7月号

白萩
7
学校だより「しらはぎ」
平成27年度 7月号
あきる野市立増戸中学校
編集:副校長 遠藤 弘
心のつながり
校長
田島弘之
今朝(7月6日)
、ひとつの戦いが終わりました。女子サッカーの「なでしこジャパン」です。カナダの
バンクーバーで行われている女子サッカーのワールドカップという大会の決勝でアメリカと戦いましたが、
惜しくも2‐5で負けました。
決勝まで勝ち上がってくるまでに、途中で一人の選手が足を骨折し、日本に
帰ってきました。安藤梢(あんどうこずえ)選手です。
(安藤選手は、市内の御
堂中学校に来たことがあります)
安藤選手がメンバーから抜けたあとは、白いクマのぬいぐるみが試合のベン
チに置かれました。選手のみんなが、この試合場に、いたくてもいられない安
藤選手の代わりに置いたクマです。
決勝まで勝ち上がったのは、安藤選手の気持ちがこもったクマのおかげかも
しれません。安藤選手の気持ちと一緒に戦っていることでしょう。
ところで、準決勝でなでしこジャパンが勝ったときに、信じられない幕切れがありました。
相手のイングランドのバセット選手が日本の攻撃を止めようと思って出した足に当たったボールが、自分
のゴールに入ってしまったのです。オウンゴールと言います。
自分のゴールに入れてしまったバセット選手はその場に泣き崩れて立ち上がれませんでした。もしかした
ら、この失敗がなければ決勝に行けたかもしれません。バセット選手は、次のように振り返っています。
「息ができなかった。心臓が飛び出したかのようだった。試合後は精神的に打ちのめされていた」と。
バセット選手の気持ちを考えると心が痛くなりました。自分がそのような状況に置かれたら、どうしてい
たでしょう。考えるだけでも苦しいです。
試合終了直後から、バセット選手に対して世界中から twitter で励ましが寄せられたそうです。
「自分自身を誇りに思って」「さあ顔を上げて」という励ましです。
そのチームの選手や関係者は、誰だって悲しくて悔しかったはずです。しかし、チームメイトは、一言も、
バセット選手を責めず、逆に励ましました。そして世界中の人も励ましました。きっとバセット選手は立ち
直れるでしょう。この出来事がチーム全員の心をより強くつなげたのでしょうか、三位決定戦では、ランキ
ング世界一位のドイツに勝利しました。
心がつながっていると思えば、私たちは頑張れます。そして、励ましや思いやりは、傷ついた人を立ち直
らせる力があります。しかし、その逆だったらどうでしょう。言葉はプラスの力とマイナスの力をもちます。
毎日の生活を振り返ってみましょう。この言葉を思い出しました。
「ただ人は情あれ 朝顔の花の上なる露の世に」(閑吟集より)~室町時代の歌集~
「人生は短くはかない。それは朝顔の花の上に乗っている露の一粒のようだ。そんな人生の中で、財産とか
地位に何の価値があるのだろうか。この世の中で喜びとして実感できるのは、人と人との間に生まれる情(な
さけ)の交流だけではないか」という意味のようです。
ある本では、朝顔の花言葉は「固い絆」と「明日もさわやかに」と書いてありました。
今日も、周囲の人と心を通わせて、そしてさわやかに生活していきましょう。
この夏休みは、自分を磨くチャンスです。自分を大切にし、あるときは自分に厳しく、しかし、ゆったり
と過ごしてください。時には、自分を“叱咤激励(しったげきれい)”することも必要です。
では8月27日の始業式に元気な顔を見せ合いましょう。
お
礼
先日、朝礼でも再募集をお願いしたマールボロウ市からの中学生の受け入れ家庭についてですが、引き受
けていただける家庭がありました。ありがとうございます。
いじめ撲滅三原則 1.するを許さず
2.されるを責めず
3.いじめに第三者なし
【セーフティ教室】
6 月 18 日(木)にセーフティ教室を行いました。今年度は、
「情報モラ
ルに関する講話」をテーマに、大野裕之さん(ファミリ e ルール事務局)から、ネッ
トコミュニケーションを利用する際のトラブルの予防法、対処法を学びま
した。スマホやケータイ・ネットと正しく向き合う方法についてお話をし
ていただきました。また、講演後、大野さんから増戸中生徒の講演中の態
度が立派で、話しやすかったとお褒めの言葉をいただきました。
【社会を明るくする運動】
7月3日(金)朝7時より、保護司会が中心になり「社会を明るくする運
動」街頭活動が武蔵増戸駅前で行われました。本校では生徒会役員とボラン
ティア部員が参加しました。どしゃぶりの天気でしたが、通勤・通学の方に
「おはようございます。社会を明るくする運動です。」とティッシュを配り
ながら元気に呼びかけを行いました。
【学校評議員会】
今年度、第 1 回目の学校評議員会を 6 月12 日(金)に行いました。4 校時に授業参観をしていただ
き、給食後に生徒の様子や学校に対するご意見を伺いました。評議員の方々からは、
「生徒が大変落ち
着いて学習をしている。」
「校内が大変きれいに清掃されている。」など、多くの温かい言葉をいただき
ました。これからも増戸中の教育活動へのご協力ご支援をお願い致します。
今年度の評議員の皆様を紹介します。
本堂 節子 様
人権擁護委員
岸
大久保 春彦 様
増戸地区防災・安心地域委員会委員長
森田 一彦 様
保護司
栗原 充冶 様
五日市高等学校副校長
丸山 俊男 様
民生・児童委員
神尾 啓介 様
前 PTA 会長
甲野 富和 様
PTA 会長
【あきる野市制施行20周年推進事業】
○「家庭の日」ポスター〆切 9月 4日(金)
豊子 様
主任児童委員
いじめや心配ごとがあったらすぐに連絡 を
○ 環境問題啓発用絵画
ポスター展〆切
9月 4日(金)
○ 中学生主張大会
9月25日(金)
☆部活動の報告☆
【 野 球 部
】選手権大会 増戸 3 - 1 羽村一、増戸 6-1 福生三、増戸 2-0 泉、増戸 2-1 青梅三
増戸 0 - 6 瑞穂 『都大会出場』
【 サ ッ カ ー 部 】選手権大会 増戸 1 - 1 霞台、 増戸 0-2 羽村一、増戸 1-4 福生二
【 男 子 バ レ ー 部 】選手権大会 増戸 1 - 2 羽村一、増戸 2-0 新町、 増戸 0-2 平井 『第 3 位』
【 女 子 バ レ ー 部 】選手権大会 増戸 1 - 2 青梅一、増戸 0-2 霞台、 増戸 1-2 奥多摩
【女子バスケットボール部 】選手権大会 増戸17-65福生一
【ソフトテニス部】選手権大会 「個人戦」 萩原・髙水組『152 ペア中 第 3 位 都大会出場』
「団体戦」 増戸 2-1 青梅三、増戸 0-2 泉 『第 3 位 都大会出場』
【バドミントン部】選手権大会 「団体戦」 増戸 2-0 昭和、 増戸 0-2 立川一