JAPAN DOG ACADEMY NEWS はグッドセラピー」 ! いご「め 2004.12. No.3 い）（かわい新潟中越地震被災地へドッグセラピー訪問ドッグセラピストとしての思いを新たに地震発生から約１ヵ月半たった新潟。ライフラインの復旧や仮設住宅の建設が進むとともに、「心のケア」の必要性が高まっています。そこで12 月８・９日の２日間、ジャパンドッグアカデミーの卒業生で、現在、ドッグセラピストとして活躍している上野妃乙美・桝田珠実トレーナー、日本レスキュー協会本部長三村智子、セラピードッグの「フィーユ」と「チャコ」が被災地の８施設でドッグセラピー訪問を行いました。 ① JAPAN DOG ACADEMY NEWS NO.3 新潟・ドッグセラピー訪問報告小千谷市立わかば保育園（小千谷市桜町）訪問日時：12月9日 PM3:00∼PM4:00 園児は３０名ほど参加。小千谷市が運営する保育園の中でも被害の大きかったところ。地震が発生時は土曜日の夕方だったため、園児は被害を受けなかったが、保育園の本棚から絵本が全部落ちたり、テレビが落ちたりし、また、現在も保育園前の駐車場はアスファルトがずれている状態で、グラウンドも同様でした。セラピードッグが来るのを楽しみにしていた園児もいて、前日に「明日は大きい犬が来る」と家で嬉しそうに話していたそうです。訪問を終えて桝田珠実トレーナージャパンドッグアカデミー２期生現在、Wiz.dog Clubドッグセラピスト予測することが出来ない自然災害の前では人間の力はとても非力です。ただ、それにより人間の繋がりがより強固になると今回の新潟訪問で感じました。道に迷っていると私たちの目的地まで車を先導してくれて案内してくれた方々、心を癒すために施設や仮設住宅を訪問したいとお願いをするために市役所に行くと、心温かく迎えてくれた市役所の方々。「本当に遠いところからありがとう」とどこへ行っても温かく迎え入れて下さいました。それぞれの場所でみんなが助け合い、励ましあっている姿を見て、人間の温かさを感じました。私たちドッグセラピストは、その温かさを届けることが一番の使命ではないかと、改めて感じています。上野妃乙美トレーナージャパンドッグアカデミー１期生現在、Wiz.dog Clubドッグセラピストどの施設でも感じた事ですが、高齢者だけでなく施設スタッフの反応が違っており、特に被害の大きかったうかじ園では、休みのスタッフや隣接の病院の医師・看護師までも集まってきて「私たちが癒される」と、高齢者よりも犬とのふれあいを心待ちにしていた様子でした。スタッフも地震の被害者であり、心のケアを必要としていると感じました。今後の予定小千谷市役所からは今回訪問した施設以外に、13ヶ所の保育園、2ヶ所の仮設住宅のほか、小学校や福祉施設への訪問依頼がありました。そこで２００５年1月に、ジャパンドッグアカデミーの学生ボランティアとともにドッグセラピー訪問を行います。 ④