英語第 1回課題

埼玉工業大学学習支援センター 英語第1回課題
埼玉工業大学学習支援センター
平成28年度入学前教育(英語)第1回課題
<第1回学習のポイント>
説明文中に使用されている記号の説明
S = Subject(主語) V=Verb(動詞) C=Complement(補語)
O=Object(目的語) D.O=Direct Object(直接目的語)
I.O=Indirect Object(間接目的語) M=Modifier(修飾語)
1.英語の文
英語の文は sentence といいます。文を構成するものが単語(語)です。言語によって単語(語)
を並べるには法則性があります。日本語と英語の語の並べ方(語順)を考えてみましょう。
例えば、
The sun
S
in the east.
rises
+
太陽は
V +
M
昇る
東から → 太陽は 東から 昇る。
S
+
M
+ V
という英文と日本文を考えてみましょう。The sun は「太陽は」であり、rises は「昇る」
、in the east
は「東から」です。この文の場合の英文と日本文の語順の違いは、英文では主語(S)の直後に動詞
(V)が続くのに対し、日本語の文では主語が文頭にきているのは英文と同じですが、動詞(V)が
文の最後にきています。英語の文と日本語の文の語順の大きな違いがここにあります。すなわち、英
文では文頭にきている語が主語(S)
、次に続くのが動詞(V)と語順がほとんどの場合決まっていま
す。そして、英文の基本形が S+V であり、文の要素(SVOC を指す)の観点からみると、どんな複
雑な文でも5つの文型に分類できます。これを「5文型」といいます。これは英語の文を理解するう
えでたいへん役立ちます。
問題1~5は文型に関係した問題です。以下の説明を読んで問題をやってください。また、問題を
やる際にはよく辞書を引いてください。
2.第1~3文型の解説
(1)第1文型
S(主語)+V(動詞)
これは主語と動詞だけで文意が完全なものになる文型です。
(a) School begins in April in Japan. (日本では学校は4月に始まる。
)
S + V
(+ M +
M)
(b) I lived in Osaka ten years ago.(私は10年前大阪に住んでいました。
)
S +V (+
M
+
M)
実際には、M(修飾語(句)
)を必要とするものがたくさんあり、文が複雑になります。
この文型に用いられる動詞は come, go, start, begin, live, stay, stand, grow など自動詞といわれる
ものです。
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(2)第2文型
S(主語)+V(動詞)+C(補語)
文意を完全なものにするために C(補語)を必要とする動詞が用いられます。代表的な動詞が be
動詞です。
(c) He is a college student now.(彼は大学生です。)
S+V +
C
( + M)
(d) He looks young for his age. (彼は年の割には若く見える。
)
S+ V + C (+ M)
C(補語)は S(主語)を説明するもので、S=C の関係が成り立ちます。上の例文では、He=a college
student, He=young の関係が成り立ちます。また、(d)の文の looks の代わりに be 動詞を入れ替えて
も、文の構造は同じです。すなわち、(d’) He is young for his age. も成立します。この文型に用い
られる動詞は be, become, get, keep, look, seem などです。
(3)第3文型
S(主語)+V(動詞)+O(目的語)
この文型は O(目的語)を必要とします。すなわち、「~は~を~する。
」という意味を表します。
(e) Mr. Sato teaches English here. (佐藤先生はここで英語を教えています。
)
S
+ V +
O (+
M)
(f) I bought this book last week. (私はこの本を先週買いました。
)
S+ V + O
(+ M)
この文型に使われる動詞は have, read, like, buy, drink, make などで他動詞といわれるものです。
3.辞書を引く際の注意点
辞書の最初に載っている意味を機械的に当てはめるのではなく、そこにある複数の意味の中から文
脈に合う最も適切なものを見つけるようにしましょう。また、必ず例文に目を通し、他の単語との結
びつき等、その具体的な使われ方を確認するようにして下さい。
<練習問題>解答上のアドバイス
※
問題1では、上記の文型の説明をよく読み、補語と目的語と修飾語の違いをしっかり理解してか
ら問題に取り組みましょう。
※
問題2では、動詞 turn, grow, prove, reach の意味用法を辞書でよく調べ、問題文の 意味を確
認してください。意味を理解すれば文型もわかります。
※
問題3では、語句を並べかえて正しい英文を作りましょう。語順は S+V が基本です。
※
問題4では動詞の意味を確認してください。1. stayed
2. get
3. went(go の過去形)
4.
turned 5. keep にはそれぞれ複数の意味があります。日本語を参考に適切な動詞を選択し形容
詞・副詞との結びつきを確認してください。
※
問題5では、advance, industry, branch の意味を辞書で確認し、複数の意味の中から文脈に最
も合うものを選びましょう。
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<練習問題>
問題1. 次の文の和訳として正しいものを<解答群 1>の①から⑩の中から選び、その番号を解答欄
の
1
から
に記入しなさい。また、各文の文型を<解答群 2>の①から③の中から選び、そ
10
の番号を解答欄の
11
から
20
に記入しなさい。
和訳
1
、文型
11
I’m feeling bad today.
