農政連情報 納得のいく決着にたどり着けなかった無念

共同作業(撮影:瑞穂その様) 第3回「未来に伝えたい農業・農村の風景」フォトコンテストで、JA グループ熊本賞を受賞した3作品の中の1点です。
今月の表紙
平成27年
■農政連公認・推薦候補者を決定
■“熊本の食と農を守る集い”を開催
■各連合会からのお知らせ
4
No.303
農政連推薦
参議院議員山田としおの
1
20
に
農
政
問
題
と、そして地域の非農家の多くの
准組合員の要望にも応える機能を
着実に発揮し、地域に無くてはな
らない社会的な組織としての存在
価 値 を き ち ん と 高 め る こ と で す。
全国には、すでにこうした役割を
しっかり担っているJAはたくさ
んあります。全国のJAで、まさ
に地域の特性に応じて、こうした
ことをしっかりやろうではありま
せんか。
今回のJA改革の議論には、多
くの自民党議員が連日参加してJ
Aの 応 援 を し て い た だ き ま し た。
自民党議員の多くが、日本の気候
や国土の制約等からしても、JA
が、地域を支え、家族農業を支え、
ひいては日本の安定の基盤を支え
ていると見てくださっていること
を痛感しました。こうした存在を、
岩 盤 規 制 の 打 破 だ と い う こ と で、
いたずらな競争原理を導入して潰
してはいけないという意見も多く
ありました。
私は、皆さんと一緒に、必要な
政策の確立に全力を挙げます。
納得のいく決着にたどり着けなかった無念
JA改革の具体策が決まりまし
た。 年余り、一番の当事者とし
てJA改革問題に取り組んできな
がら、納得のいく決着にたどり着
けなかったという歯がゆさ、後悔
の念があります。かつては農林部
会長、今は部会長代理ではあるも
のの、少人数のインナー会議とい
う形での党と政府との論議の場に
参画させてもらえず、周辺でうろ
うろしてきたこともあるのでしょ
う。その分、参議院の農業・農協
研究会の事務局長として、常時
∼ 人の参議院議員が出席した研
究会の議論を大事にして、参議院
としての取り組みで一定の歯止め
を か け た い と 考 え て い ま し た が、
これも不発に終わりました。
法 律 の 規 定 を ど う す る か、 配
慮するとしている部分についてど
う具体化するのかなど、まだまだ
課題は残されています。JA全中
が、これまでと同様、JAグルー
プの代表として機能発揮できる体
制を、JAや連合会の協力で作り
上げねばなりません。また、監査
機構を公認会計士法に基づく監査
法人にしっかりと作り上げ、全国
のJAに選択してもらうようにし
なければなりません。そして、政
策形成と実践については、全国の
農協農政運動組織の飛躍的な強化
で取り組めるようにしなけれ ば な
りません。
まず、JAグループが、地域で
農業を営む組合員農家の要望に応
え、しっか り と 農 業 生 産 と 販 売・
購買の事業で役割を発揮するこ
2015 年2 月19 日 JA全国青年大
会TPP等にかかる緊急集会で挨拶
「農協改革に関する法制
度等の骨格」の概要につ
いて
特 集
農政連情報
発 行/熊本県農業者政治連盟
熊本市中央区南千反畑町2−3 電話 096-328-1284 編集責任者 山本 浩二 平成9年7月4日第三種郵便物許可
発行日/平成 27 年 3 月 15 日・毎月1回 15 日発行 定価/1部 50 円(但し、会員の購読料は会費の中に含む)
30
11
13
【与党取りまとめを踏まえた法制度等の骨格(要約)】
平成26年6月(与党取りまとめ)
平成27年2月(法制度等の骨格)
1 単位農協のあり方
