる人材を育成することを目標とする。具体的には、卒業後に各自 が所属する企業・団体・地域社会において、法学的素養及びリーガル・マインドに基づいた提案や問 題の処理ができる人材、及び、人間の尊厳と人権の尊重を基調とする現代の社会で責任をもって活 躍できる自立した人材を育成する。 教養学部 教養学部の理念は、「人間とは何か」を探究するために、人間科学系の学部として旧来の人文・社会・自然科学という枠組みを超え た学際的な教育研究を推進することである。教育の目的は、学部共通科目群を中心とした「広い視野で総合的な判断力を有する 均衡の取れた文理融合型の人材育成」であり、研究上の目的は、専門的に分化した学問を新しい観点から総合することである。そ して、この目的を達成するために、学部の核となる「人間学」を設置している。 人間環境学科 人間環境学科では、「人間環境」を「人間が人間としての尊厳を維持し、豊かな自然環境の中で、生 きがいとゆとりのある生活が営める成熟度の高い社会環境」と定義する。その人間環境を形成するた めに、「人間生活における真の豊かさとはなにか」という問いかけを根底に持ち、「良好な自然環境の 維持」、「人間共生社会の達成」および「資源循環型社会活動の拡充」の観点から、自然科学、社会 科学および人文科学の視点を含む学際的な教育・研究を展開する。 また、その人間環境構築に向けて「自由な発想による新しい価値観と真の豊かさの追求」という精神 に則り、ひとつの専門だけでなく学際的なで視野で問題を解決する能力を有する人材の育成を行う。 自然環境課程 人間環境学科自然環境課程では、「人間生活における真の豊かさとはなにか」という問いかけを常に 背景に持ちながら、「自然環境を保全しつつ人類が豊かな生活を営める自然共生社会、並びに人間 と人間が種々の違いを認めつつ文化・習慣・世代などの壁を越えて協同する人間共生社会」への転 換を目指し、環境を自然科学の視点で理解することを軸に、関連する人文・社会科学的な視点を加 え、「人間活動と自然環境の調和」に係る諸問題の解決に向けた教育・研究を行う。また、上記の共 生社会を確立するうえで、克服しなければならない諸問題に対応できる広い視野を持ち、自ら考え、 それらの問題解決に向けた行動ができる人材を育成する。 社会環境課程 人間環境学科社会環境課程では、学科の理念である「人間生活における真の豊かさの探究」に基づ き、「人間共生社会の達成」および「資源循環型社会活動の拡充」の観点から、「環境」「福祉」「ビジ ネス」を課程の3つの主たる領域として、単にそれぞれの分野の専門知識を深めるだけでなく、相互 に関連づける学際的な教育・研究を展開する。 そして、複雑かつ密接に関連しあう社会・経済の諸問題を多面的に分析し、それぞれの専門知識を 有機的に統合して総合的に理解する能力、柔軟かつ新たな発想に基づく問題解決能力と提案力を 発揮できる人材を育成する。 芸術学科 芸術学科の教育・研究上の理念は、人間生活と芸術の関わりを追究し、芸術諸分野の相互関連およ び芸術と生活に関わる学問領域において教育・研究を推進することである。また学生個々の自発性 を尊重してそれぞれの適性を伸ばすために、音楽・美術・デザインの各分野の基盤を成す創作活動 の基礎を教授するとともに、芸術的専門性の見地から広範な視野を持って、21世紀の社会の負託に 応えることのできる人材を育成することを教育目的とし、人間生活に関する総合的な視点から芸術を 探求して考察することを研究目的としている。 - 18 - 学 部 名 体育学部 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 音楽学課程 音楽学課程では、芸術を人間生活との関わりから探求する芸術学科の教育理念を踏まえ、音楽の専 門性を追究しながらも、それを広い視野から多角的に捉え、さらに総合していく教育を特色としてい る。すなわち、音楽や音楽の活動を孤立した状態で捉えるのではなく、人間生活という大きな枠組み の中に見据えていく視点をその根幹に置いている。そこから、音楽や音楽活動を立体的に、かつ動 的に認識できる資質を備えた人材の育成を図っている。そしてこれらを達成するために、実技系列と 学問・理論系列とを一体化し、相互に関連づけたカリキュラムを設けている。 美術学課程 美術学課程は、総合大学における美術専門教育機関として、美術の専門性を追求するとともに総合 大学の特色を生かし、芸術系単科大学ではなし得ない、広い視野に立っての美術の創作活動およ び研究が展開できる様な人材の育成を教育の目的とする。情報化が加速度的に進む今日であるが、 そうした現実の中にあってもより豊かな人間の営みに対する洞察を持ち合わせる人材を育むことを美 術学課程の理念としている。 デザイン学課程 デザイン学課程の教育・研究上の理念は、科学的合理性と芸術的創造性をもって豊かな人間生活 のあり方を探求することである。またデザインの概念・方法・技術を身につけ、広い見識と応用力、造 形力を持ち、21世紀の社会において活躍することのできる人材を育成することを教育目的とし、社会 におけるデザインの位置づけを総合的な体系から追究して、人間の真の要求と豊かな生活環境の形 成とを結ぶつけることを研究目的としている。 国際学科 国際学科では、「国際学」を総合的に探究するという理念のもと、グローバル社会に貢献できる「国際 教養人」を育成する。国際教養人とは、国際平和・安全保障、国際開発・協力、国際比較文化や地 域研究といった学問分野に広く精通し、英語や各国語を駆使して、異文化間のコミュニケーションを 円滑にできる能力を身につけた、心の豊かな人間である。こうした人材を養成するために、国際学科 では、革新的な教育・研究方法にもとづき、海外研修や留学をすすめ、地球規模のさまざまな問題に 取り組むための学際的プログラムを推進する。 