線形思考から非線形思考への パラダイムシフト

2015/10/11
リアル臨床2015
線形思考から非線形思考への
パラダイムシフト
日頃臨床と向き合っていると、クライアントの身体状
況は刻々と変化しています…
昨日出来ていた動作が変わっていたり、出来なく
なっていたり…
自分の解釈として…
効果が継続しない
テクニックが未熟
統合と解釈が間違っている etc
…でも、それだけではないのでは?
新横浜整形外科リウマチ科リハビリテーション科
柔道整復師 齊藤 彬
2500
線形現象…
全体が部分の総和として
理解出来る
2000
1500
1000
500
無秩序から秩序を生み出す
0
0
5
10
15
20
生命に秩序が生み出される原理
(Schrodinger,1944)
25
エントロピー…巨視的な系の変化の不可逆的な方向を決定づける量
秩序から秩序を作る→生物
非平衡状態でミクロな分子同士の協力からマクロな秩序が生成される機
構
非線形現象…
全体が部分の総和と
して理解出来ない
http://matome.naver.jp/odai/2135814494882622901
安定していない
引き込み現象(同期現象)
Huygens
波
一回分の変化
長さ 波長
時間 周期
一秒間の波の個数
周波数f(hz)
T=1/f
リズムを示す非線形振動子が、別の安定なリズムに
引きずられて同期すること
引力
ふり幅
同相同期
波長
高さ
斥力
安定な状態
逆相同期
非線形・非平衡現象の数理① 第3版 リズム現象の世界 蔵本由紀(編) 東京大学出版会 p46 2013
周期運動
波
加重
ゆらぎ
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2015/10/11
リアル臨床2015
リミットサイクルアトラクター
それぞれの振動について唯一の安定な振幅、周期があり、一時的
に外力を加えて振動を乱しても時間が経つと安定な振動に戻るこ
と
相空間上で系の状態がある軌道(リミットサイクル)に収束していく
ことになる
平衡点(臨界点)
状態が変化する点 → この周囲で振動が大きくなる
凝固点
固体
沸点
液体
気体
変数が大きい場合は粘性力を増し値を小さくし、
変数が小さい場合は負の粘性力が働いて値を大きくする
散逸構造(I.Prigogine)
系にエネルギーや物質の流れがある非平衡状態では時間
空間的なパターンが生じる
自己組織化:Synergetice
(Haken,1976)
システムを構成する多数の要素が相互作用を通じて、全体
としての秩序を生み出す協力現象
非平衡=不安定
エネルギー
物質
入力
リズム
パターン
放出
振動の原理
熱・老廃物
ゆらぎ
エントロピー
地球・生命・etc
G.ニコリス ・ I.プリゴジーヌ『散逸構造ー自己秩序形成の物理学的基礎』岩波書店 1980
まとめ
振動子
まとめ
振動子
クライアント
触れる
セラピスト
散逸構造
引き込み現象
個人
非線形・非平衡現象の数理① 第3版 リズム現象の世界 蔵本由紀(編) 東京大学出版会 p49 2013
環境
人間も自然界で生きている以上、非線形現象の
思考なくして語れないのでは??
基礎医学(解剖学、生理学、運動学)も勿論大事で
すが、基礎科目(数学、物理、化学etc)も同じように
理の解を出すのには必要なのでは??
幅広い学問の追及が、目の前のクライアントに最
大限の利益を生み出せるのだと思います.
自己組織的に状態をクライアント自身がゆらいで変化させている
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