(1) 単位農協における農産物の有利販売(そ
れと結びついた営農指導)と生産資材の有利調
達
○ 「農産物の買取販売」に関する数値目標の
設定・段階的拡大など
○ 法改正不要(単位農協・全農・経済連の自
己改革の実行を注視)。
○ 生産資材等の有利調達
○ 法改正不要(単位農協・全農・経済連の自
己改革の実行を注視)。
○ 単位農協(金融事業)の負担やリスクの軽
減による経済事業への人的資源等のシフト
○ 法改正不要(単位農協・農林中金・信連・
全共連の自己改革の実行を注視)。
○ 単位農協理事への認定農業者、農産物販売
や経営のプロの登用および女性・青年役員の
積極的登用
○ 理事の過半数を原則として認定農業者や
農産物販売・経営のプロとすることを求める
規定を置く。また、理事の選任に当たって、理
事の年齢や性別に著しい偏りが生じないよ
うに配慮する旨の規定を置く。
(2) 各単位農協による積極的な事業運営およ
び優良事例の横展開
○ 各単位農協が利益を上げ、組合員への還元
と将来への投資に充てていくべきことの明
確化
○ 農協法第8条(事業の目的)を改正する。
○ 連合会・中央会による各単位農協への制約
の禁止
○ 農協(連合会)が、組合員(単位農協)に事
業利用を強制してはならないことを明記す
るとともに、専属利用契約に関する規定を削
除する。
この他、回転出資金制度の廃止等、規定の
整備を行う。
No.303 みどりの風 2015.3.15(2)
﹁農協改革に関する法制度等の骨格﹂の概要について
先 月 号 でお 伝 え し た 通
り 、2月 9日 に 自 民 党 ・ J
Aグループにおいて、﹁農協
改革に関する法制度等の骨
格﹂
の合意がなされました。
2月 日開
また、政府も、
催の﹁農林水産業・地域の活
力 創 造 本 部︵ 本 部 長 安 倍
首 相 ︶﹂にお い て 、この 骨 格
について了承しました。
本 号 で は 、今 回 、政 府・自
民 党・J A グ ループ 間 で 合
意 さ れ た 内 容 につ い て 、報
告します。
今 後 は 、政 府・与 党 で 決
定する改正農協法等の内容
が 、2月 9日の 合 意 内 容 に
沿 う もの で あ る か ど う か 、
引き続き注視していくとと
もに、 年 月に取りまと
めた﹁ J A グ ループ 自 己 改
革 ﹂の 実 践 に 向 け ての 検 討
が 、進 め ら れ る こ と と なっ
ています。
26
平成26年6月(与党取りまとめ)
平成27年2月(法制度等の骨格)
(3) 単位農協によるニーズに応じた適切な事
業運営の展開
○ JAの組織分割や、組織の一部の株式会
社・生活協同組合等への転換
○ 農協について、選択により、組合を設立す
る新設分割及び組合から株式会社、消費生活
協同組合等への組織変更ができる規定を置
く。
○ 上記を前提とした、准組合員事業利用への
一定のルール導入検討
○ 准組合員の利用量規制のあり方について
は、直ちには決めず、5年間正組合員及び准
組合員の利用実態並びに農協改革の実行状
況の調査を行い、慎重に決定する。
2 連合会・中央会のあり方
連合会・中央会における、単位農協の適切なサ
ポートを可能とする事業・組織の見直し
(1) 連合会・中央会の事業見直し
− 省略 −
○ 法改正不要(連合会の自己改革の実行を
注視)。
(2) 連合会・中央会の組織見直し
○ 全農・経済連の、農協出資の株式会社への
転換
○ 全農・経済連について、その選択により、株
式会社に組織変更ができる規定を置く。
○ 厚生連の、社会医療法人への転換