体育学部では、体育・スポーツ科学を学び、研究する事によって、それらに関する知識と理解を深め、技能や態度を涵養すると共 に心身の錬磨に努める。こうした叡智を幅広い教養の上に積み上げ、体育・スポーツ科学に関する専門家として、様々な社会・分 野において指導的・実践的な役割を果たす事のできる能力を培う。 さらに、国際性豊かな視野と柔軟な思考力を育み、平和で健 康的な社会の創造に積極的に貢献できる人間の育成を目指す。 体育学科 体育学科においては、保健・体育・スポーツ科学の教育研究を通して、「人間を多面的に理解・把握 する能力の育成」に重点をおく。そのためにまず、保健・体育・スポーツ科学の基礎・基本を学修す る。それを深めたり応用したりすることによって、保健・体育・スポーツ科学の専門家や研究者、あるい はより質の高い保健体育教師の養成を目指す。すなわち、学問研究の文化的諸成果を、周囲の 人々や未来を担う子どもたちに、発展的に継承することのできる保健・体育・スポーツ科学に関する 「知の伝道者」の育成を企図する。 競技スポーツ学科 競技スポーツ学科は、“グラウンドが研究室”という本学科の基本原則に基づき、理論と実践を融合さ せた文武両道を達成する強い意志を持った人材の育成に努める。具体的には、自らがトップアスリー トを目指す学生と、トップアスリートを支援する上で極めて重要な役割を担う、コーチ・トレーナーを目 指す学生の教育を実践する。その実現に向け、アスリートコースとコーチ・トレーナーコースを設置 し、日本のスポーツ界はもとより、世界のスポーツ界をもリードしていくことのできる、より高度な知識と 実践能力を有するスペシャリストの養成を狙いとする。 武道学科 武道は、日本古来の武術を基礎とし、尚武の精神を尊ぶ日本の伝統的な身体文化として、発達して きた。今日では人格形成を図る教育の実践として認められ、世界各国にも普及し、武道による国際交 流が活発に展開されている。 武道学科は、このような武道の特性を踏まえて、体育・スポーツ科学の視点から武道を科学的に研究 するとともに、武道の実践を通して、その精神と技術を体得し、国際性に富んだ広い視野を培い、自 己開発能力とリーダーシップのとれる個性的な人材の育成を図る。 生涯スポーツ学科 生涯スポーツ学科は、スポーツ、レジャー・レクリエーションと健康、体力づくりなどを生涯スポーツ領 域に関する理論及び実践を化学的に探究するとともにそれらに関する確かな知識、技能を備えた人 材の育成を目指す。且つ、生涯スポーツを行う「人」と「人」を取り巻く「環境」との関係を深く理解で き、優れたコミュニケーション能力を持った人材の育成を目指す。さらに、生涯スポーツの活動に参加 する人々への支援・援助ができる「指導のスペシャリスト」の育成を目指す。 「スポーツ&レジャー」は、人間に「人間らしい『実存の状態』とその経験」をもたらすメディア(手段・媒 体)であり、そのマネジメントは人間の在り方へと方向付けられるべきものである。この人間の文化とし スポーツ・レジャーマネジメン ての「スポーツ&レジャー」を「啓発」「振興」「演出」するための思想と知識を深め、「スポーツ&レ ト学科 ジャー」分野における研究・教育の基礎的能力を培う。 さらに、国際性豊かな視野を育み、「スポーツ&レジャー」を通して「人間の生き方の質を高める」マ ネジメントの実践力を身につけた人間の育成を目指す。 理学部 理学部は、数学科・情報数理学科・物理学科・化学科の4学科と基礎教育研究室から成り、自然科学の礎を担い、科学技術の発展 に寄与する学問体系を有する。理学部の理念は、建学の理念を踏まえ、広い視野と豊かな人間性をもち、自ら問題を提起して解決 でき、社会から必要とされる人材を養成することである。そのため、自然科学の基礎を学び・研究するために基礎教育の充実を図る と共に、異なる学問分野や文化を理解し、幅広く探究する自由な精神を教授する。教育目標は、「専門性に対応できる基礎力」、 「総合的な判断力」、「協力し合って問題に対処できる能力」をもち、全体としては自ら考え、集い、挑み、成し遂げる力をもった人材 を育成する。 数学科 数学は、代数学、幾何学、解析学、確率論・統計学、計算機数学等の諸分野からなりたつ。各分野 の研究対象は様々であり、自然科学・社会科学など多岐に渡って応用されるが、どの分野も根底に 数学特有の『数学的思考方法』が存在し、それが、他の学問体系と異なる「数学」という1つの学問体 系を形作っている。従って、いずれの分野を専攻しても、それは、数学全体に共通の思考法を習得 することに繋がる。数学科の理念は、数学特有の論理的思考法をもつ人材を養成することにある。数 学科の目的は、現代数学の基礎学力と、幅広い教養を身につけさせ、それによって社会に貢献でき る人材を育成することである。 - 19 - 学 部 名 理学部 情報理工学部 工学部 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 情報数理学科 情報数理学科は、数学と情報を2本の柱とする学科である。数学は代数学、解析学、幾何学、確率 論・統計学、数理論理学、離散数学など現代数学の幅広い分野を学び、情報への応用も重視する。 情報はコンピュータシステム、ネットワーク、プログラミングなど高度情報化社会に必要とされるさまざ まな対象を扱う。情報数理学科の理念・目的は、数学と情報処理の知識に基づく「数理的センス」と「I Tスキル」を身に付けた人材を養成することにある。教育目標は、数理的センスとITスキルに基づき、 さまざまな側面から高度情報化社会に貢献できる実践的な人材を育成することである。 物理学科 物理学科は、あらゆる物質、素粒子、宇宙、生命の謎に挑み、現象を支配する法則の解明ができるよ うに実験と理論の分野が協力して学問を深める学科である。物理学科の理念・目的は、本学および 理念を踏まえ、現代物理の幅広い領域にわたる教育・研究を通して、21世紀の科学技術の基礎を担 い、社会の発展に貢献できる人材の養成を目指している。 