第5号 9月 1日

校長室だより
第5号
平成 27 年 9 月 1 日
校長
山下 康弘
長かった夏休みが終わり、本日より2学期がスタートしました。本所高校では、
十日後に開催される本所祭とともに、月末には2年生が広島・関西方面への修学旅
行を控える中、3年生の大多数は進路決定に向けた多忙な時期を迎えています。さ
て、第5号では、2学期始業式での話を紹介します。
<2 学期始業式での話>
おはようございます。本日より新学期が始まります。
今年の夏休みは暑い日が続きましたが、計画通りに充実した時間を過ごせたでし
ょうか。中には、あっという間に時間が過ぎてしまったという人もいることでしょ
う。そんな中、一部ではありますが、校内外で皆さんが部活動や講習会、本所祭の
準備等、様々に汗をかいて頑張っている姿を見せてもらいました。もちろん、見る
ことのできなかった人たちの頑張りも含めて、それらの努力が何かしらの成果とな
って現れることを願ってやみません。また、夏休み中は広報で本校の教職員が近隣
の中学校を訪問しました。私の訪問したある中学校では、今年度から本校の卒業生
が英語教諭として頑張っていたりして、同じ教員として、何かとてもうれしい思い
もさせてもらいました。
さて、1学期の始業式では「一分八間」という話をしました。スタートを誤ると
時間の経過により、そのズレが大きくなってしまうので、時々に自分の生活を振り
返り、軌道修正をするとよいという話でした。心に留めていてくれたらうれしいで
す。本日は「麻の中の蓬」という話を紹介します。蓬は自然に生えると、複雑に枝
を張って伸びていきます。しかし、天に向かって真っすぐに茎を伸ばす麻の畑の中
に混じって生える蓬は、特に支えがなくても真っすぐに伸びていくそうです。これ
は、私たち人間が環境次第で育ちが変わってくることにも似ています。つまり、麻
のような真っすぐな心を持った集団の中で生活すると、真っすぐな心の持ち主にな
るということを表しているのです。本校にはそれに近い雰囲気があると思っていま
すが、さらに、皆さんが持つ個性をそれぞれに伸ばしてもらいながら、本校の教育
環境を整えていきたいと考えています。
最後に、この9月には本所祭が開催されるとともに、1学生の墨田区防災訓練や
2学生の修学旅行があったり、3学年は進路決定に向けた取組みが本格的に始まっ
たりして、忙しい毎日になると思います。是非、毎日の学習や部活動等への取組み
とともに、体調管理に努め、充実した形で2学期のスタートを切って欲しいと思い
ます。私からの話は以上です。