廃棄プラスチックを分解し、オイルとコークスに分けて原料化します

廃棄プラスチックの約40%はゴミ処分。
ゴミ処分されていた廃プラが、
これからは、収益を生む資源となります。
資源化装置の構成と概要
●ケミカルオイル冷却装置
●粉砕廃プラ投入機口
●反応炉
廃棄プラスチック(廃プラ)は約60%がプラスチック再生さ
れています。残りの約40%は再生不可能なゴミとされ、焼
却、又は埋立ての最終処理とされています。 (平成17年度
国内で廃プラは約1000万トンありました-実績H19年度)
現在、まだまだ増え続けるプラスチック系ゴミ。化石燃料等
の著しい高騰による運搬費や焼却処理費のコストアップ、
最終埋立処分場所の枯渇、地球温暖化対策、CO2排出な
ど、多くの問題を抱え込んでいる廃プラ、少なくとも廃プラ全
量をリサイクル、資源化できることになり、廃プラゴミ問題の
解決に貢献できるのではと自負しています。
●コークスカッター
●電気ヒーター
●ケミカル
オイル
●ケミカルコークス
排出装置
この装置から生成する高品質ナフサに相当するケミカルオ
イルは再びプラスチック製品を作るための原料に。 コーク
スは鉄鋼石用コークスよりも高効率燃焼を示すコークス燃
料、もしくは製鋼原料になります。 オイル、コークスとも、販
売が可能な商品です。
●ケミカル
コークス
廃プラ処理費の削減、ISO環境認証の履行、CO2排出量の
削減等、廃プラを取巻く諸問題の解決に正面から立ち向か
い、採算面をも考慮し、少しでも地球温暖化対策に努力され
ている関連企業様に、ご検討いただけるよう開発しました。
●撹拌機
●廃プラ粉砕機
●コークス排出とカッター 分解された
ケミカルコークスを使い易いサイズに
カットし冷却します
粉砕プラや触媒等を撹拌
効率よく分解させるため約10mm角に粉砕
●気化ガスユニット&オイルタンク
気化ガスを冷却し、ケミカルオイルを
取り出します
●反応炉 自然石+熱+αの相乗効果で廃プラを分解(油化還元)します
廃棄プラスチックを分解し、オイルとコークスに分けて原料化します。
ケミカルオイルとケミカルコークスは、ナフサとコークス もしくは製鋼原料として
販売が可能です。
■ケミカルオイル
■資源化装置の特徴
●低温省エネ型分解システム
●ケミカルオイルの主成分
・分解は、約250℃前後の低温域で処理します。
・トルエン
・分解処理は、熱処理型に比べ,省エネ化しています。
・キシレン
●連続運転が可能
・クロルキシレン
・廃プラ投入からオイル/コークスの取出しまで自動運
・ベンゼン
転で、連続運転が可能。 稼働効率もよい。
・ナフタレン
●廃プラの分別が不要
・スチレン他
・動植物残渣、金属類、紙類、水分、塩ビやFRP等の混
●オイル性能
在でも処理が可能。(但し、塩ビには触媒が必要)
・密度(15℃g/cm3)‐‐‐0.92 ●分解生成物のオイルとコークスは販売が可能。
・発熱量(kcal/g)‐‐9.40 ・オイル(ケミカルオイル)は上質ナフサになります。 ・動粘度(50℃mm2/s)‐‐‐3.89 (50 mm2/s)‐‐‐3.89 ・コークス(ケミカルコークス)は、燃料もしくは製鋼原料
・全塩素分(水分中質量%)‐‐0.13 や化学薬品(カーバイト原料)となり、販売が可能です。
・プラスチック精製用ナフサの上質レベルで、無加工
(弊社が引取り、販売することも可能)
でプラスチック原材料として使用可(石油精製企業調べ)
■ケミカルコークス
●ケミカルコークスの主成分
・炭素〔約92%)
・その他鉄、カルシウム、
アルミニウムなど
●発熱量は中国産鋳物用コー
クス成分に比べ約30%アッ
プ、硫黄は含まれず鋳物用
燃料には最適。
■資源化装置の性能
・処理能力‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ‐100kg/h (10mm以下の廃プラチップ使用時)
・入力電圧/相数‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ‐200V/三相
・処理温度‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ‐約250℃前後
・ケミカルオイル‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 約20%
・ケミカルコークス‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 約80%
(オイル/コークス比率調整可、処理材料により変動あり)
・エネルギー使用量‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 40kw/h (JFEテクノリサーチ調べ)
※有効活用率は廃棄プラスチック100%に対し、
約98%.(約2%は水分蒸発)を確保。