平成27年9月発行 - 新潟県立長岡高等学校

新潟県立長岡高等学校卒業生通信
和同だより
平成27年9月発行
~栄冠を目指して~
皆さんお元気でしょうか。
「天王山の夏」を越えた皆さんへ、「和同だより」第2号を送ります。
今回は「共歩」からとしましょう。
1
哀しみは9月の風と共に…
「共歩」です。いかがお過ごしでしょうか。
さて、夏の終わりというのは何回経験してもそこはかとなく寂しいものですねえ。
キミタチにとって、どんな夏となりましたか。
いくら叫んでもあの夏の日はもう戻らない。蝉の鳴き声ももう遠い昔だ。長岡の花
火も過去のものになってしまった。夜になれば虫の音が否応なしに秋の訪れを実感
させる。日に日 に日が短くなる。朝夕の涼しさが身にしみる。一雨ごとに秋が深まっ
てゆく。
なん とな くモノ 悲 しい書き出し となっ てし まいました が、天王山 「夏」の 勉強の捗り
具合はいかがでしたか。キミタチにとっては既に昨年経験済みの夏な訳で、昨年以
上に「捗った夏」であったらいいなあと期待している。
まあ、いずれにしても「計画」とは8割いや6割~7割こなせていれば合格といって
よいのだろうとは思う。「パーフェクトにこなせた」という人は、たぶん稀なのだろうと思
います。
そんな中、キミタチのひとつの目標であった「来たる秋以降に向けて、苦手分野
や教科の補強を図ること」が達成できただろうか。
どうですか。 よく言われる話だけど(あるいは経験済みでしょうが)、そうたやすく
点数や偏差値が上げることはできないことをキミタチは知っているでしょう?
やればやるほど、疑問が増えてくることも体験済みでしょう?
間に合うのかどうか、少なからず不安になっているでしょう?
こんなことを書き連ねると、心配が増すばかりかもしれない。
でもね、受験生というものは秋になれば、誰もが「不安だ、自信がない」と言い始
めるものなのだ。(やれば、やる程ね)
しかし、そこが分岐点で、キミタチは「自信がある」と堂々と言えるようになるまで、
辛抱強く「自信」を作り上げるべきなのだ。
自信はどこかから降ってくるものなどでは決してなくて、「自分で作るモノ」なのだと
思うが、どうだろう?
わかるでしょう? 新芽が今にも折れて倒れてしまいそうなのに、雨風に耐え忍ぶ
ことで芯が強くなり、自立していき、育っていく、あの感じ…。
キミタチで言うなら、「受験生」として「昨年以上に勉強に邁進する自分がそこに
いる自信」、「わからなかったことが多少なりともわかるようになった自信」…という感
じなんだろうか。
もしかすると微々たるモノなのかもしれないけど、この夏、苦しみもがき、それでも歯
をくいしばって頑張った人には確実にそして絶対に数ヶ月後、具体的な成果となって
現れてくるのだと思う。
焦ることなどない。
後輩 たちの足 音がひたひたと聞こえてきつつある(イヤ、もう少 し先かな)が、セン
ター試験は年明けの1月中旬だ。2次試験は2月下旬だ。
そこがキミタチの実力の最高潮であればいい。
周囲の雰囲気や情報、模試の判定などに惑わされるな。
9月以降も、特段、問題がないのなら今のペースを続けていけばいいし、改善す
べきことがあるなら、改善して邁進する。それによって、必ずや道は開かれる。
2
とは言いながらも…
人間ですから、つい寝坊したり、気持ちが乗らずに決めていた勉強量をこなせな
かったりすることも時にはあるかもしれない。
そんなと きに 、どういうふるまいをするのかが大 事なのだ と思 うのだが、ありがちな
間違いは「ああ、自分はダメだ」と落ち込んでしまうこと。(もちろん、投げ出すのは論
外ですが…)
過度に自分を追い込んで、自己嫌悪に陥るなんてことはあってはならないよ。
そういったときにキミタチがやるべきことは、落ち込むことでも自己卑下でもなく、シ
ンプルに「なぜ失敗したのか」を振り返り、次からどうしたら失敗を回避できるかを「具
体的に」考えることの方がよほど有益になる。