○ 病院等を設置する厚生連について、その選
択により、社会医療法人に組織変更ができる
規定を置く。
○ 農林中金・信連・全共連の、農協出資の株
式会社への転換
○ 金融庁と中長期的に検討する。
○ 中央会制度の、現行の制度から自律的な新
たな制度への移行
○ 信用事業を行う農協(貯金量200 億円以
上の農協)等については、公認会計士による
会計監査を義務付ける。一方、業務監査(コ
ンサル)は、農協の任意とする。
※ このため、全国中央会は公認会計士法に基
づく監査法人を新設し、農協は当該監査法人
又は一般の監査法人の監査を選択して受け
る。
○ 平成31 年3月31 日までの間に、都道府県
中央会は農業協同組合連合会に、全国中央会
は一般社団法人に、それぞれ移行する。
(3)No.303 みどりの風 2015.3.15
12
17
推薦
宇城市・
下益城郡
末松 直洋
無・新
推薦
吉田 孝平
自・新
推薦
小早川宗弘
自現③
推薦
八代市・郡
髙野 洋介
自現②
推薦
芦北
球磨郡
天草
公認
井手 順雄
自現④
公認
甲斐 正法
自現①
推薦
重村 栄
自現③
推薦
森 浩二
自現③
推薦
磯田 毅
無現①
推薦
浦田祐三子
自現②
推薦
坂田 孝志
無・元
推薦
内野 幸喜
自現②
推薦
水俣市
吉永 和世
自現④
公認
渕上 陽一
自現②
推薦
芦北郡
山本 秀久
自現⑨
公認
早田 順一
無現②
推薦
人吉市
溝口 幸治
自現③
推薦
菊池市
前川 收
自現⑥
公認
松田 三郎
自現④
公認
合志市
髙木 健次
自現②
推薦
緒方 勇二
自現①
推薦
田代 国広
自現②
推薦
山口ゆたか
自現②
推薦
東 充美
自現②
推薦
西岡 勝成
自現⑨
公認
池田 和貴
自現③
推薦
泉 広幸
自現①
推薦
熊本市
第 二
玉名郡
阿蘇
天草市・郡
公認・推薦候補なし
阿蘇市
河津 修司
無・新
推薦
上益城郡
増永慎一郎
自現②
推薦
八代
荒尾市
玉名市
山鹿市
球磨
上天草市
菊池
菊池郡
農政連公認・推薦候補者を決定
自現①
宇城
品、甘味資源作物などの重要品目を除
外又は再協議の対象とすること。
︵ 2︶ 重 要 5品 目 な ど の 聖 域 の 確 保
を最優先し、それが確保できないと判
断した場合は、脱退も辞さないものと
すること。
九谷 高弘
自現⑦
鹿本
2. 与 党 と り ま と め に 基 づ く 農 協 法 改
正の確実な実行について
︵ 1︶ 今 回 の 農 協 改 革 が 、 ﹁ 農 業 所
得の向上、地域の活性化﹂という目的
にどのように繋がっていくのか、国
民・農業者に対して十分な説明責任を
果たすこと。
︵ 2︶ ﹁ 農 業 所 得 の 向 上 、 地 域 の 活
性化﹂を実現するために、今後の改正
法案作成において、今回の与党取りま
とめが誠意をもって確実に具体化され
ること。
︵ 3︶ 准 組 合 員 の 事 業 利 用 制 限 に つ
い て は 、 5年 間 の 実 態 を 見 極 め て 決 定
するとしているが、地域社会のインフ
ラ と し て 、 J Aの 事 業 利 用 は 地 域 生 活
者にとって不可欠なものであることか
ら、准組合員に対する事業利用の制限
等は今後とも行わないこと。
宇土市
村上 寅美
玉名
熊 本 県 農 政 連︵ 委 員 長 = 梅 田 穰 J A
熊本中央会会長︶
は、
2月 日
︵火︶
、熊
本 市 内 の ホ テ ル で 、 第 6回 農 政 連 委 員
会並びに組合長合同会議を開催しまし
た。
農協改革に関する骨格案概要につい
て、竹熊中央会常務から報告があった
後 、 4月 3日 告 示 、 日 投 開 票 の 県 議
