ControlLogix HART I/Oモジュール

ControlLogix HART I/Oモジュール
立上げ、運用、メンテナンスの簡素化
主な利点
• 利便性:ループチェックアウトの
簡 素 化 – このモジュー ルでは、
離れた場所にあるワークステー
ションからすべての HART ®  デバ
イスの アナログデータとデジタ
ルデータを構成し、モニタするこ
とができます。チャネルのすべて
のデータは、1つの場所を経由し
て表示されます。
• 他に類のない価値 – フィールド
デバイスはこれらのI/Oモジュー
ルと直接接続できるため、追加
の HARTマ ルチプレクサ が 不 要
になり、取付けコストが削減され
ます。
• 柔軟性 – モジュールには範囲、
タイムスタンプ、フィルタ周波数
などを選択できるさまざまな機
能があります。これらのモジュー
ルはアナログデータおよび資産
管理アプリケーションに適してい
ます。
特長
• HAR Tの 1次 値 、2次 値 、3次 値 、
4次値は、コントローラのタグと
して制御アプリケーションで直接
使用可能
• HART 5、6、7には読取り/書込み
機能を搭載
• 資 産 管 理 ソフト ウェア の パ ス
スルーをサポート
• DTM (Device Type Manager)は
資産管理ソフトウェアと共に使用
可能
1756-IF8IHおよびOF8IHは 8 チャネル絶縁型モジュールで、
チャネルごとに専用のHART
モデムを搭載しています。
お客様の投資を保護しつつ、新規または既存の
HARTフィールドデバイスを活用
HART (Highway Addressable Remote Transducer:ハイウェイアドレス
指定可能リモートトランスデューサ)入力および出力モジュールは、プロ
セス・オートメーション・システムに対して、完全なアナログ機能と現地
や遠隔操作で使用できるI/OモジュールのHARTプロトコルの利点を提供
します。これらのモジュールは、8または16チャネルのアナログ入力また
は出力をHARTデジタル情報と一緒に提供します。
HARTフィールドデバイスを使用するプロセスアプリケーションをお持ち
の場合は、ControlLogix® HARTモジュールを使用して既存の計測器への
投資を活用しながら以下を行なうことができるようになります。
• 外部 HART マルチプレクサを使用したり余計に配線することなく、
HARTデバイスに直接接続
• HARTの1次値 (PV:Primary Value)、2次値 (SV:Secondary Value)、3 次値
(TV:Third Value)、4次値 (FV:Fourth Value)、デバイスのステータス情報
など、
より多くのフィールドデバイスのデータにアクセス可能
• モジュールに直接接続されている各HARTデバイスの管理
• 各チャネルに配線されているデバイスのドキュメント化
運用コストの削減
ControlLogix HARTモジュールは、わずかな費用でリアルタイムのHART
データと標準アナログデータを統合し、システム評価を最大化します。
デバイスのステータスを詳しく把握できるため、立上げ、運用、メンテナ
ンスが簡単にできるようになります。デジタルデータを資産管理システム
の土台として使用することができます。
Studio 5000 Automation Engineering & Design Environment™
ソフトウェアで、 HARTデバイスの構成および診断情報を確認
することができます。また、デバイス情報や特定のチャネル
にどのデバイスが配線されているかを確認することもできま
す。HARTデバイスタグ、製造業者、ディスクリプタはチャネル
ごとに表示されます。さらに、メンテナンスおよびトラブル
シューティングを手助けできるようにデバイスのステータスと
診断コードを表示するため、携帯装置を使用する必要はありま
せん。取付け位置にデバイスを配置し直接接続するだけです。
1756-IF8IH と 1756-OF8IH
モジュールの Device Info
Tab では、デバイスタグ、
メッセージ、説明を構成で
きます。
各チャネルは工学単位、フィルタリング、およびリアル
タイム・サンプリング・レートでスケーリングすること
ができます。各チャネルでは、「現状のみ」、またはよ
り多くの情報を得るために「現状とHART」を選択する
ことができます。HARTデータにアクセスするのにアプリ
ケーションコードは不要です。PV、 SV、 TV、 FV、およ
び関連付けられているステータスタグは、モジュールの
データ構造体内にあります。
1756-IF8IHと1756-OF8IHモジュールのCommand Tabでは、
PV 単位、範囲、ダンピングなど、各チャネルのHARTデバイ
スパラメータを指定することができます。
資産管理のためのFactoryTalk AssetCentre
FactoryTalk® AssetCentreソフトウェア
には、HARTフィールドデバイスの資産
管理を効率的に行なうために必要なも
のがすべて含まれています。PlantPAx®
プロセス・オートメーション・システム
に接 続されて いる HAR T 装 置を構 成
および管 理 するために必 要 なドライ
バと通 信 用 DTM が含まれています。
資産管理ソフトウェアはオープン FDT
(Field Device Tool)規格に準拠した規
格(IEC-62453および ISA103)に基づい
ているので、このソフトウェアを使用し
て HARTデバイスを構成および管理す
ることができます。
制御ネットワーク上にあるコンピュー
タにソフトウェアをロードするだけで
準 備 が 完 了します。PlantPAxプロセ
ス・オートメーション・システムに取付
けられた1756 HART I/Oモジュールに
接続されているHARTデバイスを、中心
となる 場 所 から 構 成 、キャリブレ ー
ション、チューニング、解析、および最
適化します。
FactoryTalk AssetCentreプロセスデバ