仮に、2度3度失敗を繰り返したとしても、その都度反省して少しずつ修正すれば
いい。「今日の失敗」はいわば「安全な場での練習」みたいなものだ。
もちろん、甘えてばかりで進歩がないのは考えものだけど、ちょっとした失敗を大きく
捉えすぎて萎縮するのは本末転倒であることを意識しよう。
逆に、いろいろとためして失敗することは、キミタ チのレベルアップに必要なことだ
と意識しよう。
なぜ、こんなことを書いたのか。
それは、模試で、ある結果が出ると、どうしても「失敗」云々に関わる話が出てくる
からだ。ここまでに模試を何度か受けているところだと思いますが、(もし、思ったよう
に得点できなかった、ということを「失敗」と言うのであるのなら)これもおんなじ。一度
や二度失敗したとしても、合否には関係ない。
そうでは なくて、弱点を確認し て、本当の意味で挽回する材料にすればいい。
あ るいは、もし、「数 学ⅠA」を受けるはずだっ たのに「数学 Ⅰ」を受けてしまったなん
てミスをしたのであれば、「テンパっても、そういった間違いをしない」自分自身のチェ
ックシステムを作り出せばいい。 要は、「自己修正機能」を伸ばしていけばいい訳
だ。(こういう力もれっきとした「オトナ」の資質だと思うよ)
一方、当然のことながら、模試は満点を取るつもりで臨み、100点以外は0点と
思うくらいの気概をもって、真剣にエネルギーを注がなければ、模試を受ける意味が
ない、ということは肝に銘じなければならない。
いいかい、これからの季節、受けるべき模試は確実に受験すること。
決して尻込みなどするな。 今の自分の「位置」がわからなければ、どう修正して
レ ベルアップ すべきなのか、わかるは ずもない。 怖がっ てばかりでは 何も得られな
いと心得よ。さらには、「赤本」「白本」「青本」「黒本」のいわゆる「過去問」の類は
しっかりと開き、アタックせよ。 ここで、逃げては本番も逃げ腰になってしまう。
3
今後は…
※病気・負 傷や障害等の ために受験 上の配慮を希 望する場合 には,「受験上の配
慮案内」という別冊子を入手する必要があります。
受験 勉強 が佳境 に入っ てくると、どんどん余裕がなくなってきて、しまいには顔が
引きつりイライラしてきて、自分のことで精一杯で、人のことを考える余裕がなくなって
きて 、いっつもいっつも面白くないような顔つきになっていって…。それじゃあ、つまん
ないよね。 どんな状況であれ、笑える心の余裕が必要だと思っています。
がんばれ!長岡高校はみなさんを応援しています。
それでは、また次号お会いしましょう。
「共歩」はいかがでしたか。
では、以下からは、進路指導部からの諸注意です。概略ですので、疑問などがあ
れば、各自で調べ、それでも解決しない場合は本校を含めた第三者に聞くこと。
中途半端にしないように。
◆秋は実りの季節です
長岡高校では夏休みが終わり、和同祭が例年通り盛大に行われました。
これで長高3年生は主な学校行事を終え、気持ちの切り替えをして、本格
的な受験体勢に突入します。併せて、夏の学習の成果を試す模試の受験、赤
本の注文、センター試験の出願、推薦入試の出願準備等、いよいよ受験本番
に向けた準備が始まります。
一方、皆さんはどうでしょうか。春から夏にかけ、苦手科目の対策を重ね、
学習の穴を埋め、基礎・基本の再確認を終えつつある頃だと思います。今後は、
鍛え直した受験基礎力をもとに、志望校に応じた対策を進めながら、一層の
実力強化を目指し学習を進める事になると思います。今まだできない自己と
対峙することは、決して易しい営みではありませんが、その先にはできる喜
び、更には将来の夢に一歩近づく喜びが必ずあります。
わかる学習から、できる勉強へとしっかり歩みを進めて下さい。
皆さんに は昨年の経 験があります 。ペース配 分をしっか り考え、計 画的に、
より実践的な学習を重ねていくと信じています。焦りは禁物です。
◆秋は準備の季節です
秋は受験計画の検討・決定を行う上で重要な時期です。