会議員選挙について対応を協議しまし
た。
候補者の公
認・推薦につ
いては、農政
連各地区総支
部から申請さ
れた中から、
﹁公職選挙公
認推薦基準﹂
に基づき協議
が行われた結
果、下表のと
おり 名︵公
認7名、推薦 名︶に決定しました。
また、公認・推薦の候補者と次の項
目について、政府・国会議員に対し強
く働きかけるよう政策協定を締結する
ことを決定しました。
農政連
審議結果
熊本市
第 一
▲開会にあたり挨拶する梅田委員長
なお、各地区総支部では3月5日∼3
月 日にかけて、前述の統一項目に独自
項 目 も 併 せ た 政 策 協 定 書 の 締 結 と 、公
認・推薦証の授与式を行いました。
所属
熊本市
阿蘇郡
上益城
総支部推薦
候補者名
公認・推薦候補なし
選挙区
総支部名
農政連
審議結果
所属
総支部推薦
候補者名
選挙区
総支部名
24
1. T P P交 渉 に お け る 国 会 決 議 の 実
現について
︵ 1︶米、麦、牛肉・豚肉、乳製
18
31
県議会議員選挙 農政連公認・推薦候補者名簿
No.303 みどりの風 2015.3.15(4)
〝熊本の食と農を守る集い〟を開催
J A グ ル ー プ 熊 本 と 県 農 政 連 の﹃ 熊
本みどり・食・環境基金﹄は、3月3日
熊 本 市 内 の ホ テ ル に お い て 今 年 で 5回
11
目となる〝熊本の食と農を守る集い〟を
開催しました。県内の農業・農村や豊か
20
な緑、水などの自然環境を守るため、市
とを目的に毎年開催しています。
規就農者に対する﹃人的﹄支援も重要
合わせた輸出用スイカ作りに新たに挑
で あ り 、 J A青 壮 年 部 こ そ そ の 受 け 皿
戦している。
になれると思う。既に新規参入者と青
秀 賞 受 賞 の J A菊 池 の 栗 原 弘 陽 氏 と 、
壮 年 部 を 繋 ぐ ﹃ 七 城 N A Wネ ッ ト ワ ー
﹁組織活動実績﹂の部門で最優秀賞受
○講演 本当に大丈夫?食の安全
消費者問題研究所
ク﹄をはじめている。今後さらに強固
賞 の J A鹿 本 の 西 原 一 徳 氏 の 事 例 発 表
代表
垣田達哉氏
食物に異物が混入しておれば、危険
なネットワークをつくり、新規参入者
がありました。
物でなくとも消費者は不潔感で許せな
と青壮年部、地域の繋がりを強固にし
なお、栗原氏は 月の九州・沖縄地
たい。
い。一方メーカー側は、消費者のいい
区大会でも最優秀賞に輝いています。
がかりだと通常から思っているため、
①NAW New entry Agriculture Worker ②∼飛べ!桜井青年部∼
問題が発生したときの間違った対応を
西原 一徳氏
∼新参者の挑戦∼
繰り返してしまう。消費者を信用して
J A鹿 本 青 年 部 桜 井 支 部 は 、 ﹁ 技 術
栗原
弘陽氏 の向上﹂、﹁安心・安全な作物の提
いない。
農業と全く関わりのないサラリーマ
複数の一流ホテルのレストランで起
供﹂を目標に、農業を通して地域に根
ン家庭で育った私が、七城町の祖父母
きたメニュー表示偽装は、長年に渡っ
差した活動をしている。特に 年前か
が農業をやめようとしていた時﹁後継
てお客の信頼を裏切って来た行為であ
ら、小学生を対象に農業体験学習に取
者﹂に名乗りを挙げたものの、新規就
り組み、農業への関心を高めてもらっ
り、社長の引責辞任の会見からは、会
農者というこれまでとまるっきり違っ
社第一の本音が見える。
ている。
た生活に二年程で挫折しそうになっ
食中毒を契機に牛生レバーが販売・
日 本 政 府 が T P P交 渉 参 加 を 表 明 し
