企画セッション:2C1 大学の ICT 戦略のための IT ベンチマーク 企画部会: IT ベンチマーキング部会 オーガナイザー: 岡田義広 (九州大学) セッション概要: 参考文献[1]に、ベンチマーキングとは、 経営や業務・ビジネスプロセスの非効率な部分を改善する ため、他分野における優良事例(ベストプラクティス)を探し出して分析し、それを指標(ベンチマー ク)に自社の活動を測定・評価して、変革を進める経営改善手法のこと。 と記載されています。情報化 社会にあっては、IT 戦略は経営や業務プロセスに大きな影響を与えるもので、それらの効率化のために IT ベンチマーキングは非常に重要です。大学においても、経営や業務プロセスの効率化のために、IT 戦 略は重要な位置を占めます。大学 ICT 推進協議会(AXIES)の IT ベンチマーキング部会は、各大学が ICT 戦略を進めるための重要な指標(ベンチマーキング)となるデータを提供することを目的としています。 そのような目的のもと、ICT 戦略の重要な指標となるデータとして、どのようなものを調査し提供すれば よいかについて、議論・検討する必要があります。 昨年度の企画セッションでは、IT ベンチマーキング部会の今後の活動方針と活動内容(IT 調査)につい て議論・報告をさせていただきました。既存の調査データとして文部科学省「学術情報基盤実態調査」 [2] の 内 容 、 米 国 の IT 活 用 に よ る 高 等 教 育 の 推 進 を 目 的 と す る 非 営 利 団 体 で あ る EDUCAUSE( https://www.educause.edu/ )のコアデータサービス[3]の内容、また、昨年度実施されまし た文部科学省委託事業「アカデミッククラウド環境構築に係わるシステム研究(コミュニティで紡ぐ次 世代大学 ICT 環境としてのアカデミッククラウド)」の成果報告[4]や「高等教育機関等における ICT の 利活用に関する調査研究」の成果報告[5]の内容等について整理し、議論させていただきました。 この結果を反映して、今年度 IT ベンチマーキング部会では、これまでの調査事業で提出されたデータ を大学 ICT 推進協議会の加盟大学で共有できる仕組みの確立を目指します。この取り組みの状況報告と 収集されたデータ等の分析結果について報告・議論させていただきます。 本セッションの詳細内容は、以下のページに掲載する予定です。 http://contsrv.i.kyushu-u.ac.jp/web/axies2015/sig-itb/ 参 考 文 献 [1] ITmedia エ ン タ ー プ ラ イ ズ 、 情 報 シ ス テ ム 用 語 辞 典 : ベ ン チ マ ー キ ン グ (benchmarking) 、 http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0503/03/news104.html [2] 文部科学省「学術情報基盤実態調査」、http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/03/1345298.htm [3] EDUCAUSE Core Data Service、 http://www.educause.edu/research-and-publications/research/core-data-service [4] 「 コ ミ ュ ニ テ ィ で 紡 ぐ 次 世 代 大 学 ICT 環 境 と し て の ア カ デ ミ ッ ク ク ラ ウ ド 」 成 果 報 告 書 、 http://www.icer.kyushu-u.ac.jp/docs/ac/ac_report.pdf [5] 「 高 等 教 育 機 関 等 に お け る ICT の 利 活 用 に 関 す る 調 査 研 究 」 成 果 報 告 書 、 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/05/19/1347 641_01.pdf
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