このため、「物理学への知的探究心を持 つ」、「物事の本質を知る習慣を身につける」、「自ら考える力を養う」という教育目標を掲げて人材育 成を行なう。 化学科 化学科の理念・目的は、本学および理学部の理念を踏まえ、化学の基礎を学び、研究することを通し て自然を理解し、自然との調和を知るとともに、自らの問題を提起できる豊かな創造力と思考力をも つ人材を育成することである。さらに、学問や研究の対象が自然科学の範囲にとどまることなく、広い 視野と豊かな人間性を備えた教養人を育成することである。化学科の教育目標は、「知識を応用する 力」、「問題を解決する力」、「社会で協調して生きる力」を備えた人材を養成することである。 情報理工学部の教育研究上の理念は、豊かな人生観、世界観、歴史観および倫理観を身に付けて、総合的な判断力を発揮でき る人材を育成することである。その上で、知識のみに偏らない教育を通して、情報理工学分野の基礎知識を有し、グローバルな視 点を持って次世代情報技術の創成に貢献できる人材を育成することを目的とする。 情報科学科 情報科学科では工学的情報処理技術のみならず科学的観点からも情報の教育と研究を進める。基 本的な情報リテラシーをはじめとし高度なソフトウェアを構築してデータを意のままに処理できる能力 を教育する。最先端技術の研究とさらに次世代の情報処理技術の種となる基礎研究を進めるため に、普遍的科学研究と深い思索による飛躍的着想を追及する。また社会の技術部門で即戦力として 活躍できる能力を涵養するとともに、将来の新技術への対応能力、さらに次世代情報技術の着想と 開発に貢献できる人材を育成することを目的とする。 コンピュータ応用工学科 これからの高度情報化社会、高福祉化社会の技術的基盤として必要とされている、実社会における 機器やシステムへコンピュータを高度に応用するための知識と技術を有し、社会に貢献できる人材を 育成することを目的とする。そのために、コンピュータと電子システム技術の発展に適応できる基礎知 識と、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの技術をバランスよく備えた上で、コンピュータが取り 扱う幅広い分野に関する興味と知識を持ち、コンピュータと人間・環境とのよりよい関係を創り出す独 創性と実現能力を備える人材となりうるような教育を行う。 本学工学部の理念は、「調和のとれた文明社会を建設する」という建学の精神を基に、現代文明に対する正しい認識と理解の上に 立ち、歴史観や世界観を確立させ、工学の基本的知識と高度な専門知識とをもって、工学の各分野における課題や技術者として の使命と社会との関係に対し、技術者として積極的、創造的に関与し、その能力を発揮して社会の発展に寄与する人材を育成する ことである。この理念を基に、「技術者のモラルと使命」、「自然科学についての基礎知識」、「時代の変化に対応する応用技術を理 解・表現する基礎能力」を身に付けた人材を育成する。 生命化学科 生命化学科では、広い視野と豊かな教養を身につけるとともに、化学を基盤として生命現象を理解 する(生命現象を化学の言葉で理解する)能力を養うことを教育上の理念としている。そして、実験、 専門科目の履修を通して自ら問題を発見し、それを解決する能力を修得し、急速に発展、多様化し ている生命化学の問題点を的確に把握して応用・展開し、多様な分野で国際的に活躍できる技術 者、研究者を育てることを目標とする。 応用化学科 応用化学科における教育研究上の理念は、日本の基幹産業である製造業界に貢献できるように、広 い視野と教養を身につけさせ、多様化する社会の要求に応えられる専門性・国際性を体得させるとと もに、地球規模の解決困難な問題に対し柔軟に対応できる健全な人材の育成である。この理念に基 づき、「世の中の技術動向を化学的観点に立って理解する力(化学的判断力)」「産業界で活躍する 技術者として必要な化学的基礎力と応用力(化学的技術力)」「中学・高校理科教員や技術者として 化学的指導のできる能力とスキル(化学的指導力)」を兼ね備え、さまざまな科学技術を理解できる研 究者・技術者・指導者を育成する。 光・画像工学科 光・画像工学科の人材養成目標としては、先端技術としての光技術・画像技術を有機的に関連させ て理解し、自ら創造・企画・工夫する主体性を持ち、使いやすい技術成果をめざした人間中心の技 術開発思想を身につけ、先端技術を担う自覚と誇りを持った人材の輩出をめざす。そのような人材養 成のための教育研究上の理念・目的としては、光技術・画像技術を深く関連付けかつ視覚認識の基 礎知識や人間工学的観点の内容を織り込みながら基礎教育を進める一方で、入門科目における個 別指導・発表や実験科目における個別指導の中で各自の主体性を育て潜在能力を最大限に引き出 し、社会に真に役立つ能力と意欲を持つ人材を世に送り出すことをめざす。 原子力工学科 資源の枯渇が懸念される中で,安定したエネルギー供給が可能な原子力エネルギーを安心して利 用できるようにすることは、安全な社会を築くため不可欠である。原子力工学科の教育研究上の理念 は、社会に貢献するという高い使命感のもとで専門知識を活用することができる原子力高度技術者を 育てることにある.この理念を達成するために,知識の習得だけでなく実践的能力を養うために演習・ 実験・実習を重視して、放射線取扱主任者などの国家資格の取得を目指したカリキュラムを用意し, 原子力分野で即戦力となり得る人材を養成する。 - 20 - 学 部 名 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 電気電子工学科 電気電子工学科における教育研究上の理念は、社会に貢献し、公益に寄与することのできる能力を 有した技術者を養成するため、社会の要望に添った伝統的および広範囲で先進性の高い電気系技 術について総合的な専門知識を授けることに留まらず、自然環境と社会生活とが調和した専門技術 を広く活用できる人材を育成することを目的とする。