未ひつじ来 羊ひつじ 羊ひつじ 2015(年頭のご挨拶)

まさご通信 No.15 発行責任者:院長 亀山 茂樹 国立病院機構 西新潟中央病院 〒950-2085 新潟市西区真砂1-14-1 TEL 025-265-3171 FAX 025-231-2831 http://www.masa.go.jp/
西 新 潟 中 央 病 院 季 刊 情 報 誌 No.15, 2015
病院の屋上にて撮影:西側の弥彦山、角田山
発行責任者:院長 亀山 茂樹 国立病院機構 西新潟中央病院 〒950-2085 新潟市西区真砂1-14-1 TEL 025-265-3171 FAX 025-231-2831 http://www.masa.go.jp/
contents
■ 未来 羊 羊 2015(年頭のご挨拶) ■ 心魂絵本ミュージカル ライオンキング
■ 連携クリニック紹介
■ 第1回 登録医大会
■ みんなで予防!ワクチンと咳エチケット
■ まさご集談会 医学講演会のお知らせ
■ 病院がプラネタリウム
■ 看護師カムバック講習会
■ 外来診療担当・編集後記
ひつじ
ひつじ ひつじ
未来 羊 羊 2015(年頭のご挨拶)
院長 亀山 茂樹
新年あけましておめでとうございます。
良い年をお迎えのことと思います。
今年の干支は、羊ですが、未が来ると書いて未来と読みます。当院の未来を予想して、年頭
のご挨拶とさせていただきたいと思います。
昨年春の診療報酬改定により厳しく見直された入院基準に対応するために、1月1日より
入院基本料を一般病棟(3病棟)
:10対1、障害病棟(4病棟)
:7対1に変更することを実
施しました。看護師さんたちには2交替・3交替の自由選択、施設内保育所を完備し、深夜
保育にも対応できるようにワークライフバランスに配慮した負担軽減を図ることを実践して
います。病床数400床、そのうち結核ユニット30床、療養介護事業所「さくら」24床、病床
稼働率は88%です。結核患者は年々減少し、現在は8人となっています。新年度には看護師
が約30名採用されますので、職員数が500名を超える病院になります。
さて、今年は新生・西新潟中央病院の完成の年と考えています。最後まで残っていたリニアック棟が6月に竣工します。
最新鋭のリニアックが導入されて、肺がんをはじめとするがん治療のグレードアップを期待しております。準がん拠点病院
にふさわしい機能アップと考えています。また、今年度中には、医療系専門学校を病院の裏側(旧病棟跡地)に誘致するこ
とも計画しております。学校開設はもう少し先になりますが、学生さんが増えることにより、当院が中心となって真砂地区
の大きな活性化につながると考えております。路線バスの病院内乗り入れも検討しており、関係機関との打ち合わせも既に
行っております。新潟市による取り付け道路の拡張に伴い、病院の正面玄関までの道路の拡張も行うつもりでおります。今
西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
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後も当院はハードもソフトも少しずつ変化していきます。
昨年、地域医療支援病院の指定を受けました。二次輪番病院として地域医療に貢献し、病診連携、病病連携をはじめ、入
院と在宅を切れ目なく循環する医療が提供できていると考えています。難病相談支援センターや児童発達支援・生活介護事
業所「あかしあ」を併設する当院の中核的役割はますます高まり、患者さんたちの期待に大いに応えられると考えています。
今年はさらに、厚労省が全国の10箇所にてんかんセンターを整備することが具体化する予定で、当院も県と協議を行って
います。ロシア、ブラジル、韓国など海外から患児が来ることが今年も予定され、先端医療の世界への発信は続きます。当
院のブランド化した多様な診療機能を地域と世界に今後も発信していきたいと考えていますので、応援をよろしくお願いい
たします。
わたしたちは、西新潟中央病院の職員であることに誇りを持ち、患者さんたちに最高の医療と看護・介護を提供できるよ
うに今年もがんばっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
第1回 登録医大会
2014年10月18日
昭和62年から新潟市医師会の地域医療連携推進事業セミ
オープンシステムに参加させていただき近隣の先生方のお
役に立てるよう微力ながらも努力してまいりました。おか
げで、昨年3月には地域医療支援病院の承認を受け、市内
4病院目となるオープンシステム化を実現することができ
ました。10月18日には第1回となる登録医大会も開催する
ことができ、ご協力をいただきました皆さま方には感謝申
し上げます。ありがとうございました。まだ、登録医は72
施設ですが更に増やしていきたいと思っております。私た
ち地域医療連携部は今後も皆さま方の力になれるよう努力
したいと思いますので、ご指導宜しくお願いします。
当日は、第9回西新潟臨床懇話会も併せて開催しました。演題の
「その歩行障害 どんな病気を疑いますか?」に対し質疑応答が活発
におこなわれました。講演、神経内科医長 松原 奈絵
病院見学の様子