た。
提供禁止となった。子供には、たとえ
た時、ここ桜井支部にも衝撃が走っ
そ う し た 時 、 J Aの 青 壮 年 部 を 紹 介
た。この時から青年部は、特産の JA
法で禁止されていない生肉でも食べさ
され加入したことで、仲間との様々な
せないほうが良いことを親は知ってお
鹿本スイカを逆に海外に輸出すること
交流が生まれて、やる気にスイッチが
くのが大事である。
を 決 意 し た 。 J A、 経 済 連 な ど へ の 相
はいり、目標も見えてくるようになっ
不 当 表示 について は 昨 年 末の 臨 時 国
談、渡航費用の捻出、現地視察。視察
た。それでも、栽培技術の習得や設備
先での JA鹿本のスイカの評判はよ
会で、課徴金︵3%︶を課す法律ができ
資金等厳しい問題も多い。実際に志半
た。年内には、施行がされると思う。
く、良い物を作っていれば高くても
ばでやめてい
買ってもらえると自信を深めた。
健康食品の有効性は分かっていない
く人も少なくな
が、グルコサミンは血糖値、血圧、血
い。
しかし、外国のスイカに勝つには、
輸送コストを含め、流通の合理化は欠
中コレステロール値の上昇が懸念され
近年は、新規
ており注意が必要。妊娠中・授乳中は
か せ ず 、 行 政 や J A, 民 間 は 農 産 物 輸
就農者に対する
出の拡大を目指して知恵をしぼってい
安全性のデータがないので、使用を避
行政の支援も充
けたが良い。
る 。 ま た 、 J Aで は 海 外 に 直 売 所 を 設
実 し 、 J Aで も
ける計画が進行中である。実現すると
最後は、食物を多く扱いよく観察し
独自の有効な
ている女性の、なんとなくという勘も
外国の消費者との距離も近くなる。
バックアップが
青年部桜井支部では、海外のニーズに
食の安全にとって大事だ。
ある。今後は新
▲事例発表に聞き入る参加者
民団体や多くの県民との連携を図るこ
当 日 は 、 J A・ 連 合 会 役 職 員 や 青 壮
年部・女性部役員に加え、生協等の消
費者団体や食品関連企業ら関係者約
1 7 0名 が 参 加 。 農 業 を 通 じ て 地 域 社
会 の 貢 献 に 取 り 組 む J A青 壮 年 部 の 事
例発表や、食アドバイザーで食品問題
の第一人者である垣田達哉氏の講演な
ど が 行 わ れ ま し た 。 ま た 、 R K K熊 本
放 送 と 共 催 し た 第 3回 ﹁ 未 来 に 伝 え た
い農業・農村の風景﹂フォトコンテス
トの表彰式もあわせて行ないました。
最優秀賞のグランプリは、熊本市の岡
部秀朋さんに輝きました。
事例発表および講演の概要について
は、以下のとおりです。
○事例発表
昨 年 の J A熊 本 県 青 壮 年 部 大 会 に お
いて、﹁盟友の主張発表﹂部門で最優
(5)No.303 みどりの風 2015.3.15
▲講演する垣田達哉氏
⋮⋮ JA経済連 ⋮⋮
17
43
26
⋮⋮ JA中央会 ⋮⋮
平成 年度熊本県茶振興大会
16
14
前川さ ん と 谷 川 さ ん が 最 優 秀 賞
13
∼JA熊本県女性大会∼
本の前川幸恵さんが、フレッシュミズ
の作文コンクールでは、﹁笑顔あふれ
る フ レ ッ シ ュ ミ ズ ﹂ を 発 表 し た J A阿
蘇フレッシュミズの谷川充代さんが最
優秀賞に選ばれました。前川さんは、
7月 に 大 分 県 で 開 か れ る 九 州 地 区 大 会
に県代表として出場。谷川さんは、フ
レッシュミズの作文全国コンクールに
原稿応募されます。
大会では、慈恵病院の蓮田健産婦人