この理念を基に、「専門技術を形にする力(専門 知識を基礎に、それを自らが表現して専門技術を形にする力)」、「 国家資格を有し公益に寄与する 力(専門分野の各種国家資格を取得し、社会の公益に寄与できる力)」を身に付けた人材を育成す る。 材料科学科 材料科学科の教育研究上の理念・目的は、国際基準の技術者教育に準拠した大学教育を第一に、 単なる知識や技術の修得だけでなく広い世界観、歴史観、人生観を備えた豊かな人材を育成するこ とである。また、本学科では材料に関する諸問題を自ら発見し、自らの力で解決できる人材の育成を 念頭に、材料工学に関する産業界の要望にも柔軟に対応できる有能な人材を養成することを教育研 究上の理念および目的としている。 建築学科 建築学科は、幅広い教養と確固たる歴史観、人生観に裏打ちされた高度な建築知識と技術を身に つけ、自らの信念と責任のもとに建築の各方面で実社会に貢献しうる指導的人材を養成することを、 教育研究上の理念・目的とする。建築学は、工学と芸術の両面を併せ持つ学問領域であり、機能性・ 環境への配慮・耐久性・経済性・デザイン性が要求される。本学科では、「設計に関する知識と理解 力」、「環境や設備に関する知識と理解力」、「建築構造や施工に関する知識と理解力」の3つの力の 獲得を目指したカリキュラムを遂行するとともに、早期に一級建築士の資格が得られるよう学生の資 質の向上を図っている。 土木工学科 土木工学科における教育研究上の理念は、国際化・情報化に伴う産業構造の転換や少子高齢化に 伴う社会構造の変化を踏まえ、時代の変化に対応した社会資本の整備を通じて国民の安全で快適 な生活と社会の発展に寄与する専門技術者を育成することである。この理念を基に、「専門分野を理 解する基礎力(土木工学の体系を成す広範な専門科目内容を理解できる基礎力)」、「専門知識を生 かす応用力(土木工学に関する幅広い知識を社会で活用し得る応用力)」、「新たな課題に取り組む 総合力(時代の変化に応じた社会基盤整備の新たな課題に果敢に取り組む総合力)」を身に付けた 人材を育成する。 精密工学科 精密工学科における教育上の理念は、建学の精神の下、技術者としてのモラルを有し、調和の取れ た幅広い視野を持つ国際性豊かな技術者の養成である。特に、精密機械をはじめ工学全般の進歩 発展に不可欠な精密工学の広範な専門知識や技能の基盤を授けるだけでなく、精密工学的に物事 を理解し工夫する力や精密工学を基礎に将来において研究・開発の場で縦横に活躍できる応用力 を身につけ、内在する資質を生かした個性および人間性豊かな人材を育成することを目的とする。 本理念に従い、心身ともに健全であり、社会への適応を目標に実践力や後身への指導力を兼ね備 えたバランスの取れた人材の輩出を期する。 機械工学科 機械工学科における教育研究上の理念は、21世紀の社会に必要なきわめて幅広い、いろいろな種 類の「製品」と「技術」を生み出すための人材、すなわちこれからの「ものづくり」を支えてゆく、創造力 と応用力を持ち、社会の利益と発展に貢献することのできる、人間的にも優れた幅の広い技術者、研 究者を育成することである。この理念を基に、「ものづくりに必要な基礎的能力」、「ものづくりに必要な 実行力」、「ものづくりに必要な情報収集・発信力」を身に付けた人材を育成する。 動力機械工学科 動力機械工学科における教育研究上の理念は、社会に貢献し、公益に寄与することのできる能力を 有した技術者を養成するため、社会の要望に添った伝統的および広範囲で先進性の高い機械なら びにエネルギー変換技術について総合的な専門知識を授けることに留まらず、自然環境と社会生活 とが調和した専門技術を広く活用できる人材を育成することである。この理念を基に、「あらゆる先進 的な技術の背景となる動力機械工学の基礎知識」、「その基礎知識を背景とした応用実践力」、「国 際社会における動力機械工学に関する最先端技術の情報収集力と情報発信力」を身に付けた人材 を育成することを目的とする。 航空宇宙学科 航空宇宙学専攻 航空宇宙学専攻における教育理念は、理工学の基礎理論の学修を基にして、幅広い理工学の素養 と豊かな人間性を兼ね備え、さまざまな分野の課題に対して自ら問題意識を持ち、主体的に取り組 み、自らの思想を培いながら問題を解決する人材を育成することである。この理念を基に、「航空宇 宙学を応用する力(航空工学、宇宙工学、宇宙科学の専門知識を修得し応用する力)」、「論理的に 考え説明する力(情報を集め分析し、問題や課題に対し解析や実験で解決策を検討し、他者に説明 する力)」、「周囲と連携してものをつくり上げる力(周囲と問題を共有し、役割を認識した上で合理的・ 効率的に目標を達成できる力)」を身に付けた人材を育成する。 航空宇宙学科 航空操縦学専攻 航空操縦学専攻における教育研究上の理念は、工学および関連する幅広い分野の知識と考え方を 学びながら、航空機の操縦・運航に必要な基礎的知識および航空機の操縦技術を修得し、確かな 技能と豊かな人間性を兼ね備えたプロフェッショナルパイロットを養成することである。この理念を基 に、「パイロットとしての自覚と使命感」、「航空知識の理解力と実践への応用力」、「的確な判断力と 確かな操縦技術」を身に付け、航空界を中心に広く社会に貢献し得る人材を育成する。 医用生体工学科 医用生体工学科の教育研究上の理念は、工学的観点から生体の機能・構造、医学・疾病治療を研 究し、医療、福祉に役立てようとする学際分野(医用生体工学)の研究を推進し、これらの研究成果を 基に医療技術の発展に貢献できる、豊かな人間性を基にした社会的知識に加え確固たる工学知識 を持つ人材の育成を目的とする。