平成２７年調査タイトル「市民提案型事業」による協働のまちづくりまちづくり住民との協働・参画団体名日向市（宮崎県） 63,687 人人口１７３ ○ 事例のポイント市民主体による元気で活力ある協働のまちづくりを推進するために、市民提案型事業である「日向市市民まちづくり支援事業補助金」を創設。 ○ 様々な市民活動団体等による事業展開により、協働のまちづくりが推進されるとともに、地域コミュニティの更なる醸成が図られる効果。急激に進む少子高齢化や人口減少社会の到来、地方分権の進展などの社会情勢の変化に対応するためには、地域資源の活用や地域の総合力の強化が必要であり、日向市では市民と行政とのパートナーシップによるまちづくりに力を入れてきた。さらに、平成 18 背景・目的年 2 月の東郷町との合併を機に協働のまちづくりをより一層推進していくため、市民活動団体等が自由な発想で企画・提案する「日向市市民まちづくり支援事業補助金」を平成 18 年度に創設した。内効容本補助金は、提案公募型で、審査会は公開プレゼンテーションで行っており、誰でも自由に見学できる。審査委員は、市内の各団体等から推薦を受けたもの、公募並びに市部長職の計 12 名で編成されている。平成 25 年度は補助対象の事業は、「地域づくり事業」、「地域づくり整備事業」、「イベント系事業」、「伝統的事業」の 4 つの分野からなっており、補助率は 50％以内、上限額は 300 万円となっている。（地域づくり整備事業は、施設整備事業補助率 100％、上限 400 万円）通常の補助事業は時限的なものが多いが、本補助金は市民活動団体が活動を継続・発展することが当市の魅力ある協働のまちづくりに寄与するという考えから、「継続できる事業」を原則としている。平成 26 年度は、申請 10 件中 10 件の事業が選ばれた。（主な例）・市民活動団体「財光寺農業小学校」による地域の農業者が先生となって子どもたちとともに農作物を育てる活動（平成 23 年度地域づくり総務大臣団体表彰を受賞）・市民活動団体「寺迫ひまわりコミュニティプロジェクト実行委員会」による休耕地でのひまわり栽培を通じた油の生産、環境美化活動果毎年、10 件～15 件の事業を採択しており、様々な分野の市民活動団体等が本補助金を活用することで、自分たちが主体となって活動を展開していくという「自立」と「誇り」、「協働」のまちづくりの意識醸成、地域コミュニティの更なる醸成が図られている。また、市民も自分のニーズにあった事業・イベント等に参加できることから、本補助金が公共的なニーズに対応できている。担当課関連サイト日向市総合政策部地域コミュニティ課 http://www.city.hyuga.miyazaki.jp/display.php?cont=140319180017