科 部 長 の 記 念 講 演 、 2分 間 ス ピ ー チ 、
青壮年部組織活動実績発表で最優秀賞
を 受 賞 し た J A鹿 本 青 年 部 桜 井 支 部 の
西原一徳さんの発表があったほか、
﹁ J Aグ ル ー プ と 地 域 社 会 の 衰 退 に つ
ながる農協改革には断固反対し、一体
となって自己改革の実践に参画する﹂
との農協改革に関する特別決議を採択
しました。
▲発表する前川さん(右)、谷川さん(左)
平成 年度熊本県茶振興大会が開催
さ れ 、熊 本 県 茶 品 評 会 と 熊 本 県 経 済 連
茶生産流通協議会茶共進会の表彰式が
行われました。
は じ め に 、く ま も と 茶ブ ラ ン ド 確 立
対策協議会主催の熊本県茶品評会表彰
式が行われました。荒茶の部では、普通
煎茶6点、蒸製玉緑茶 点、釜炒り茶
点が出品され、 名が受賞。茶園の部で
は各地域から選出された 点の茶園か
ら 7名 が 、産 地 賞 で は 相 良 村 が 受 賞 し
ま し た 。審 査 長の 小 野 誠 熊 本 県 農 業 研
究 セ ンタ ー 茶 業 研 究 所 長 は﹁ 荒 茶の 部
に お い て は 、い ず れの 茶 種 も 良 品 が 多
く 、出 品 者の 品 質 向 上 に 対 す る 努 力 と
技 術 水 準の 向 上 が 感 じ ら れ た 。茶 園の
部 に お い て は 、病 害 虫 な どの 被 害 も 少
なく良好な茶園が多かった﹂と講評しま
した。
熊本県経済連茶生産流通協議会主催
の平成 年度茶共進会表彰式では普通
煎茶 点、蒸製玉緑茶 点、釜炒り茶
点が出品され、普通煎茶の部7名、蒸製
玉緑茶の部 名、釜炒り茶の部5名、特
別賞3名、共販賞 名、産地賞で JA菊
池 が 受 賞 し ま し た 。審 査 長の 宮 崎 幸 正
J A 熊 本 経 済 連 農 産 部 長 は﹁一番 茶 生
育時期の度重なる晩霜と低温により多
くの地域で霜害や生育遅延がみられた
が 、生 育 後 半の 気 温の 上 昇 と 適 採 時 期
の 好 天 に 恵 ま れ 、良 質 な 生 葉 が 収 穫 さ
れていた﹂と講評しました。
茶 品 評 会 お よ び 茶 共 進 会のお も な 上
位入賞者は次の通り。
︻茶品評会︼
◇荒茶の部▽普通煎茶1等=相良村銘
茶研究会 有( サ)ンティー 川上誠一
︵相良
村 ︶▽ 蒸 製 玉 緑 茶 1等 = 相 良 村 銘 茶 研
究会 有( サ)ンティー 福岡利幸︵相良村︶
▽釜炒り茶1等=栖本製茶工場 猪原真
滋︵天草市︶
◇茶園の部▽1等=右田健一
︵美里町︶
◇産地賞=相良村
︻茶共進会︼
◇ 普 通 煎 茶の 部 ▽ 特 等 = 福 本 勝︵ J A
菊池︶
◇蒸製玉緑茶の部▽特等=南畝洋一
︵J
Aあしきた︶
◇ 釜 炒 り 茶の 部 ▽ 特 等 = 杉 本 直 道︵ J
Aかみましき︶
◇産地賞=JA菊池
▲茶共進会釜炒り茶の部特等の杉本直道さん
31
12
26
26
26
19
J A熊 本 県 女 性 組 織 協 議 会 は 2月
日、宇城市のウイングまつばせで、
年 度 J A熊 本 県 女 性 大 会 を 開 き 、 女 性
部員やフレッシュミズリーダー、青壮
年 部 員 、 J A役 職 員 ら 約 7 0 0人 が 参
加 し ま し た 。 ﹁ J A女 性
心ひとつに
今をつむぎ
次代へつなごう!﹂の
も と 、 J A女 性 組 織 の ﹁ あ り た い 姿 ﹂
を再認識し、魅力ある活動に取り組む
と と も に 、 女 性 の パ ワ ー で J Aを 活 性
化していくとの大会宣言を採択しまし
た。