「先端医療機器や生体情報の工学的評価法を医療従事者に対し 提供できる技術者」「各種医療機器の研究・開発ができる技術者」「臨床現場にて医療機器の進歩に 柔軟に対応しチーム医療をリードできる臨床工学技士、医療技術者」を養成する。 観光学部 観光学科 人と社会と自然の共生を目指す建学の理念を、観光学の分野で具現化し、これを実践することが、 観光学部の教育研究上の理念である。この理念に立脚して、観光学という総合的な知の体系を樹立 することが本学部の研究上の目的であり、この研究上の目的を体現して社会に貢献できる人材を輩 出することが教育上の目的である。具体的には、現代の文化・社会・自然の多様性に関する知識と理 解、問題発見解決力・創造力を始めとする汎用的な能力と技能、協調性を保ちつつ独自性を発揮で きる自己管理力等、学士の学位をもって社会で生きる基礎的な力を有し、観光・サービス産業に広く 貢献しうる独創的人材を育成することを、本学部教育の目的とする。 情報通信学部 情報通信学部は、“情報”を4学科の共通のキーワードとし、その中で特にソフトウェア開発技術教育に特化した学部である。した がって、本学部では確かな歴史観、倫理観、人生観を構築し、豊かな世界観、思想観に立った人間育成を目指す教育を行うと共 に、ソフトウェア開発の基礎知識、基礎技術を修得し、あわせて英語によるコミュニケーション能力を伸ばす教育を行う。さらに、それ らを国際社会で柔軟に応用できる素養を身につけさせる。これによって、情報産業の発展と世界の平和と安全に貢献できる人材を 育成する。 工学部 - 21 - 学 部 名 情報通信学部 海洋学部 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 情報メディア学科 情報メディアとは情報を伝達する手法や媒体を表し、これを用いることで情報格差に起因する各種問 題を解決することができる。情報メディア学科の教育目標は、1.倫理観と技術的思想を持って最適 な情報メディアの応用・開発ができること、2.情報処理技術,特に各種情報システムにおけるミドル ウェア開発を実践的なレベルで行えること、3.社会の発展に寄与できる最適な情報メディアの応用・ 開発ができること、4.新しい情報伝達・コミュニケーション技術の構築やヒューマンインタフェースの 設計などを行えることである。最終的には「情報をある目的で利用する際に,これを最適に加工・処 理・デザイン(設計)できる」能力を持った人材を育成することを目的とする。 組込みソフトウェア工学科 組込みソフトウェアは高度情報化社会を支える重要な基幹技術である。組込みソフトウェアの性能や 品質は社会インフラの安全性に係わるため、組込みソフトウェア技術者には専門的な知識や国際化 に対応した英語によるコミュニケーション能力だけでなく、高度な倫理観が要求される。このようなこと から、組込みソフトウェア工学科では、高度な倫理観を身に付け、英語によるコミュニケーション能力 及びソフトウェアとハードウェアのバランスの取れた技術を修得し、産業の発展と安全で平和な国際 社会の創造に貢献できる組込みソフトウェア技術者を育成する。 経営システム工学科 経済の国際化とソフト化は新しい企業間競争を生み出している。その競争において企業の成長性を 保証するものは情報通信技術を企業経営に生かす情報マネジメント能力の高さであり、この情報マ ネジメント能力を持つ人材とは情報通信技術に精通しているだけでなく、経営科学、経営管理技術 に基づくアプローチにより、プロジェクト、プロセス管理が出来る人材である。経営システム工学科で は現代企業を取り巻く競争環境の変化に対応できる問題認識とその解決方法を生み出す情報マネ ジメント知識が習得できるような教育サービスの拡充に努め、学部教育段階から情報マネジメント能 力をもつ人材育成・輩出を目指すものである。 通信ネットワーク工学科 急速に発展したインターネットを中心としたネットワークは、今や社会のインフラストラクチャとして不可 欠な存在となろうとしている。このネットワークをいつでもどこでも誰でも安心して使用できる存在にす ることは社会の強い要請である。このことから、通信ネットワーク工学科は、ネットワーク技術、通信シ ステム技術、それらの共通となるソフトウェア技術の深い専門技術を修得し、インフラを支え運用する 上での高い倫理観とさらには国際的に通用する英語力を兼ね備えることにより、安心でかつ高度な ユビキタス社会の形成と世界の平和と安全に寄与できるネットワークエンジニアを養成する。 調和・有限型海洋観に基づき、海洋の総合的理解と平和的利用による豊かな社会建設を理念として、地球と人類の抱える諸問題 に対して、海洋を通した深い理解を図り、さらに具体的な問題に対する解決の方策を学際的知識と専門知識や技術を主体的かつ 複眼的に活用して導き出せる、発想力と創造力を培うことを教育研究目的とする。 さらに、上記の教育研究活動を通して、地球市民としてもつべき人生観、歴史観、世界観を伴った人材の育成を基盤とし、人間・ 社会・環境の相互影響を正しく理解し、高い倫理と責任感をもって調和のとれた持続可能な文明社会の実現に貢献できる人間性 豊かな社会人、及び職業人の育成を目標としている。 海洋文明学科 海洋に関わる社会文化的教育研究は、文化摩擦や文明衝突が顕在化している今日の国際社会の 状況、あるいはまた文化継承や社会的な活性化が問題となっている地域社会の状況を考えるとます ます重要性を増してきている。そこで海洋文明学科では、海と人の関わりから現代文明・社会に生起 する諸問題を発見・解決するために、人文・社会科学的知識及び思考力を養い、そしてまた自立した 市民や職業人として必要とされる倫理・責任感の伴なった行動力をもつ人材の育成を教育目的とし ている。 環境社会学科 現代社会の環境問題は、経済成長と物質的な豊かさを求め、人間が過度の負担を環境に与えてき たことや、その活動を称賛する社会的背景に起因する。