Japan College of Social Work JCSW 日本社会事業大学専門職大学院 藤井賢一郎 http://fujiken.txt-nifty.com/slide/ スライドは、上のアドレスから、8月7日以降にダウンロードしてください。 Japan College of Social Work JCSW 本日の進め方 本日の進め方の説明 2.グループ演習 10:00~11:00 グループで、課題について議論 休憩は、グループごと随時 (休憩) 3.全体演習 11:10~12:00 全体で、課題について議論 1.イントロダクション ~10:00 4.まとめ 1 Japan College of Social Work JCSW ケースメソッドとは もともとは、ハーバード大のロースクールで判例検討で 用いられた手法を発展させたもの。 その後、ハーバードのビジネススクールで発達。ビジネ ススクールの重要な学習手法として定着。ただし、偏重 傾向に非難もある。 わが国では、慶応大学ビジネススクールがハーバード流 を模して積極的に導入。 福祉や医療の現場では→? Ken Fujii, Ph.D. Japan College of Social Work JCSW ケースメソッドの前提・特徴 情報は、ケースに書いてある範囲に限定して、検討する(不明 点は、自分なりの前提を設けて構わない)。 「妥当性の高い考え方」は重要視するが、「解答」は必ずしも求 めない。 限られた情報の中で、多面的・重層的に理解することに重きを おく。 問題に直面した際に、できる限り様々な可能性を考慮して対処 できるようにする。 2 Japan College of Social Work JCSW ケースメソッドの前提・特徴(私見) 事例検討 ケースメソッド方式 専門職が困っている「現実」を事例 としてとりあげる。 複雑な現状を解きほぐし、情報を 掘り起こすことも重要。 どうすべきか、どうしていくか、とい う方針=「解答」を得ることが求め られる。 事例提出者を勇気づけることも重 要。 ケースは参加者が準備。少人数 の参加者を想定。 いわば、道に迷った旅人を導く作業。 ゴール(あるいは大まかな方向性)と 正しい道筋を示すとともに、勇気づけ るプロセス。 過去の固定的事実やフィクション を用いることが多い。 与えられた情報の範囲で、現状 分析や省察に重点化する。 多面的重層的に、様々な可能性 を分析することが重要で、「解答」 を求めることは行わない 主人公を遡上に載せやすい→主 人公を否定的に扱える。 ケースは教員側が準備する場合 が多い。多人数の参加が可能。 いわば、旅行をシミュレーションする 作業。できるだけ色々な種類の行程 や手段・到達点を考える。 Japan College of Social Work JCSW グループ演習の進め方① 1.イントロ 2.グループ演習 3.全体演習 4.まとめ グループリーダー(GL)を決めます。立候補制です。じゃん けん等で決めてはいけません。 GLは、司会、板書、時間管理を行います。 GLは、課題の順番に沿って、メンバーの意見を聞いていきま す。ただし、順番に聞いていくというスタイルはとらないでく ださい。 メンバーは、できるだけ個人ワークで書いたことにもとづいて、 発表します(ただし、議論が進めば、個人ワークで書いたこと 以外も発表しても構いません)。 意見が言いっぱなしにならないように、できる限り、意見を関 連づけて議論を進めてください(GLは積極的に誘導して下さ い)。 グループワークの目的は、①自分の意見を「試す」、②小グ ループで議論し互いの考えを深め・整理する、③発言すること になれる、ことによって、全体演習を積極的に、かつ、実り多 くすることです。 グループワークの結果を発表することはありませんので、まと める必要はありません(全体演習は、改めて、議論を一から行 います)。 Ken Fujii, Ph.D. 3 Japan College of Social Work JCSW グループ演習の進め方② 勇気、礼節、寛容がケースメソッドの3つの徳です。 1.イントロ 勇気:怖じず、遠慮無く、活発に発言してください! 2.グループ演習 礼節:互いに敬意を払い、全員で議論を組み立ててい くよう協力してください! 3.全体演習 寛容:互いを認め合い、他人の価値観や視点を受け入 れて下さい! 4.まとめ 学びの協働的空間であることを意識して、ご協力を よろしくお願いします。 Ken Fujii, Ph.D. Japan College of Social Work JCSW 全体演習の進め方 1.イントロ 2.G演習 3.全体演習 4.まとめ 必ず挙手し、藤井に当てられてから発言して下さい。 基本的には誰がどんな発言をしても構いません。ただ し、藤井がある程度議論を支配します。 グループ演習での議論と関係なく発言して構いません。 なお、グループ演習での他人の意見をそのまま発表す るのは、「礼節」を重んじてください。 「勇気」をもってどんどん発言して、藤井を助け、学 びの空間を作っていけるよう協力よろしくお願いしま す。 Ken Fujii, Ph.D. 4
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