トリクルダウンは誤り 増の 兆円増えて ・8兆円。内部留保 は前年度から 285兆円に達します。一 方で、労働者全体の実質賃 金は物価高と消費税増税で カ月連続マイナスを記録 (厚生労働省) 。大企業の 判。トリクルダウンの考え 方は間違っているという認 もうけが国民の暮らしに回 「ピケティ・ブーム」の 背景には深刻な格差の拡大 識が世界の流れです。 講義でピケティ氏の学説を 衆院予算委員会) 、 「企業が と労働者の 主張には共鳴できるところがあ 経済格差の ります。 根本を「資本主義的蓄積の敵対 しかし、ピケティは「なぜ」 的法則」として究明していま そのような現実が生まれるかと す。なぜいまブラック企業か、 いう資本主義のメカニズムにつ なぜセレブとホームレスか、な いては、ほとんど何も語ってい ぜ消費税増税で法人税減税なの ません。なぜ格差拡大なのか、 か。そのからくりを、資本主義 なぜ20世紀の一時期に改善が見 の歴史的限界とともにとらえる られ、1980年代に逆転が起こっ ことができます。 たのか。目に見える変化の背後 高田太久吉「トマ・ピケティ に何があるかを探求するのが社 『21世 紀 の 資 本 論 』 を 読 む 」 会科学であれば、残念ながらそ 『経済』 (2015年1月号、新日 61 1 時給1500円への引き上げを求める 「ファストフード世界同時アクショ ン」 (東京・渋谷、昨年5月15日) 1党となり、ユーロ圏で初の反緊 縮の政権が誕生した。雇用創出や 失業者支援のうったえが、増税や 県委員会は1月 日、沖縄支援行動 社会保障削減に対する抗議行動を 開 催 し ま し た( 左 写 真 ) 。 昨 年、 県 委 の報告会「若者から見た沖縄の今」を 長時間労働を強いていると 員会独自に作成したタオルを販売して 3回にわたって現地に代表派遣を行っ たスライドの上映や沖縄のことを尋ね 報告会では、支援行動の様子を写し てきました。 今の日本で経済成長するた 大幅に引き上げることや、 る○×クイズ、沖縄に送る応援メッセ する必要がある」と話しま されないよう、権力を監視 ている」と話す川島さん 4188件 東北電力が4日発表した、女川 おながわ をチェック済みとしたケースや、 外観のひび割れを「異常なし」と したケースなどがあった。ずさん な検査で再稼働など言語道断だ。 ごん ご どうだん 千葉県委員会) 日、フリージャーナリス 人が参加しました 西 谷 さ ん は「 戦 争 と 原 発 の つ な が (右写真) 。 習 会 を 開 催 し、 言わない世界のリアル!」と題する学 トの西谷文和さんを招いて「テレビが 班)は1月 豊 中 地 区 の さ る・ る る る 班( 地 域 テレビが言わない世界 のリアルを学習 大阪 (通 信 と意欲が語られました。 りたい」 「仲間を増やしていきたい」 地問題を考えたい」 「宣伝をもっとや 「沖縄料理を作って食べながら沖縄基 告 し ま し た。 今 後 の 活 動 に つ い て は つくる』と言う大学生の話」などと報 ていくのは私たち。基地のない沖縄を 地で聞いた『これからの未来をつくっ ました」、 「印象に残っているのは、現 してきた国民の支持を集めた。 みんなが直面している問題だと気付き 本中に米軍基地があるという問題で、 を 語 り、 「沖縄だけの問題ではなく日 や、県知事選挙の支援に関わった様子 て座り込みをしている現地の人の話 加者5人が報告。新基地建設に反対し ージ動画の撮影が行われ、支援行動参 などを提言します。 の格差にもつながる。民主 主主義はもっと強化でき は、大企業の内部留保の活 業団体献金をしているし、 を守ることになると思う」 は「今でも日本経団連が企 えることが日本の民主主義 けました。前出の川島さん 反対できる政党の議席が増 い」と日本の青年に呼びか す。「 安 倍 政 権 に ち ゃ ん と もが関わらなければいけな 「期待している」と言いま うのは、たたかいです。誰 用 を 掲 げ る 日 本 共 産 党 に る。しかし、民主主義とい と 警 鐘 を 鳴 ら し つ つ、 「 民 す。「 選 挙 で 意 見 を 表 明 し けい しよう 主義が脅威にさらされる」 な不平等は政治的な発言力 金のあるなしで政治が左右 ピ ケ テ ィ 氏 は、 「 経 済 的 権力にはお金が集まる。お 民主主義守るたたかい をを 要 」 と 言 い ま す。「 格 差 の を守るしくみが絶対に必 立っている。