このため環境問題を解決するには、科学的 な原因究明と技術の進歩に加え、人間の価値観や社会的な評価基準を見直すことが必要である。こ のような認識のもと環境社会学科では、政策や経済など「環境と社会のあり方」、および環境事象を 科学的にとらえる「環境と生活を守る知識と技術」の双方を教育研究の主題に据え、幅広い視野で環 境問題を考えられる教養と専門知識、さらに社会の中で率先して環境問題に取り組むことのできる実 践力を身につけた人材の育成を目的とする。 海洋地球科学科 海洋地球科学科は、地球システムの中核となる海を通して人類が直面している地球規模での環境・ 資源エネルギー問題を解決し、気候変動に関する諸現象を科学的に解明することを目的としてい る。 フィールド実験や海洋実習などの実践型教育を含んだ広い分野にまたがる専門教育により地球シス テムを理解させ,自然との共生を図りつつ海を持続的に利用するための科学的知識と技術および思 考方法を修得させる。 地球環境を総合的に探究できる洞察力を持ち、未来へ向けて、海と人類との調和・共生に取り組むこ とができる行動力を備えた人材を育成する。 水産学科 生物生産学専攻 水産学科生物生産学専攻は、生物の生態と環境を理解し、生物資源の生産を最大限に引き出すと ともに、自然と人間が共生できる環境の創造に寄与するための知識と技術の修得を目標とし設置さ れた。特に本専攻は、生物の生態と環境を理解する「生物科学」、生物資源の生産を最大限に引き 出す「生物生産科学」の2つの柱を主眼としたカリキュラムを構築している。従って、水生生物の生態と 生活環境、保護育成や増養殖などの生物資源に関する知識を有し、生物の多様性を維持した生物 資源の持続的な活用に貢献できる知識と技術を備えた人材の養成を目的としている。 水産学科 食品科学専攻 水産学科食品科学専攻は、生物の生態と環境を理解し、生物資源の生産を最大限に引き出すととも に、自然と人間が共生できる環境の創造に寄与するための知識と技術の修得を目標とし設置され た。特に本専攻は、生物資源を食品ととらえ、「食品製造技術の修得」、「食品の衛生管理に関する 資格の取得」、「食育の分野に貢献する人材の育成」の3つの柱を主眼としたカリキュラムを構築して いる。従って、食品となりうる生物の特性と食品科学を理解したうえで、食品の製造、食の安全・安心 に関する知識と技術を身につけた幅広い視野を持つ、食品分野に貢献できる人材の育成を目的とし ている。 海洋生物学科 20世紀に人類が壊乱した海洋生態系を回復し、それを保全するとともに、生息する海洋生物の機能 を多面的に利用することは人類にとって重要な課題である。そのような問題に鑑み、本学科では、海 洋環境の保全に貢献し、海洋生物の多様性を適正に維持するための教育研究を行うことにより、人 類の発展に寄与することを理念とする。 海洋生物学科では、生物の持つ種々の機能を人間生活の発展のために応用できる専門知識と、生 態系の保全を複合的な視点で捉えることのできる教養とをあわせ持つ人材の育成を目的とする。 - 22 - 学 部 名 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 航海工学科 航海学専攻 我が国にとって船舶は経済活動を支える大動脈であり、その船舶を運航する船舶職員の育成は極め て重要なことである。一方、昨今の海運業界を取り巻く環境の変化に伴い船舶職員の役割は、多国 籍の船員が乗り組む混乗船においては外国人船員の管理業務、陸上においては船舶管理や営業 支援業務へと大きく転換している。また、我が国の海洋開発の進展に伴い観測船・探査船の運航職 員の育成と新水先制度の導入に伴う新三級水先人の育成が新たに求められている。航海工学科航 海学専攻は、大きく転換しつつある海運界、海事関連産業、水先業務などの幅広い分野で対応でき る国際感覚豊かな海技従事者の育成を目的としている。 航海工学科 海洋機械工学専攻 近年、経済のグローバル化により、国境を越えた物資やサービスの移動が活発化し、海上輸送量は 拡大を続けている。また、海洋はフロンティアであり、海洋資源の開発や海洋空間の利用には、海中 ロボットや環境に優しい効率の良い輸送機器などの「海洋機械システム」の高度な技術開発を必要と している。航海工学科海洋機械工学専攻では海洋分野での機械システムを「つくり」、「利用する」た めの基礎技術を学び、責任感と実践力をもって、国際競争力を有する付加価値の高い「ものつくり」 に携わり、広く社会に貢献できる技術者を育成することを目的とする。夢のある持続可能な社会の実 現を目指し、幅広い視野を持った技術者として社会を支える人材を養成する。 医学部 医学科 医学部は、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性を持った人材を育成し、『調和のとれた文 明社会を建設する』という建学の理念にもとづき、「科学とヒューマニズムの融合」の精神により『良医』 を育成するとともに、『生命科学研究』を実践することを目的とする。 医学部が育成する『良医』とは、幅広い視野に立ち、広範な知識・確かな技能・豊かな創造性を持つ とともに、社会的役割を認識し人に対する尊厳を忘れない人間性豊かな医師である。また、医学部が 実践する『生命科学研究』とは、生命倫理に対する高い見識に裏付けられた、創造的かつ先進的な 研究である。 健康科学部 健康科学部は、ヒューマニズムと科学の融和、自然と人間の調和をめざし、人道主義の理念のもとに、健康で生きがいに満ちた福 祉社会の実現に向けて、人々の多様な健康ニーズに対処する、保健・医療・福祉専門職の育成を目指す。実践的な学習を通じ て、医療や福祉の現場で求められる知識と技術の修得に加え、コミュニケーション能力や問題解決能力を高め、人権擁護を基盤と したヒューマンケアを実践できるよう教育する。人々の健康と福祉に生涯をかけ、国内のみならず国際的にも貢献したいという目的 意識をしっかりもてる人材を育成する。 