Ken Fujii, Ph.D. Ken Fujii, Ph.D. 施設介護員女性の年収 5000 4500 4000 3500 3000 2500 2000 施設介護員男性の年収 5000 看護師女 准看護士 臨床検査技士 OTPT 栄養士 保育士 幼稚園教諭 百貨店員 販売店員 スーパー店チェッカー 理美容師 調理師女 パン・洋生菓子製造工 施設介護員 Japan College of Social Work 看護師 准看護士 臨床検査技士 OTPT 自動車外交販売員 自家用貨物自動車運転者 プログラマー 販売店員 理美容師 調理師 パン・洋生菓子製造工 施設介護員 4500 4000 3500 3000 2500 2000 JCSW Japan College of Social Work Ken Fujii, Ph.D. 全国社会福祉協議会 社会福祉制度・予算対策委員会 施設部会「社会福祉施設の人材確保・育成に関する調査 」2008 JCSW Ken Fujii, Ph.D. 離職現象は「偏在」している① 老舗社会福祉施設の給料は決して安くない 経営問題(事業者の人的資源管理)ともとらえられる 事業所別年間離職率の分布 (法人格別) 事業所別年間離職率の分布 (主たるサ ビス別) (主たるサービス別) 60 (%) 50 訪問介護:平均17.3% 特定施設(有料老人ホーム等):平均40.3% 認知症グループホーム:平均30.6% 60 (%) 50 特別養護老人ホーム:平均21.8% 民間企業:平均25.7% 社会福祉法人:平均22 0% 社会福祉法人:平均22.0% 医療法人:平均24.0% NPO法人:平均19.6% 40 40 30 30 20 20 10 10 0 0 介護労働安定センター「平成19年度介護労働実態調査」より作図 Japan College of Social Work JCSW Japan College of Social Work JCSW Ken Fujii, Ph.D. 離職現象は「偏在」している② 中堅介護職員の離職に関する事例検討会を通じて得た仮説 創業歴史↓ 職員増加↑ 創業歴史↓・職員増加↑→→→離職↑ 離職↑ 事業所別年間離職率 (介護事業開始経過年別) 介護事業開始 後経過年数 0 10 20 1年未満 45 B)) 療養型 未成熟な組織・組織行動(Organizational g Behavior) 老健施設 1. 通所リハ 特養 ホーム 2. 訪問介護 15 0 経営が不安定であると離職が高い? 専門職としての「場のポジショニング」(奥川幸子)が十分身についていない (professional service marketing(by Philip Kotler)の必要性?) 介護サービスの標準(?)が未成熟なことが、職場内の心の対立となって 表れている場合も その他 20 16.9 揺籃期にある介護の専門性 2. 認知症グループ ホーム 通所介護 18.4 5~10年未満 A) 1 1. 25 21.1 4~5年未満 年未満 40 30 29.6 3~4年未満 y = 1.2436x + 15.56 特定施設(有料 老人ホーム等) R² = 0.6499 35 30.4 2~3年未満 10年以上 離職率 (%) 50 47.4 38 38.7 1~2年未満 2年未満 まじめでキャリアコミットメントが強い職員ほど、辛くなりやすいのではないか (「燃えカ 症候群 ) (「燃えカス症候群」) 主たるサービス別 職員実数増加率と離職率の関係 (%) 40 30 Ken Fujii, Ph.D. 5 10 その他:小規模多機能型居宅介護、夜間対応 その他 小規模多機能型居宅介護 夜間対応 型訪問介護、地域密着等型特養など 15 20 職員増加率(%) 3 3. 非条件適合型リーダーシップ(部下の成熟度を無視した委任型リーダー シップ、ひたすら「受容」のリ ダ シップ) シップ、ひたすら「受容」のリーダーシップ) 自分自身のモチベーションやリーダーシップスタイル、キャリアに対する洞 察を得る機会が少ない 状況対応型 介護労働安定センター「平成19年度介護労働実態調査」より作図 Japan College of Social Work 白石旬子「内発的に動機づけられている介護職員の離職意向と『介護観』・組織特性との関連」 JCSW Japan College of Social Work Ken Fujii, Ph.D. Ken Fujii, Ph.D. 専門職モデル キャリアコミットメントが高い介護職の離職意向と「介護観」との関連 高個性重視・低非統合 職場群( ) 的職場群(N=339) 高個性重視・高非統合 職場群( ) 的職場群(N=290) 振り返り、考える実践重視 1.01 n.s. 家族の意向・安全重視 1.03 1 03 n.s. 残存能力・機能重視 残存能力 機能 視 1.08 n.s. ns 組織内のルール・規範重視 1.01 n.s. 振り返り、考える実践重視 家族の意向・安全重視 残存能力・機能重視 残存能力 機能重視 組織内のルール・規範重視 低個性重視・低非統合 個性重視 統合 的職場群(N=209) 1.06 n.s. 0.93 n.s. 1.00 ns n.s. 0.94 n.s. 離職意向 「今すぐ(1年 以内)にでもや めたい」 介護自体に 動機づけられ ている 振り返り考え る実践 皆が好き勝 手をやる職場 離職意向↑ 1.19 p=0.267 1 05 1.05 n.s. 振り返り、考える実践重視 家族の意向・安全重視 1.15 ns n.s. 残存能力・機能重視 残存能 機能 視 0.88 n.s. 