組織活動体験発表では、﹁今
地域
の 支 え は ダ レ ⋮ ? ﹂ を 発 表 し た J A鹿
▲大会で真剣に聞きいる参加者
26 25
No.303 みどりの風 2015.3.15(6)
⋮⋮ JA共済連 ⋮⋮
測定します。DEXA法と違い超音波
実施中です。こちらもお気軽にお尋ね
⋮⋮ JA厚生連 ⋮⋮
を使用するため、気軽に測定すること
ください。
ができます。
﹁骨粗しょう症について﹂
○予防○
骨 粗 し ょ う 症 は、 骨 の 強 度 が 低 く 骨粗しょう症の発病には、加齢や閉
なって、軽い衝 撃で も骨 折 を 起こし や
経 以 外 に も 食 事 や 運 動の 習 慣 な ど が 深
す く な る 病 気 で す。 現 在、 全 国 で 約
く関 わってい ます。そのため 骨の 生活
1 2 8 0万 人 女
習慣病とも呼ばれ、食事療法や運動療
( 性 9 8 0万 人、男 性
3 0 0万 人 い
法 も 骨 粗 しょう 症の 予 防 に は 欠 か せ ま
) る と 推 定 さ れ、男 性 よ
り 女 性 が 多 く なってい ま す。今 後、高
せん。
齢 化 が 進 む につ れ て 骨 粗 し ょう 症 の 患
①食事
者が増え、骨折の危険性が高まること カ ルシ ウ ム、ビ タミン D、ビ タミン
が 予 想 さ れ ま す。骨 折 を 起 こ す と、背
Kなど、骨量を増加させる栄養素を積
骨の変形 や腰痛が起こり、寝たきりの
極的に摂りましょう。
原因になることもあります。
○原因○
カルシウムを多く含む食品
閉経による女性ホルモンの変化、加 牛 乳、乳 製 品、小 魚、小 松 菜、チ ン
齢、栄 養 バラ ンス、運 動 不 足、治 療 薬
ゲン菜、大根、大豆製品など
な ど に よって、骨の代 謝 に異常を き た
します。
ビタミンDを多く含む食品
○症状○
サケ、サンマ、ウナギなど
骨 が 弱 く な るこ とで 次の よ う な 症 状
が現れてきます。
ビタミンKを多く含む食品
・背が縮んだように感じる
納 豆、 ホ ウ レ ン 草、 小 松 菜、 ニ ラ、
ブロッコリーなど
・背中や腰が丸くなった
② 骨は、適度な刺激を与えることで形
・背中や腰が痛む
成が促されます。骨量低下防止のため
○骨粗しょう症の検査○
に有効な運動であるウォーキング、ジョ
骨粗しょう症の骨塩定量測定検査は、
ギン グ、エアロビクスなどで体を動か
一般 的に X線 や 超 音波 な どを用いた方
しましょう。
法で行われています。
食 生 活 を 含 む 生 活 習 慣の 改 善 が 骨 粗
①DEXA︵デキサ︶法
しょう 症の予 防につな が り ま す。その
エ ネ ル ギ ー 量 の 異 な る 2種 類 の X線
た め に、 市 町 村 な ど が 行 う
を使って 測定します。全身のほとんど
健 診 を 積 極 的 に 受 け て、 早
の骨を測ることができます。
期 発 見・ 予 防 に 努 め る こ と
②超音波法
が大切です。
か か と や す ねの 骨 に 超 音 波 を あてて
(7)No.303 みどりの風 2015.3.15
JA共済 3Q訪問活動実施中
J A 共 済 で は、 創 立 以 来、 み
な さ ま に﹁ お 会 い す る こ と ﹂ を
大切にしています。
年 度 も、 組 合 員・ 利 用 者 の
方々一人ひとりのニーズに則し
たきめ細やかな保障提供を目指
し て、 全 戸 訪 問 活 動﹁ 3 Q 訪 問
活動﹂に取組んでいます。
ご自身やご家族の保障につい
て気になること、ご不明・ご心配
