F-ROM技術紹介 2015年7月10日 NPO法人日本フィールドコムグループ 早稲田大学F-ROMワークショップ FieldComm Group © 2015 本日の内容 F-ROMとは F-ROMの技術要素 F-ROM仕様書 今後のデジタルインテグレーション FieldComm Group © 2015 2 F-ROMという言葉 FOUNDATION FOUNDATIONフィールドバス(FF) の技術基盤をベースにした for Remote Operations Management 広域、かつスケーラブルに 多様なプロトコルを接続でき、 操業支援、機器管理を 実現するために フィールドバス協会が提唱している システム統合コンセプト FieldComm Group © 2015 3 F-ROMの技術要素 F-ROMを構成するキーコンポーネント F-ROMプロファイル FF仕様におけるFB(Function Block)モデルに準拠して デバイス仕様を記述したもの。これより、ブロックの構成、 パラメータの構成、パラメータの意味が標準化され、デバ イスを統一的に表現できる。 HSEプロトコル F-ROMプロファイルにアクセスするための仕様・機能を備 えた通信制御方式、および通信サービスの総体である。 FieldComm Group © 2015 4 F-ROMの実装モデル F-ROMでは、F-ROMプロファイルとHSEプロトコルを、 GW(Gateway)として実現している。 GW HSE プロトコル F-ROM プロファイル 固有 プロトコル HART、FF、無線、 RIO、Modbusなど FieldComm Group © 2015 5 様々なデバイスの統合 様々なプロトコルのフィールド機器の情報をF-ROMデバイス(GW)の各プロトコ ルに特化したTB(Transducer Block:変換器ブロック)に写像することにより、 F-ROMデバイスは、様々なデバイスの統合を可能とします。 FF-HSE GW GW GW GW GW (RIO) (HART) (ISA100) (WiHART) (FF) RIO TB HART TB ISA100 Wireless TB HART TB Conventional I/O Wired HART ISA100.11a WirelessHART H1 TB H1 FieldComm Group © 2015 6 監視・制御アプリケーションの実現方法 FFのFB(Function Block:機能ブロック)によるフィールド機器の機能的な結合 が可能です。 FF-HSE GW(ISA100) GW(RIO) PID AI AO FB(機能ブロック): AI、PID、AO TB TB ISA100 Wireless 4-20mA FieldComm Group © 2015 7 機器管理アプリケーションの実現 通常のFF機器と同様の方法でF-ROMデバイス内のFBとTBのパラメータにアク セスすることが可能です。 また、FB,TB以外のフィールド機器のパラメータへアクセスすることも可能です。 FF-HSE GW(ISA100) パラメータ パラメータ Client/Server (C/S) FB TB TB ISA100 Wireless パラメータ FieldComm Group © 2015 8 診断アプリケーションの実現 接続されたフィールド機器からのアラームやイベントを通常のFF機器と同様の 方法でホストに通知することが可能です。 Failure Function Check Out of Specificatio n Maintenanc e Required FF-HSE GW(WiHART) GW(RIO) TB RB WirelessHART 4-20mA FieldComm Group © 2015 9 F-ROM関連仕様書 FF-061 FF-633 FF-911 FF-913 FF-915 FF-918 TN-019 TN-021 System Architecture for WIO Function Block Application Process WIO Part6 Transducer Blocks for ISA100.11a Devices Transducer Blocks for Wired and Wireless HART Devices Transducer Block for HSE RIO Devices Transducer Blocks for Modbus Devices WIO Data Structures Engineering Units Mapping from HART to FOUNDATION Fieldbus FieldComm Group © 2015 10 今後のデジタルインテグレーション 既存システムにF-ROM技術を段階的に導入するための マイグレーション環境を実現する。 マルチプロトコル/マルチデバイス/マルチベンダに柔軟 に対応できる運用環境(操業、エンジニアリング、アセット 管理、診断など)を実現する。 他の標準化技術(DD、DTM、FDIなど)との連携を強化す る。 デバイス統合からデバイス融合への発展を図る。 FieldComm Group © 2015 11
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