リーズ大学 LC ■所在地 Leeds, LS2 9JT, U.K. ホームページ:http://www.leeds.ac.uk/ 主な対象学部 外国語学部:語学留学(英) リーズ大学は 19 世紀後半から 20 世紀初頭にかけて産業や工業の近代化を支えるために英国の主要都 市 に 創 設 さ れ た 一 連 の 大 学 の 一 つ。19 世 紀 に 創 設 さ れ た Yorkshire College of science and Technology と Leeds Medical School の 2 校が合併し 1904 年に誕生。校舎に「赤いレンガ」が使用され たことから、マンチェスター大学やシェフィールド大学と共に Red Bricks の愛称で知られる。大学は質 の高い教育を行っていることで、国際的に評価が高く、留学生に対しての配慮が行き届いている。現在 100 ヶ国以上から約 4,000 名の留学生がリーズ大学で学ぶ。 沿 革 特 色 宿 泊 大学が直接斡旋するホームステイまたは大学宿舎。 生 活 リーズ市は、ロンドンとエジンバラの中間(どちらも列車で約 2 時間)にある国際的な都市。街の中心か ら車で 30 分の範囲に約 220 万人が住み、学生の都市としても高く評価されている。大学は「北のナイツ ブリッジ」と呼ばれるショッピング・モールから歩いて 10 分ほど、リーズ駅も徒歩圏内。 条 件 留 学 時 期 リーズ大学ランゲージセンター(LC)のプログラムは、ブリティッシュ・カウンシルの Accreditation UK によって高品質の EFL(English as a foreign language)として認められている。LC は語学専攻では ない学生に外国語の授業を実施し、かつ英語を母語としない者向けのプログラムを提供。設備は大規模、 高品質であり、技術的なリソースも多く揃っている。麗澤生が受けるジェネラル・イングリッシュ・プロ グラムで、多様な国籍の学生が最大 16 名のクラスで学ぶ。 原則として TOEFL(ITP)または TOEIC500 点以上。サマープログラムの場合、TOEFL435、TOEIC400、 英検準 2 級以上。 ◦日本語・国際コミュニケーション専攻:2 年次に留学する場合、日本語を第一言語とする学生は、1 年 第 2 学期終了時に基礎演習 10 単位以上修得、日本語を第一言語としない学生は、S コース留学生で 1 年 第 2 学期終了時に基礎演習 6 単位以上修得であること。A コース、B コース留学生は 3 年次以降に留学 する。 ◦英語 2 専攻:留学前に少なくとも第二外国語Ⅲまで、できればⅣまで履修済である事が望ましい。帰国 後の履修状況を確認しておくこと。 ◦上記以外の専攻:それぞれの専攻で相談。 ◦英語 2 専攻:単位互換の面で 3 年次以上が望ましいが、2 年次第 2 学期からの留学も可能。 ◦日本語・国際コミュニケーション専攻/国際交流・国際協力専攻:2 年次以上第 2 学期または 3 年次以 上第 1 学期。 成長の5ヶ月 外国語学部英語・英米文化専攻 2014年留学 長谷川 菜奈 5 か月の留学を終えて一番今思うことは、もっとやれたんじゃないか? ということです。不完全燃焼でいます。もっと色々な国の人と話すなど、 授業以外でやらなければいけないことがあったのに、やらなかったこと を今後悔しています。 「リーズ大学に留学」とはいっても、大学の語学セ ンターへの留学です。現地の人がそんなところにくるはずもないし、日本 人が多いことも知っていました。それを留学前から知っていたのに、どこ か甘えがでていたのだと思います。そこが残念なところです。もしこれか ら行く方・行きたい方がこれを読んでくれましたら、ぜひ何か向こうで 一発かましてくる!という意気込みで行ってほしいなと思います。また、そ れを実行する人のほうが英語は伸びます。そうすると色々な国の英語も わかるようになります。 27 リーズ大学LC[イギリス] リーズ大学LC[イギリス] University of Leeds,Language Centre 日本人が多いといいましたが、クラスにはアラブ人がたくさんいます。私 のクラスには日本人とアラブ人が半々で、あと韓国人が1人いました。私 は授業外であまり積極的になれませんでしたが、その分授業で結構頑張 れたと思います。アラブ人は自分の意見を全面に押し出してきて、答えが 食い違った時には、意見をぶつけてきます。その意見に対抗するのにも英 語が必要でした。私は最初はいわゆるイエスマンでしたが、徐々に変わり ました。このままじゃダメだと思ったのに加え、よく聞いているとアラブ人も 問題を間違えていることがわかったからです。ですので、合っている、合っ ていないに関係なく、こうじゃないか?と自分の意見を主張するようになっ ていきました。アラブ人はだいたい 30 歳は越えていて母国で仕事をしてい て、その仕事のスキルを伸ばすためにやってきていました。彼らは Ph. D や masterと呼ばれる学位取得を目指していました。そんな人でも間違え るのだから私が間違えないはずがないと開き直り始めました。白熱して互 いに喧嘩腰になったことがありましたが、おかげで最終的にアラブ人に “strong personality”と表現されたり、先生に良い意味で「日本人らし くない」と言ってもらえました。私の誇りです! 私は 5 か月間ホームステイをしていました。母娘 2 人のご家族で、途 中からは娘のいとこが居候していました。ホストマザーはいつも私を気 遣ってくれ、暗い顔をしていると心配してくれ、話を聞いてくれて、最後は いつもアドバイスをくれました。私はこの家庭に滞在できて良かったと思 う瞬間が何度もありました。特に決定打となった言葉があります。それは 「どうか私たちが二番目の家族だということを忘れないでね」と帰国前に 言ってくれた言葉です。その日の夜は感動でいろいろ考えてしまったのを 今でも覚えています。 休日はパブにサッカーを観に行ったり、マンチェスターのスタジアムツ アーに行ったり、リバプールで試合を見ました。週末は、安い長距離バ スを利用してどこへでも行きました。海外旅行にも自分で飛行機などの 手配をしてフランスやスペインなどに友達と行ってきました。初めて自分 で手配した旅行だったので予約ボタンを押すとき不安と緊張でいっぱい でした。 この5ヵ月間の留学で得たものは大きく、なかなか得難いものだったと 思います。最初の1か月は英語がわからなくて焦りを感じ、また、自分よ り後から来た学生が自分よりも出来るため悔しくて授業中に泣きそうに なったこともありました。楽しい、の一言だけの生活ではありませんでし たが、確かに充実した生活でした。冒頭で不完全燃焼だと言いました が、そんな風に思えるようになったのもこの留学での経験や出会いのお かげです。留学を終えた今、自信を持って留学をして良かったと言えま す。リーズ大学で出会った様々な国籍・日本の友人、イギリスの家族、 先生方、麗澤の先生と職員の方々そして留学をさせてくれた日本の家族 に心から感謝しています。 28
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