運営委員会代表 挨拶・乾杯の様子
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西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
(地域医療連携係 小松 珠実)
病院がプラネタリウム
2014年11月10-11日
2014年11月10日(月)
・11日(火)附属棟大会議室にお
いて星空工房アルリシャ(山梨県甲府市)による移動プラネタ
リウム「病院がプラネタリウム」が行われました。会議室には、
直径4mのエアドームが設置され、車椅子のまま数名ずつドー
ムに入り、中では、頭上に広がる満天の星空や地球・星座など
が映し出され、主宰者高橋真理子さんの解説を聞きながら宇宙
体験ができました。10日午後も同じく高橋真理子さんの解説
で、スクリーン投影による地上から見える星空や宇宙の果てま
でが映し出され、壮大な宇宙を体感することができました。中
でも「オーロラ」が映し出されると、その美しさに場内からど
よめきがおこりました。
普段、なかなか実際の空が見られない患者さんにとっては、
どこか懐かしく心地よい空間だったのではないかと思います。10日の様子は、テレビ放映され翌日の新潟日報にも記事が
(保育士 片桐 和美)
掲載されました。
心魂絵本ミュージカル ライオンキング
2014年11月13日
2014年11月13日(木)心魂(こころだま)プロジェクトによる「心魂絵本ミュージカル ライ
オンキング」の公演が行われました。心魂プロジェクトは2013年春『難病の中に生きる子供、ご
家族と手を繋ごう』と言うアーティスト達の想いから始まりました。心魂プロジェクトのアーティ
ストは劇団四季でメインキャストとして活動していたメンバーをはじめとし、多種多彩なパフォー
マーが『生きる喜び』を『表現することを通して共有する』とい
う理念のもと集まったメンバーです。
「心魂絵本ミュージカル ライオンキング」では、デイケア棟が
円形舞台の劇場に様変わりし、サバンナの空間が作られました。
入院生活で生のパフォーマンスに触れることが難しい患者さんたちにとって、迫力のある
歌声やダンスは感動的なものだったようで、笑顔が満ち溢れていました。重症心身障害セ
ンターと神経難病センターでは、昼食時間にミニコンサートの公演が行われました。重症
心身障害センターでは楽器を使用しリズミカルな曲♪風になりたい♪等、神経難病セン
ターでは♪秋のうたメドレー♪等をしっとりと歌い上げていただきました。
(主任保育士 玉木 美代子)
西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
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みんなで
予防!ワクチンと咳エチケット
今年もインフルエンザシーズンに入りました。インフルエンザは通常のカゼと異なり高熱、強い倦怠
感、高齢者での肺炎の合併、小児の脳症といった重い症状、合併症が出ることがあります。予防につい
ての注意点を紹介します。
▶ワクチンは予防の要。
インフルエンザワクチンは予防の要です。高齢者や肺や心臓、腎臓、肝臓に重い病気がある方は積極的
に受けましょう。効果が出るまで2週間はかかるので遅くとも12月初旬までには受けましょう。ただし
ワクチンをうってもかかることはあり過信は禁物です。
▶高齢者を守るため家族もワクチンを受けましょう。
高齢者や病気を持つ方のいる家族は健康でもワクチンを受けましょう。特に小学生までの子供から広が
ることも多く注意が必要です。
▶日常予防は手洗いとマスク。
インフルエンザは鼻や口の中にウイルスが入って感染します。外出後の手洗いで手についたウイルスを
落としましょう。マスクは1〜2m以内に患者がいる状況(バスや電車の中など)では咳のシブキから
鼻や口が守られます。残念ながらマスクにはそれ以上の予防効果はありません。
▶マスクは咳エチケットのため!
咳やくしゃみが出るときはマスクをするかティッシュで口を覆い咳のシブキを
飛ばさないようにしましょう。咳の後や鼻をかんだ後は手洗いをして周辺を汚
染しないようにしましょう。これを咳エチケットとよんでいて予防の大きな柱
となっています。
▶高齢者では肺炎球菌ワクチンも考えましょう。
高齢者がインフルエンザにかかると肺炎球菌という細菌による肺炎をしばしば
合併します。状態の悪い高齢者では命を落とすこともあります。特に呼吸器病
を持つ高齢者は積極的に肺炎球菌ワクチンを受けましょう。毎年受ける必要は
なく5年以上間隔をあけてください。2014年から5才刻みですが定期接種とな
り補助の対象になる方もいて受けやすくなっています。
(呼吸器内科 桑原 克弘)
看護師カムバック講習会
看護師さんの再就職を支援するため講習会を企画いたしました。
採血・点滴の実技演習と病棟での体験実習です。
職場復帰に不安がある方は是非参加してみてはいかがでしょうか。
日 時:2015年3月3日(火)~ 4日(水)
9:30~15:30 2日間コース
会 場:西新潟中央病院
参加費:無料
定 員:5名 問い合わせ先:看護部 田村
