環境レポート 2015 ソフト面での渋滞対策 ネットワーク整備や改築事業のようにハード面の対策だけでなく、渋滞が発生しやすい箇所での情報提供や エスコートライトの設置など、ソフト面の渋滞対策を進め環境改善につなげています。 Ⅰ 安全・円滑な ネットワークの実現 速度回復を促すメッセージの表示 上り勾配 この先 渋滞終了 500m先 渋滞終了 速 度 回復 !! 400m先 上り坂 速 度 回復 !! 速度低下 に注意 中央環状線 ( 内回り ) 千住新橋付近での実施事例 エスコートライトの設置 ライトが設置されている左側車線を中心に混雑時の走行速度が改善され、交通容量(交通処理能 力)が向上しました。 ▲ 渋谷線下りの所要時間(谷町ジャンク ション∼用賀間、夕方ピーク時)が、対策 前平均 24 分 → 対策後平均 21 分と 3 分 短縮 ※集計期間: 2015 年 2 月第 2 週と第 4 週の平日 から悪天候を除いた日の比較 Ⅳ 地域社会との 共生と創造 ▲ 渋谷線(下り)と 中央環状線(内回り) の渋滞損失時間が、約 13%減少 Ⅲ 環境技術の 積極導入と普及支援 路側に設置した速度回復誘導灯の光を進行方向へ連続的に流すことにより、上り坂などにおけるドライバーの 無意識の速度低下を防ぎます。 路肩が狭く、車間が詰まった首都高の走行環境でも効果を発揮できるように、3m 間隔で縦長な灯具を設置 しました。 Ⅱ 沿道環境への影響を 軽減する建設・管理 渋滞の先頭では、お客様が前車の速度回復に 気づかず、車間距離が拡がり、渋滞の解消が遅 れる場合があります。 そこで、混雑が予想される期間に LED 標識車 を配置して、渋滞の先頭での速度回復を促すメッ セージを表示しています。 渋谷線(下り) 池尻付近の事例 高速上の工事実施曜日図(2015年3月7日~) 工事渋滞低減の工夫 補修工事は、首都高をご利用になるお客様に安全で快適 な道路を提供するとともに、沿道の皆様への騒音や振動も 低減させるためにも必要なものであるため、損傷が深刻化 する前に適切な補修工事を実施しています。 工事渋滞削減策として、毎週金曜日を原則「ノー工事 デー」としているほか、交通が集中する年末、年度末や行 楽シーズンの連休の時なども工事を行わないようにしてい ます。 また、路線毎に工事を実施する曜日を週 3 ~ 4 日間にあ らかじめ限定しています。工事の規制回数を削減するため に、一つの規制帯で複数の工事を集約して同時に実施し、 さらには交通量が比較的少ない日に昼夜連続の長時間車線 規制を行い、集中的に工事を実施しています。 至 東北自動車道 川口線 至 常磐自動車道 埼玉新都心線 至 第二産業道路 与野 江北 埼玉大宮線 6号三郷線 中央環状線 美女木 小菅 6号 向島線 5号池袋線 板橋 堀切 1号 上野線 熊野町 7号小松川線 中央環状線 竹橋 至 中央自動車道 江戸橋 西新宿 三宅坂 大橋 谷町 3号渋谷線 一ノ橋 浜崎橋 (月 2号目黒線 1 号 羽 田 線 至 第二京浜 至 横浜新道、第三京浜道路 神奈川2号 三ツ沢線 神奈川1号横羽線 金港 生麦 石川町 本牧 大黒 大井 東海 川崎浮島 川崎航路トンネル 10号 晴海線 辰巳 湾岸線 東雲 有明 神奈川6号 川崎線 湾岸線 至 横浜横須賀道路 芝浦 東品川 昭和島 神奈川5号 大黒線 神奈川3号 狩場線 至 横浜横須賀 道路 11号 台場線 都県境 大師 葛西 9号深川線 都 心 環 状 線 至 東関東 自動車道 中央環状線 箱崎 八 重 洲 線 4号新宿線 至 東名高速道路 至 京葉道路 両国 多摩川トンネル (都県境) 凡例 土、 日、 月 土、 日、 火 日、 月、 火 日、 月、 水 月、 火、 水 月、 火、 木 月、 水、 木 火、 水、 木 水、 木、 土 土、 日、 水、 木 日、 月、 火、 水 金曜日以外 安全な走行を確保するための緊急工事は、上記の曜日・時間帯によらず実施します。 6
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