な こ と な ど、 J A 職 員 が お 伺 い
し ア ド バ イ ス い た し ま す。 新 し
い安心は新しい出会いから・・・。
どうぞお気軽にお尋ねください。
また、日頃の感謝を込めて﹁あ
んしんチェックキャンペーン﹂を
実施しています。ご応募いただく
と、抽選で﹁JA共済オリジナル
アイロボットルンバ︵アンパンマ
ン モ デ ル ︶﹂ や﹁ パ ナ ソ ニ ッ ク
ハンドブレンダ︱﹂などの素敵な
プ レ ゼ ン ト を お 届 け し ま す。 応
募期間は平成 年 4月 1日∼平
成 年 3月 日 ま で の 年 間 4期。
第 1期の締切は平成 年 6月
日 と な っ て お り ま す。 詳 し く は、
JA窓口でお尋ねください。
あわせて﹁はじまるキャンペー
ン﹂
﹁ご紹介キャンペーン﹂
﹁自動
車共済見積りキャンペーン﹂も
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J A か ら ご家 庭 へ
ふれあい食材
“JAふれあい食材宅配”を
お知り合いの方、ご近所の方に
ご紹介下さい♪
JA FOODS DELIVERY SERVICE
ご紹介キャンペーン
キャンペーン期間中に
【新規ご加入いただいた方】
と
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に
いずれか一つご希望の商品をプレゼント!
平成27年4月1日(水)∼6月30日(火)
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C
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国産若鶏もも
和風唐揚げ
手間いらずお赤飯
《 220g 》
《 350g(2合用)》
《 2食×2 》
国 産 若 鶏 もも 肉 を 使 用し 、
しょうゆとしょうがをベースに
した和風の唐揚げです。衣に米
粉を混ぜサクッとした食感に仕
上げました。
レンジで温めるだけの簡単調
理です♪
国産のもち米と小豆と煮汁が
セットになった、炊飯器で出来
る、美味しい本格お赤飯です。
無洗米なので準備から後片付け
まで手間いらず♪
オプションでも大人気です!
サッと湯がいて、冷水でよ
冷凍ざるうどん
くもみ洗いするとコシのある
ざるうどんが出来ます。冷凍
麺ならではのモチモチ感を味
わってみて下さい♪
※ご希望の商品は新規加入者が1ヵ月以上ご利用された場合、お届けいたします。
あとがき
家の光協会発行の﹁地上﹂で、 2月
号よりアジアを中心に旅をする写真
家・三井昌志さんの﹁土と輝く﹂が隔
月連載で始まった。
第 1回 は ベ ト ナ ム 最 北 部 ハ ザ ン 省 の
山岳地帯に生きる少数民族です。彼ら
は、石ころだらけの痩せた土地、驚く
ほどの急斜面で農耕を営む。
村人が、そうした畑を耕す見開きの
写真、そのキャプションに﹁わたした
ちに、とてつもない忘れ物を思い出さ
せる。﹂とある。
三 井 氏 は 聞 く、﹁ な ぜ、 こ の 土 地 を
離れないのか。﹂
﹁ここがおれたちの生まれた土地だ
からさ。他へ移るなんて、考えたこと
もない。﹂と村の男は答えた。
4月号は、東テイモールである。
●盟友の皆様のご意見や周辺地域の話
ご紹介カード
題、写真などお寄せ下さい。
[email protected]
︵電
話︶096ー328ー1284
︵FAX︶096ー326ー5807
︵Eメール︶
連絡先
熊本県農業者政治連盟
〈 キ リト リ セ ン 〉
No.303 みどりの風 2015.3.15(8)