海洋学部 経営学部 看護学科 看護学科は、ヒューマニズムと科学の融和、自然と人間の調和をめざし、人道主義の理念のもとに、 複雑で多様化していく人々の健康ニーズに対応していくために、より高度な医療・保健・福祉の知 識、技術を有する看護職の育成を目指す。そのためには、学術を中心とした幅広い知識と学際的見 識を基にした問題解決能力や主体的な判断に基づく看護実践能力を育成する。さらに、異なる職種 との協働の必要性や国際的視野を修得し、健康な人から病んでいる人まで様々な健康レベルの 人々に、尊厳と安寧を感じられる看護支援が実践できる人材を育成する。 社会福祉学科 社会福祉学科は、ヒューマニズムと科学の融和、自然と人間の調和をめざし、人道主義の理念のもと に、健康で生きがいに満ちた福祉社会の実現に向けて、現代の社会福祉を巡る生活課題を明らか にし、これらの諸課題に対応する具体的政策や理論と実際の修得を目的とする。福祉現場で有用な 複数の資格養成を図る中で、暖かい人間性と幅広い教養を身につけ、現代の多様化するニーズに 対応できる幅広い知識を持ち、実証的能力とコミュニケーション能力をあわせもった、国際的視野も 有する、実践的能力に富む人材を育成する。 経営学部では、グローバル化、情報化の進展、消費者ニーズの多様化等により到来する高度知識社会に生き抜くために「理論と実 践の融合」ができる人材の養成、特に地域の産業活性化(企業経営・スポーツ・アグリビジネス・観光ビジネス)に寄与する人材の養 成を図ることを目的とする。その目的を遂行するために、経営学を基盤に、マネジメント能力、コミュニケーション能力、論理的思考 力、チームワーク力、リーダーシップ能力、社会的責任の遂行能力等を修得する。それにより、「理論と実践を融合」できる能力を涵 養し、社会をリードできる人材及び自らの手で新たなビジネスを創造できる人材を養成する。 経営学科 観光ビジネス学科 基盤工学部 経営学科は、経営学部の基盤学科として学部の理念と目的を共有する。すなわち、経営学の学修に おいて確固たる基礎力を身に付け、応用力、実践力を備えることにより社会に出て有用な「理論と実 践の融合」が発揮できる人材を養成することが本学科の教育理念である。更に、グローバルな視点で 地域産業を見据えつつ、経営の刷新や新たなビジネスモデルの創出に貢献できる人材を養成するこ とを教育目的とする。その目的を遂行するために、経営学の基盤分野の「企業経営」、応用分野の 「スポーツビジネス」「アグリビジネス」の3分野を学科に置き、企業を興す、企業をリードするなど企業 経営に貢献できる人材の輩出を図り、ひいては地域の産業活性化に貢献できる人材を養成するもの である。 観光ビジネス学科は、経営学部の学科として経営学の基礎力を土台にしつつ、観光地側における観 光経営すなわち「着地型観光」経営に立脚して、地域の観光・サービス産業や国際交流に貢献でき る人材の養成を目的とする。この目的に即して、「観光ビジネス」「観光地域づくり」「ホスピタリティ」の 3分野を横断的に学ぶとともに、「アジアの時代」に対応して韓国語・中国語の能力を高める。また、 観光地における実際の取組み事例などのフィールドワークを通して、思考力・判断力・遂行力を高め る。こうした総合的な学修のなかで、観光ビジネスに必要な知識・技能を体系的に身に付け、ひいて は地域の観光産業に貢献できる人材を養成するものである。 基盤工学部は、次世代で重視される安全・安心を確立する食品・医療・福祉分野や、それらを支えるエネルギー・電子制御分野に 欠かせない基盤工学の技術を理解し、その応用分野の発展に寄与し、人類および社会の発展に寄与する実践力を持った技術者 を育成することを目的としている。そのため、 社会生活を支える医療・福祉・エネルギー・情報分野などの基盤技術を工学的観点か ら理解でき、次世代において必要な社会基盤を工学的に設計・提案でき、安全・安心な社会基盤の実現に寄与し、活力ある社会の 発展に貢献する能力を身につけた人材を育成する。 電気電子情報工学科 電気電子情報工学科は、電気・電子・情報に渡る3分野における基礎力を持ち、安全・安心を確立す る工学分野への実践力を備え、地域社会・地域産業と連携しながら活力ある社会を実現し人間生活 の質的向上に寄与しうる人材を育成することを目的としている。そのため、3分野の基礎門力を習得 し、各分野の専門知識を相互に結合することによって、さらに発展したグリーンエネルギー・次世代ロ ボット・情報工学・植物生産分野を理解し社会基盤の構築に貢献できる応用力を身につけた人材を 育成する。 - 23 - 学 部 名 学科名 学部・学科の教育研究上の目的及び養成する人材像 医療福祉工学科は、臨床現場において、医療機器の進歩に柔軟に対応し、チーム医療をリードでき る臨床工学技士を養成する。また、高度IT医療を担う生命情報、医療情報技術者として活躍できる人 材を養成することを目的としている。そのため、医学と工学の分野の基礎を学び、実験・実習を通して 実践力、応用力を獲得する。さらに、臨床工学技士や医療情報技師に必要な強い使命感と高い倫 理観を身につけた人材を育成する。 基盤工学部 医療福祉工学科 農学部 農学部は、農学に関わる地球規模での諸問題の解決に向けて、人類の食料確保のための方策探求と技術改善を図るとともに、人 類の健康と福祉に貢献し、地球環境の保全や生物との共生を考慮した学問体系を構築することを教育研究の目的としている。ま た、最先端の科学技術分野を取り込みながら、「食料生産」とそれに関わる「環境」、「生命」の理論を学ぶばかりでなく、阿蘇くじゅう 国立公園の中にキャンパスを構えた恵まれた環境を生かし、実験・実習を通じて実学を尊重し、「食の重要性」と「生命の尊さ」をよく 理解した創造性豊かな人材を養成することを目的にしている。 