昨年同様 、志望校と 併願校、受験 日程を検討 し、12月 上旬には願 書の取
り寄せを済ませておきたい。その第一歩が、センター試験の出願です。
以下に、大学入試センターのHPに掲載されていた主だったものを載せて
おくので、参考に。スタートでつまずかぬよう、細心の注意を。
平成 28 年度センター試験の主な日程は,以下のとおりです。
詳細については受験案内をご覧ください。
受験案内の配付……平成
検定料の納付………平成
受験上の配慮申請…平成
出願期間……………平成
本試験………………平成
27 年
27 年
27 年
27 年
28 年
9月
9月
8月
9月
1月
1 日(火)から
1 日(火)から 10 月 9 日(金)まで
3 日(月)から 10 月 9 日(金)(消印有効)
29 日(火)から 10 月 9 日(金)
(消印有効)
16 日(土),17 日(日)
受験案内は,9 月 1 日(火)から,センター試験に参加する大学の窓口で無料
配付します。また,郵送を希望する場合は,全国学校案内資料管理事務センター
にインターネットや電話で申し込むこともできます。
※全国学校案内資料管理事務センターでの受付は平成 27 年 8 月 1 日(土)より
受付を開始し,平成 27 年 9 月 1 日(火)より配付を開始します。
問い合わせ:センター試験の志願者、受験をお考えの方
大学入試センター事業第1課
電話番号:03-3465-8600
月曜から金曜まで 9 時 30 分から 17 時まで
(土・日曜、祝日、12 月 29 日~ 1 月 3 日を除く)
※電話による問い合わせは、志願者本人が行ってください。
◆卒業証明書、調査書の申請について
・センター試験出願の際には「卒業証明書(原本)」が必要です。
卒業式の際に各自に渡しましたが、手元にありますか。
万一紛失してしまったなど、手元にない人は、『卒業生名簿』巻末を読ん
だ上で、申請書に必要事項を記入、押印の上、長岡高校(事務室)に申請
をして下さい。
その際、「新潟県収入証紙」が必要になります。
親元から離れている人は、時間の余裕を考えて準備をして下さい。
(長岡高校のHPからも申請書をダウンロード、プリントアウトができます。
詳しい説明も掲載されています。(http://www.nagaoka-h.nein.ed.jp/))
・調査書の申請手続きも、上述のように、正確に行ってください。
・調査書を郵送で入手する人は、年末年始の郵便事情が混雑する時期をさけ、
早めに入手できるよう申請してください。
したがって、保護者等代理人を通じて、直接長岡高校へ来校する形が望ま
しい。いずれの場合も発行には、ある程度時間がかかります。
手渡しの場合でも1週間程度かかると思ってください。
・出願する2ヶ月前くらいに申請、発行するのが通常です。
そして、遅くとも冬休み前には発行を終えておくのが安心でしょう。
・なお、提出先によっては、発行日に制限を設けている場合があります。
制限の有無を確認した上で申請して下さい。
・調査書と一緒に【受験報告書】を渡しますので、受験終了後に必ず提出し
て下さい。
受験報告書の提出の〆切りは、平成28年3月25日(予定)です。
[新潟県収入証紙]:県内の郵便局を除いた各金融機関で取り扱っています。
県外では、第四銀行東京支店
(東京都中央区日本橋室橋1-6-5)で取り扱っています。
◆新潟大学医学部医学科推薦について
新潟大学医学部地域枠推薦(卒業生)の選考については、長岡高校HPに案内
しています。既卒生枠は5名で、申込期限は9月18日(金)17:00必着です。
希望者は出願締切などを厳守し、手続きを行ってください。
次号は、12月発行の予定です。
まだ先は長いですので、体調管理に十分留意して、なお一層勉学に励んでくださ
い。健闘を祈っています。
新潟県立長岡高等学校 進路指導室
〒 940-0041 新潟県長岡市学校町 3 丁目 14 番 1 号
電話(進路指導室直通)0258(32)9438