組織内のルール・規範重視 1.25 p=0.032 0.99 n.s. 1.05 ns n.s. 0.88 n.s. フレックスナー(1915) リーバーマン(1956) グリーンウッド(1957) ミラーソン(1964) 体系的知の体系 知的技術 体系的理論 理論・知識に基づいた 技能の保有 教育的手段により伝達 可能な技術 長期間専門的訓練 自己組織化へ向かう傾 向 利他主義的であること 家族の意向・安全重視 残存能力・機能重視 残存能力 機能重視 組織内のルール・規範重視 低個性重視・高非統合 的職場群(N=289) Japan College of Social Work JCSW 資格試験 包括的自治組織 専門職の組織化 職業集団の広範囲の 自律性 道義的行為に関する綱 領堅持 倫理綱領 サービスが公益のもの であること 実践者の経済的利益 よりも役務の強調 固有・明確・必須の社 会的役割 責任を課せられた個人 であること 訓練と教育を必要とす る技能 技術・知の体系 実践性 倫理綱領 振り返り、考える実践重視 JCSW 個人的責任の受容 職業における権限付託 の根拠 業務独占 倫理・責任 地域社会の承認 文化 Japan College of Social Work JCSW Ken Fujii, Ph.D. Ken Fujii, Ph.D. さまざまな「専門職」 さまざまな 専門職」 プロフェッショナルとスペシャリスト • 生計をたてていている 真摯な態度 プロフェッショナル • (広義) 熟 練 安定的成績 • 倫理規範 • • • 広 義 プロフェッ ショナル 長期体系的教育 エキスパート 狭 義 独占的権限 専門職業団体 スペシャリスト スペシャリ スト • • 細分化された業務に精通した人のこと。 「課業の専門家」(by VA Thompson) • • • 資格職 • 専門家 資格職として一定の知識・技術があるが、労働市場に完全に左 右される。 外発的動機付け(賃金・)のほうが重要な場合も多い。 有資格者 JCSW Japan College of Social Work ミンツバーグ「マネジメントスタイル」から 「専門性の養成」を考える ミンツバーグ「MBAが会社を滅ぼす」 Henry Mintzberg “MANAGERS NOT MAB”,2006 サイエンス (分析力) Craft C ft 経験 寄って立つところ 科学的な事実 創造的な洞察力 現場での経験 存在意義(レーゾ ンテ トル) ンテートル) 再現性 斬新さ 効用(役立つこと) 意志決定 演繹的 帰納的 反復的 計画をたてる ビジョンを展開する とにかく何かやって みる サイ 投入 サイエンス :投入・ 計測という形でシス テマティックに分析 ト:洞察とビジョ 洞察とビジ アート ンによって包括的 に統合 行動 経験 ト 匠:行動、経験、ト Experience 基礎 Scientific fact Creative insight Practical experiences p Replicability Novelty Utility Decision making Deductive Inductive Iterative Primary Strategy Planning Visioning Try something Science as systematic analysis, in the form of inputs and measurement Art as comprehensive synthesis in the form of insights and visions Craft as dynamic learning in the form of actions, experiments trial experiments, and error. Raison d'être Contribution Japan College of Social Work JCSW 匠(クラフト) (場数) イマジネーション イ ジネ ション Imagination Relies on アート ア ト (天性) 論理性 Logic Foundation F d ti JCSW Ken Fujii, Ph.D. M t Style St l by b H Mintzberg Mi t b Management Art A t 職人 匠 特定の限られた領域における深い知識・技術 一部の仕事を分担する。できない理由を、明確に示すことがで 部の仕事を分担する できない理由を 明確に示すことがで きる。 養成課程とOJTで養成される。 Ken Fujii, Ph.D. Science S i プロ 総合的包括的な知 技術で、他人になしえないことを行う。 総合的包括的な知・技術で、他人になしえないことを行う。 勘、直感、暗黙知の比率が高まる By the Job Trainingや反省的実践(ショーン)によってしか生 。 み出されない。 (ドレイファスやベナーによる定義に従う) • Japan College of Social Work 専門的知識・技能を有し、自負心、探究心を持ち、生涯たゆまぬ 究 努 続 腹 決 研究と努力を続ける。(腹が決まっている) 倫理観・使命感・社会的責任を自覚して、仕事を完遂できる。で きないことを、どうやれるか考え、行動に移せる。不測の時代に も対応できる。(逃げない) 必ずしも、「資格職」ではない。 第一ステップ 貢献 ライアルアンドエ ラーによる精力的 学び Japan College of Social Work JCSW
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