中小企業を支 男女平等を実現し女性が働 を工場で作ります。最近、 援 し て 、 労 働 者 全 体 の 生 活 きやすい環境を整えること の従業員を犠牲にして成り 人いた従業員は 人 裕層の潤いは中小企業やそ じめとした労働者の賃金を 豊田さんは「大企業や富 めに、最優先で公務員をは 万弱の間で変わり、残 しの言葉をかけています。 は月ごとに手取りで 万か 財政を確立し、9月から 月にかけて 「沖縄の今」を報告 千葉 挙で急進左派連合(SYRIZA)が第 とした会話でも同僚に励ま 規制の必要を強調します。 ピケティ氏は「危険なの 1月25日投開票のギリシャ総選 視され、仕事が遅れている に減りました。残った従業 超。 雰囲気をつくりたい」と、 は資本主義が制御不能にな 「反緊縮」政権誕生 いいます。豊田さんの給料 豊田さんは仕事中のちょっ ること」と経済の民主的な と、従業員の人件費を削り い ま す。「 仲 間 を 思 い や る げ し て で も 契 約 を 取 ろ う ない」と暴言を吐く同僚も すたたかい」 「 あ い つ は 使 え 是正は人間らしさを取り戻 いう豊田さん。会社は値下 人 に 対 し 、 げを求める電話が増えたと 取引先企業から製品の値下 211 企業から注文を受けて製品 員の中では効率や競争が重 豊田さんの会社では、大 ▼ 会)と、トリクルダウンに 題。政治が働く人たちに内 ミクスへの批判を含めて、その と、それを是正しようとい す。 格差と成長の問題は国会 っ て い な い こ と は 明 白 で 東京・御茶ノ水駅前で取 でも話題になっています。 材に応じた川上美紀さん カ国が加盟するOE が昨年 月に発表した「格 配だけを考えていけば、じ CD(経済開発協力機構) 安倍首相は「成長せずに分 (大学4年)は、経済学の など う流れがあります。米欧日 日、 で は、 「成長の恩恵は自動 おん けい 差と成長」と題する報告書 り 貧 に な る 」( 1 月 生まれてこないのもまた事 っていると思う。日本で言 部留保を還元しないと経済 収益を上げなければ果実は 学 び ま し た。「 格 差 は 広 が うるお 済成長で大企業や富裕層が 実 」( 2 日、 参 院 予 算 委 員 えば大企業の内部留保が問 潤えば、庶民にもその恩恵 格差是正へ賃上げを 版社)を参考にして下さい。 したた が滴り落ちるというトリク しがみついています。 のき 安倍政権は社会保障を軒 261 金型メーカーの中小企業 作 を 読 み、 「格差是正とい ら 「なぜ」を考えたい方には、 ルダウン理論を批判してい ます。ピケティ氏も「過去 並み削減して国民の暮らし を冷遇しながら、大企業応 は良くならないと思う」 けではない」と指摘し、経 311 的に社会全体に波及するわ 361 で働く同盟員の豊田恵一さ う な ら 賃 上 げ を し て ほ し 業は多いときで100時間 かじり方』 (2011年、新日本出 においてもトリクルダウン は起きなかったし、未来に 援の法人税減税や富裕層が 年度の経常 喜ぶ株価上昇の政策を推 に、資本家 (群馬 メル) た。 進。大企業の 本出版社) 、拙著『マルクスの ということです。 ど こ に も な い 」( 1 月 ほ ど も 前 税の強化が必要である。アベノ のような切り込みは非常に浅い おいてもうまくいく保証は しており、問題解決には累進課 11 411 利益は前年度比で ・1% ん( )はピケティ氏の著 い」と言います。 ス は150年 24 13 34 30 す。マルク しました。現状は民主主義に反 不備の数。存在しない部位の検査 27 14 18 お勧めしま ティは多くの資料を用いて整理 34 マルクスを 拡大の歴史である。これをピケ 原発2号機の設備点検での記録の 17 13 資本主義の長い歴史は、格差 20 「富の集中と経済の不平等が進んでいる」と資本主義の 問題点を問いかけるピケティ氏 (右から3人目、 1月29日) 31 30 34 神戸女学院大学教授 石川康宏さん 30 29 12 日、日本記者クラブ)と批 マルクスで、経済格差の「なぜ」を知ろう (2) 2015年2月16日(月曜日) 民 主 青 年 新 聞 (第三種郵便物認可) 「広がる若者憲法集会・デモ 戦後70年平和つなげる」 (1月19日付)を読んで。私たちももっとがんばらなきゃと、思いまし ▼
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