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西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
連
クリニック紹介
携
青山内科・眼科クリニック
はじめまして。私共「青山内科・眼科クリニック」は2012年10月に西区青山に開院し
ました。
小澤 武文 先生
小澤 拓也 先生
小澤 由美 先生
スタッフのみなさん
内科・循環器内科・眼科を専門としております。開院して2年が過ぎましたが、近隣の方だ
けでなく、遠方からも数多くの方々に来院して頂いております。駐車場も広く、バス停やJR青山駅
からすぐそばですので、通院しやすい環境になっております。
私共のクリニックでは高血圧や脂質異常症、糖尿病の治療など、生活習慣病の管理を得意としております。この
ような生活習慣病は全身の血管の老化(動脈硬化)を進行させ心血管病の原因となり得ますが、当クリニックでは
このような心臓や血管の病気の診断・治療・予防
に力を入れており、生活習慣病の管理とあわせて
専門的な視点で診療をおこなっております。さら
には眼科もありますので糖尿病や高血圧などの内
科通院とあわせて同日に診察がすむので便利で
す。もちろん内科疾患を他院で加療されている方
の合併症精査も承ります。当院は西新潟中央病院
と地域医療連携体制をとっており、入院が必要な
場合は速やかに西新潟中央病院で入院治療を受け
られます。病状が落ち着いて、かかりつけ医をお
探しであればいつでもご相談下さい。
診療時間/曜日
月
火
水
木
金
土
午前 9:00-12:00
○
○
○
○
○
○
午後 3:00- 6:00
○
○
○
△
◇休診日:日・祝・水曜PM/土曜AMのみ
新潟市西区青山4-1-28
TEL:025-233-0099
△…眼科の診療はありません
まさご集談会 医学講演会のお知らせ
日 時:2015年2月3日(火)18:20~
会 場:国立病院機構西新潟中央病院 附属棟大会議室
内 容:「肺がん脳転移治療の新知見」
新潟大学大学院医歯学総合研究科
放射線医学分野放射線医学教室
青山 英史 教授
問い合わせ:地域医療連携部 小松
西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
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◇受付時間 8:30~11:30 診療科
◇休診日 土・日曜日・祝祭日 月曜日
大平 徹郎
午前
呼吸器内科
宮尾 浩美
(肺がん外来)
齋藤 泰晴
桑原 克弘
清水 崇
松山 菜穂
大平 徹郎
(睡眠時無呼吸)
(予約制)
呼吸器外科
整形外科
齋藤 泰晴
松本 尚也
木曜日
大平 徹郎
(在宅呼吸療法)
宮尾 浩美
(肺がん化学療法)
(肺がん外来)
馬場 順子
桑原 克弘
金曜日
松本 尚也
(肺がん外来)
清水 崇
馬場 順子
(手術日)
午前
内山 政二
高橋 美徳
内山 政二
高橋 美徳
広野 達彦
(手術日)
高橋 美徳
(骨粗鬆症外来)
(骨粗鬆症外来)
神経内科
小池 亮子
谷 卓
午後
機能脳神経外科
午後
(予約制)
新患
(予約制)
増田 浩
白水 洋史
増田 浩
午後
小池 亮子
長谷川 有香
小池/西澤
(手術日)
(難病相談外来)
亀山 茂樹
増田 浩
増田 浩
白水 洋史
増田 浩
亀山 茂樹
長谷川 直哉
長谷川 直哉
赤坂 紀幸
遠山 潤
眞柄/川島
赤坂 紀幸
遠山 潤
遠山 潤
眞柄 慎一
小林 悠
遠山 潤
眞柄 慎一
赤坂 紀幸
(予防接種)
リハビリ
テーション科
14:00~17:00
第4
川島 英志
(予防接種)
(予防接種)
遠山 潤
赤坂 紀幸
(予約制)
9:00~15:00
長谷川 直哉
長谷川 直哉
新患
難病リハビリ
(手術日)
(ふるえ外来)
新患
(予約制)
松原 奈絵
榮森 景子
小池 亮子
(予約制)
午前
高橋 美徳
(手術日)
(もの忘れ外来)
午前
てんかん科
榮森 景子
黒羽 泰子
(予約制)
午前
渡辺 健寛
(骨粗鬆症外来)
(予約制)
午前
齋藤 泰晴
(びまん性肺疾患)
(禁煙外来)
渡辺 健寛
午後
(睡眠時無呼吸)
土屋 俊晶
(手術日)
午後
伊藤 実
大平/宮尾/桑原
午前
(予約制)
神経小児科
水曜日
土屋 俊晶
午後
小児整形外科
火曜日
小林/眞柄
松原 奈絵
長谷川 有香
山田/小池
谷 卓
黒羽 泰子
木村 慎二
編 集 後 記
新年号の表紙は弥彦・角田山です。初詣に訪れた弥彦神社の本殿は、雪化粧した弥彦山を
背景に、とても厳粛な雰囲気に包まれていました。本年もよろしくお願いいたします。
(N.M)
編集者:統括診療部長 大平 徹郎
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西新潟中央病院 季刊情報誌 No.15
まさご通信 No.15 発行責任者:院長 亀山 茂樹 国立病院機構 西新潟中央病院 〒950-2085 新潟市西区真砂1-14-1 TEL 025-265-3171 FAX 025-231-2831 http://www.masa.go.jp/
西新潟 中 央 病 院 外 来 診 療 担 当 医 表 2015. 1
発行責任者:院長 亀山