イス構成は、HARTデバイスのパラメー
タをオフラインおよびオンライン 時
に1ヶ所で編集できる場所を提供しま
す。さまざまなデバイスからのデバイ
ス状 態および 警 報は簡単にモニタで
きます。
HARTデバイス構成のアップロードと
ダウンロードが可能であるため、故障
したデバイスを迅速に交換し、工場を
再稼働させることができます。
資産管理
FactoryTalk
AssetCentre
1756-OF8H,
-IF8H, -IF16H, -IF8IH, or -OF8IH
FDTテクノロジは、フィールドデバイスとホストシステム
の通信インターフェイスを標準装備し、統合時の労力を
削減します。FactoryTalk AssetCentre Process Device
ConfigurationにはFDTテクノロジが採用されています。
FactoryTalk AssetCentreのオプション機能は、PlantPAx
EtherNet/IP
プロセス・オートメーション・システムの価値を高め、投資
の最適化に役立ちます。
DTM モジュールはデバイ
スへのアクセスを提供し、
関連デバイスとモジュール
に接続されているすべての
デバイスを素早く確認し
て、データおよび診断情
報を処理することができ
ます。
オンラインでの構成または詳細なデバイス構成に必要な
DTMデバイスドライバは、Endress+Hauser、Metso、Dresser
Mason Neilsonなどのデバイス製造業者から直接入手するこ
とができます。iDTM は、デバイス製造業者が資産管理ソ
リューションとして DTM を提供していない場合にも使用
することができます。
仕様
1756-OF8H
1756-IF8H
1756-IF16H
8点の電圧/電流出力、
モジュールごとに1つの
HARTモデム
8点のディファレンシャ
16点のディファレンシャ
ル電流入力、チャネル
ごとに専用のHARTモデム
入力範囲
電圧:±10V
電流:0 ~20mA 、4 ~20mA
電圧:0~5V、1~5V、
0~10V、±10V
電流:0~20mA、4~20mA
分解能
15 ~16ビット(全範囲)
16 ~21ビット(全範囲)
アナログ:12msec (最小)。
浮動小数点。
HART:一般的には、有
効なHARTチャネル当た
り1sec。8点のすべてのチ
ャネルでHARTが有効に
なっている場合、10sec
と予測。
アナログ:18~488msec
(フィルタに依存)。
HART:一般的には、
有効なHARTチャネル
当たり1sec。 8点の
すべてのチャネルで
HARTが有効になっている
場合、10secと予測。
チャネル数
ル電圧/電流入力、
モジュールごとに1つの
HARTモデム
8点の電流入力
1756-OF8IH
8点の電流出力
0~20mA、4~20mA
16 ~21ビット
互換性
モジュールのHART
スキャンタイム
1756-IF8IH
15ビット(24mA 全域)
HART 5、6 、7
HART:16点のすべての
チャネルで有効になって
いる場合、1secと予測。
HART:8点のすべてのチャネルで有効に
なっている場合、1secと予測。
パススルーメッセージ、携帯装置の通信、セカンダリマスタ、通信エラー、構成の変更により更新時間が大幅に増加する。
開回路の検出時間
電流出力のみ(出力は
0.1mA 未満に設定されて
5sec
5sec 以内
5sec (4 ~20mA 範囲のみ )
電流出力のみ(出力は
0.1mA以上に設定されて
いることが必要)
DC30V 電圧
DC8V 電流
DC8V
DC+28.8V
DC±24V
249Ω
250Ω±5Ω
いることが必要)
過電圧保護
インピーダンス
絶縁電圧
DC±24V
—
—
50V (連続)、基本的な絶縁タイプは60秒間AC1500V、I/Oとバックプレーン間で
テスト済み
25°C ( 77°F ) で、
HARTを無効にした
状態でのキャリ
ブレーション後
の精度
電圧出力範囲の0.1%以下
電流出力範囲の0.15%
電圧範囲の0.05%以下
電流範囲の0.15%以下
キャリブレー
ション間隔
温度コード
ハウジング
AC250Vrms動作電圧 (1)
動作電圧AC250V 4~20Aの
とき0.15%
基本的な絶縁、
チャネル
間およびチャネルとFGND
間、DC2121Vで1分間のテ
スト済み
強化された絶縁、チャ
ネルとバックプレーン
間、DC3535Vで1分間のテ
スト済み
フルスケールの
4 ~20mAのとき 0.15 %
0.15~1.5%(選択された
フィルタによって
異なる)
12ヶ月(標準)
北米:T4A IEC: T4
北米:T4A IEC: T4
エンクロージャ
タイプ定格
RTB および
範囲の0.13%以下
(全フィルタ )
—
北米:T5 IEC: T4
北米:T5 IEC: T4
北米:T4 IEC: T4
なし(開放型)
1756 -TBNHまたはTBSH
相対湿度
認可
DTMサポート
1756-TBCH 1756-TBS6H
5~95% (結露なきこと)
80~95% (結露あり)、
20-60-20°C (68-140-68°F)の温度サイクル
C-UL-us 、CE、RCM 、Ex、KC、EAC
あり
Studio 5000 Automation Engineering & Design Environment、Rockwell Automation、Listen. Think. Solve.、PlantPAx、ControlLogix、RSLogix、およびFactoryTalkは、Rockwell Automation, Inc.の
登録商標です。Rockwell Automationに属さない商標は、それぞれの企業に所有されています。
Publication 1756-PP016E-JA-P – October 2015
Copyright © 2015 Rockwell Automation, Inc. All Rights Reserved. Printed in USA.