国際文化学部 生物学部 応用植物科学科 応用植物科学科は、顕在化する地球規模での諸問題の解決に向けて、第一に、農薬や化学肥料に 過度に依存しない環境を重視した安全で安定した食料生産、第二に、人類が直面する食料危機に 対応するためのバイオテクノロジーなどの先端技術の活用、第三に、人類や生物の生存に適した環 境の保全の3つを柱とする多様な植物生産の教育研究を行う。また講義だけでなく植物・昆虫などに 触れる体験型の実学教育である実験実習を通して生命の根源を理解し、理論だけでなくヒトと自然と の共生に貢献できる行動的で創造性豊かな人材を養成することを目的としている。 応用動物科学科 応用動物科学科は、生命科学を基礎とした先端技術を動物生産に積極的に導入し、21世紀の安定 的な食料生産を確保するとともに、伴侶動物や野生動物などの家畜以外の動物種の重要性につい ても理解し、自然環境や社会環境の健全な維持発展につながる教育研究を目指している。それらを 実践することで、動物の生産性向上を図るとともに、ヒトと動物のよりよい関係を築くために、幅広い視 野と深い思考力をもち、さらに確かな技術を身につけた人材の養成を目的としている。 バイオサイエンス学科 バイオサイエンス学科では、生命科学的な観点から動植物および微生物等が有する特性のみなら ず、それらの生産物の特性についても分子レベルで明らかにし、より優れた機能や特性を生物や食 品に付与することによって人類の健康に貢献することを理念としている。したがって、有機化学、生化 学、分子生物学、食品科学および微生物学の内容を総合的に理解できる能力を育成することを教育 研究の目的としている。また、総合的な専門知識と技術を修得し、生物機能や食品特性を活用する 生産関連分野、食品分野ならびに医薬関連分野等において実践的に活躍できる人材の養成を目的 としている。 国際文化学部は、「明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材を育てることにより、『調和のとれた文明社会を建設 する』」という建学の理念に基づき、本学部はグローバル化した現代社会において、国際的な視野に立ちつつ、スポーツを活用した 健康づくりや文化・経済・社会面での地域づくりなどを通じて、広く社会の発展に貢献できる人材の育成を理念・目的としている。 このために、学生が主体的に考え、協力し合って行動し、目的を達成できる能力を身につけることができるよう、フィールドワーク、 インターンシップ、国内外留学等を積極的に取り入れ、実践的な教育を行うことにより、社会に貢献できる人材育成を目指してい る。 地域創造学科 地方の時代と言われながら、多くの地域社会は過疎化・少子高齢化に悩んでいる。このため、地域創 造学科では、心身ともに健全な生涯スポーツ社会の実現のために必要な人材、および地域社会の 様々な問題に、理論的・実践的に対応できる人材を育成することで、社会の発展に貢献できる人材 の育成を理念・目的としている。 このような実社会への具体的な働きかけを行えるようにするために、理論ばかりでなく、フィールド ワークやインターンシップなど、地域社会との直接的な関わりをもたせることを在学中から重視してい る。これらの経験を通じて、元気で活力あふれる地域社会を建設することができる人材育成に努めて いる。 国際コミュニケーション学科 国際コミュニケーション学科では、グローバル化した現代社会において求められている国際的なコ ミュニケーション能力を涵養しつつ、海外の文化や経済・社会についての理解を深めることで、実社 会で役立つ国際的な視野を有する人材の育成することにより、広く社会に貢献することを理念・目的 としている。 このため、本学科では、フィールドワークやインターンシップ、海外留学を積極的にすすめ、TOEIC やTOEFLの受験指導など英語の運用能力を高める教育を行い、「生きたコミュニケーション能力」を 有する人材を育むことに努めている。 デザイン文化学科 デザイン文化学科は、21世紀の重要な課題として、人間と自然環境が調和した美しい生活環境を創 造することに寄与するため、デザインの歴史や理論を通してデザインと文化の係わりを理解し、広範 な視野でデザインの知恵や技術を修得し、デザインを活用して企画提案する力を涵養することを教 育目標とする。このため本学科では、フィールド志向の実践的教育を通して、国際的な視点でデザイ ンという知恵や技術を活用し、新しい生活文化創造のために行動できる人材を育成する。 生物学部は、建学の精神に基づき「人類が培ってきた文化・文明と自然・地球環境を一体とした視野をもつ人材」及び「生物多様性 の保全、そして生物資源の持続可能な利用を目指す行動型国際人」の養成を目標としている。そのため、生命・自然に関する文理 融合的な広い視野と知識を基礎として、各専門分野における高度専門知識と技術を活用し、幅広い社会の事象に対して自ら取組 み解決する能力の育成を教育目標としている。 生物学科 生物学科は、遺伝子・細胞に関する技術や生物多様性保全・管理といった、急速に人材の必要性が 広がりつつある分野に供するべく、必要な知識・技術・能力を有する人材を育成する。また生命倫理 や人と自然の調和といったことへの広い見識をもつとともに、生物学各分野の基礎と応用、実験・調 査技術を体系的に学び、理系にふさわしい社会人としての資質も身につける。 海洋生物科学科 海洋生物科学科は、北海道の水産業の活性化だけでなく、わが国水域の保全と持続的で効率的な 水域の利用による食料の安定的確保に貢献できる、海洋生物・水産の基礎知識および技術をもった 人材を育成する。そのため、北海道の豊かな自然をモデルとして、研究や技術開発への参加を通じ て、地域の産業に関わるとともに、水域の環境や生態系から水産物の流通や加工に至るまでの実践 的教育研究を行う。 - 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