イーストスプリング・インド・バイウィークリー Vol.108を発行しました。 (PDF)

ご参考資料
Vol. 108
(対象期間:2015年6月22日~2015年7月3日)
インドの代表的株価指数であるSENSEX指数は、追加利下げ観測で上昇した前対象期間の地合いを引継いで上昇しました。ギ
リシャと債権団の交渉決裂で世界的な株安となった局面では下落しましたが、その後は反発して28,000ポイントを回復しまし
た。インド10年国債利回りは上昇(価格は下落)し、為替市場では小幅のインドルピー高となりました。インドは6月からモンスー
ン期(雨季)に入り、降水量の先行きが金融市場を動かす大きな要因となっています。詳しくは、ニュース欄をご参照ください。
[株式市場]
[株式市場]SENSEX指数の推移
セクター別では、追加利下げの恩恵を受けると思われる不動産セ
クターと銀行セクターが対象期間中にそれぞれ、5.3%、5.0%上昇
しました。個別銘柄では、生活用品・食品メーカーのヒンドゥスタン・
ユニリーバが対象期間中に7.7%上昇して、SENSEX指数構成銘柄
の中で値上り率トップとなりました。
(2002年12月31日~2015年7月3日)
(ポイント)
40,000
30,000
週間騰落率
日付
終値
(前週末比)
6月19日 27,316.17
6月26日 27,811.84
1.8%
7月3日 28,092.79
28 092 79
1 0%
1.0%
[債券市場]
20,000
10,000
0
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
10%
日付
利回り
6月19日
6月26日
7月3日
7.71%
7.81%
7.80%
[為替市場]
為替市場では、ギリシャと債権団の交渉決裂で株式市場が下落し
為替市場では
ギリシ と債権団の交渉決裂で株式市場が下落し
た局面ではインドルピー安に振れたものの、対象期間を通して見る
と、対円では0.1%、対米ドルでは0.2%の小幅なインドルピー高と
なりました。
[債券市場]インド自国通貨建て10年国債利回りの推移
(2002年12月31日~2015年7月3日)
インド10年国債利回りは、モンスーン期の降水量が平年を下回り
食品価格に影響を与えるという警戒感から上昇(価格は下落)した
後に低下(価格は上昇)に転じました。気象局の担当者は6月23日
雨季全体では降水量平年比88%という予報を現時点で変更する
気はないと述べました。
変化幅
(前週末比)
0.10%
-0.01%
[ニュース]
市場を動かすモンスーン期の降水量
9%
8%
7%
6%
金融
5%
4%
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
[為替市場]インドルピーの対円レートの推移
(2002年12月31日~2015年7月3日)
(
年 月 日
年 月 日)
(円)
3.5
円安インドルピー高
3.0
日付
為替レート
6月19日
6月26日
7月3日
1.937
1.940
1.938
週間騰落率
(前週末比)
0.2%
-0.1%
モンスーン期が平年を上回る降水量で始まってインド株
は上昇しましたが、気象局の担当者が雨季全体では降
水量平年比88%という予報を変更する気はないと述べた
ことで国債利回りは上昇しました。雨季の降水量は、農
業の比重が高いインド経済にとって重要です。特に今年
は、インド準備銀行(RBI、中央銀行)のラジャン総裁が6
月2日の追加利下げ後に、今後の政策スタンスについて
「モンスーン期の状況が明らかとなるまで待つ」方針を示
したことで、金融市場の注目を集めています。気象局は7
月2日、6月1日から7月1日までの降水量が平年を13%上
回ったと発表しました。しかし、6月の降水量は雨季全体
の18%に過ぎず、7月以降の降水状況によっては金融市
場が大きく動く可能性があり、注意が必要です。
海外からインドへの直接投資、増加基調続く
2.5
2.0
投資
15
1.5
円高インドルピー安
1.0
2002年12月 2005年12月 2008年12月 2011年12月 2014年12月
出所:上記のグラフはいずれもBloomberg L.P.のデータに基づきイーストスプリング・インベ
ストメンツ作成。
国連貿易開発会議(UNCTAD)は6月24日に「世界投資
レポート」を発表し、海外からの直接投資について、昨
年は世界全体で前年比16%減少する中、インドへの直
接投資は同22%増加したと述べました。昨年の海外か
らインドへの直接投資は340億米ドルで、直接投資対象
国のトップである中国の1,290億米ドルと比べてまだ少
ないものの UNCTADでは インドの景気回復が本格化
ないものの、UNCTADでは、インドの景気回復が本格化
する中で今年も海外からの投資の増加基調は続くと予
想しています。増加基調が特に強まるセクターとして
は、モディ政権の「メイク・イン・インディア」(インドでもの
づくりを)のキャッチフレーズのもと活性化が期待される
製造業を挙げています。
英国プルーデンシャル社はイーストスプリング・インベストメンツ株式会社の最終親会社です。最終親会社およびそのグループ会社は主に米国で事業を展開
しているプルデンシャル・ファイナンシャル社とは関係がありません。
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ご参考資料
Vol.108(対象期間:2015年6月22日~2015年7月3日)
[インド基礎講座] 2015年上半期の振返り:経済成長率が加速
モディ政権が経済改革を進める中、インドの経済成長率は加速する一方、
物価上昇率は目標を下回る水準で推移しています(図表1)。SENSEX指数
は経済改革への期待から 昨年2月の20 000ポイント近辺の水準から急騰
は経済改革への期待から、昨年2月の20,000ポイント近辺の水準から急騰
し、今年3月には一時30,000ポイントを超えました。その後は、6月前半まで
調整局面となりましたが、上半期を通して見ると1.0%高で終わりました(図
表2)。インド10年国債利回りは、昨年4月初めの9%を超える水準から今年
初めまで低下基調を続けた後、今年上半期はおおむね7%台後半で推移
しました(図表3)。為替市場では米ドル高が進みましたが、インドルピーは
比較的堅調で対米ドルでの下落率は0.9%に留まり、対円では1.6%上昇し
ました(図表4)。
(図表2)SENSEX指数の推移
(ポイント)
(2013年12月31日~2015年6月30日)
30,000
25,000
20,000
2013年12月
2014年6月
2014年12月
2015年6月
(図表3)インド自国通貨建て10年国債利回りの推移
(2013年12月31日~2015年6月30日)
10%
(図表1)政治経済の振返り(2015年上半期)
モディ政権、経済改革を促進
9%
昨年の総選挙で30年ぶりに単独過半数を制したインド人民党のモ
政 ディ政権は、インドの成長率を引上げるため外資規制緩和などの
経済改革を進めました。モディ首相は昨年の日米訪問などに続い
治
て、今年上半期も独仏や中国などを訪問し、「メイク・イン・インディ
ア」(インドでものづくりを)のキャッチフレーズを掲げ、インドへの投
資を呼びかけました。
8%
7%
2013年12月
(円)
経済成長率は加速、物価上昇率は目標以下に収まる
20
2.0
2014/15年度(2014年4月~2015年3月)の実質国内総生産(GDP)
経 成長率は前年度比+7.3%で、2013/14年度の同+6.9%から加速し
済 ました。消費者物価指数(CPI)上昇率は、昨年初めの8%前後の
水準から大幅に鈍化し、昨年9月から、2016年1月までの目標であ
る6%を下回る水準で推移しています。
金
物価上昇率が鈍化する中、3回の利下げ
融 物価上昇率が鈍化する中、インド準備銀行(RBI、中央銀行)は今
政 年1月、3月、6月と3回の利下げを実施し、政策金利であるレポ金
策 利を8.00%から7.25%に引下げました。
2014年6月
2014年12月
2015年6月
(図表4)インドルピーの対円レートの推移
(2013年12月31日~2015年6月30日)
円安インドルピー高
1.8
1.6
2013年12月
2014年6月
2014年12月
2015年6月
出所:Bloomberg L.P.のデータに基づきイーストスプリング・インベストメンツ作成。
イーストスプリング・インベストメンツ株式会社について
165年以上の歴史を有する英国の金融サービスグループの一員です。
●イーストスプリング・インベストメンツ株式会社は、1999年の設立以来、日本の投資家のみなさまに資産
運用サービスを提供しています。
●イーストスプリング・インベストメンツ株式会社の最終親会社は、英国、米国、アジアをはじめとした世界
各国で業務を展開しています。
●最終親会社グループはいち早くアジアの成長性に着目し、アジアでは14の国や地域で生命保険および
資産運用を中心に金融サ ビスを提供しています 最終親会社グル プの運用資産総額は 2014年
資産運用を中心に金融サービスを提供しています。最終親会社グループの運用資産総額は、2014年
12月末現在、約4,960億ポンド(約92兆円、1ポンド=187.03円)に上ります。
イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッドについて
■アジア地域を幅広くカバーする資産運用会社で、インドを含むアジア株式・債券に関する専門知識と豊富な経験を最大限活用した
運用を行います。
イーストスプリング・インベストメンツの属するグループのインドの運用会社(ICICIAM)について
■1993年にインド大手の民間銀行ICICI銀行の資産運用会社として設立され、1998年からはイーストスプリング・インベストメンツの属
するグループとの合弁で事業を展開しています。ICICI銀行は、50年以上の歴史を持ち、2015年3月末現在、総資産は約6兆4,612億
す
弁
展
す
銀
、
、
月
、 資産 約
,
ルピー(約12兆3,798億円、1ルピー=1.916円で換算)となっています。
■設立以来、インドで資産運用事業に注力している、インド大手の運用会社です。2014年12月末現在、運用資産総額は約1兆3,676億
ルピー(インドにおけるシェア約12.4%)となっています(出所:Association of Mutual Funds in India)。
[当資料に関しご留意いただきたい事項]
当資料は、インドの証券市場と政治、経済、文化等にかかる情報提供のみを目的として、イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(「当社」)が株式
会社DZHフィナンシャルリサーチに情報提供を依頼し作成したもので、特定の金融商品等の勧誘・販売を目的とするものではありません。また、金融商品
取引法に基づく開示資料でもありません。当資料には、現在の見解および予想に基づく将来の見通しが含まれることがありますが、事前の通知なくこれら
を変更したり修正したりすることがあります。また、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。当資料で使用しているグラフ、パフォーマン
を変更
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りする
あります。ま 、将来 市場環境 変動等を保証するも
ありま
。当資料 使用
るグラ 、
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ス等は参考データをご提供する目的で作成したものです。数値等の内容は過去の実績や将来の予測を示したものであり、将来を保証するものではありま
せん。当資料は信頼できると判断された材料を使い、十分な注意を払って作成していますが、当社および株式会社DZHフィナンシャルリサーチは、必ずし
もその正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたも
のであり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、当社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。
イーストスプリング・インベストメンツ株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第379号
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