和訳
2
、文型
12
My aunt lives in Los Angeles.
和訳
3
、文型
13
He buys new CDs every month.
和訳
4
、文型
14
The church stands on the hill.
和訳
5
、文型
15
He never keeps his promises.
和訳
6
、文型
16
I like reading very much.
和訳
7
、文型
17
I read many books when I was a high school student.
和訳
8
、文型
18
She looked sad when she saw the scene.
和訳
9
、文型
19
The Japanese economy grew rapidly during the 1960’s.
和訳
10
、文型
20
Please keep quiet during the class.
<解答群 1>
① 授業中はどうぞ静かにしてください。
② 私は、今日は気分が悪い。
③ 彼は毎月新しい CD を買います。
④ 私は高校生の時たくさん本を読みました。
⑤ 彼女はその場面を見たとき悲しそうな顔をしていた。
⑥ 日本経済は1960年代に急速に成長しました。
⑦ その教会は丘の上にあります。
⑧ 私のおばさんはロサンゼルスに住んでいます。
⑨ 私は読書が大変好きです。
⑩ 彼は決して約束を守らない。
<解答群 2>
① 第1文型 S+V
② 第2文型 S+V+C
③ 第3文型 S+V+O
問題2. 次に示す文と同じ文型の文を<解答群 3>の①から③の中から選び、その番号を解答欄の
21
から
23
番号を解答欄の
に記入しなさい。また、各文の文型を<解答群 4>の①から③の中から選び、その
から
24
26
に記入しなさい。
同じ文型の文
21
、文型
24
The weather will turn fine tomorrow.
同じ文型の文
22
、文型
25
The olive grows well in Italy.
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同じ文型の文
、文型
23
He proved the truth of his own theory.
26
<解答群 3>
① Our hair grows grey with years.
② The girl turned her back on us.
③ The park reaches down to the river.
<解答群 4>
① 第1文型 S+V
② 第2文型 S+V+C
③ 第3文型 S+V+O
問題 3. 語(句)を並べかえて日本文に合う英文を作り、(
それぞれの<解答群>から選び、その番号を解答欄の
)にあてはまるもっとも適切な語句を
から
27
32
に記入しなさい。
(1) この道路ではスピードを出しすぎてはいけません。
You
(
)
27
.
<解答群 5>① too,② on,③ fast,④ drive,⑤ not,⑥ this street,⑦ should
(2) 母は隣人とおしゃべりしています。
My mother
(
)
28
.
<解答群 6>① is,② a neighbor,③ talking,④ with
(3) 私は,今朝は気分がよい。
I
(
29
)
.
<解答群 7>① feel,② this,③ better,④ morning
(4) 間違いをしないように注意しなさい。
Be
(
30
)
.
<解答群 8>① not,② careful,③ a mistake,④ make,⑤ to
(5) 先週の金曜日私は大阪へ新幹線で行きました。
I
(
31
)
.
<解答群 9>① Osaka,② last,③ bullet train,④ to,⑤ went,⑥ by,⑦ Friday
(6) 皿を洗うのを手伝いましょうか。
Shall
(
32
)
the dishes?
<解答群 10>① I,② with,③ help,④ you
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問題 4. 日本語の意味になるように、(
ら選び、その番号を解答欄の
33
から
)にあてはまるもっとも適切な動詞を<解答群 11>か
37
に記入しなさい。ただし、同一語を2度使用すること
はできません。
(1) Everything (
33
) well. (うまくいった)
(2) Her mother (
34
) pale on hearing the news. (青くなった)
(3) He (
) awake all night.(起きていた)
35
(4) Weather will (
(5) Try to (
37
) fine for a few days.(良い天気が続く)
36
) ready quickly.(したくをする)
<解答群 11>① stayed,② get,③ went,④ turned,⑤ keep
問題 5. 次の英文を読み、下の設問に答えなさい。
We may say that one of the greatest
computers. Indeed
(イ)
advances in modern technology is the invention of
(ア)
they are already widely used in
(ウ )
industry and universities, and
nowadays even ordinary people use them as well. Computers are capable of doing extremely
complex work in all
(エ)
branches of learning. They can also solve the most complicated
mathematical problems or put lots of unrelated facts in order.
[設問]
答欄の
にあてはまるもっとも適切なものをそれぞれの<解答群>から選び、その番号を解
38
から
41
に記入しなさい。
(1) この文脈における
(ア)
advances の意味は、
38
である。
<解答群 12>① 進出,② 進行,③ 進歩,④ 昇進
(2) 代名詞
(イ)
they は、
39
を指す。
<解答群 13>① advances,② computers,③ universities,④ people
(3) この文脈における
(ウ)
industry の意味は、
40
である。
<解答群 14>① 産業(界),② 勤労,③ 勤勉,④ 努力
(4) この文脈における
(エ)
branches の意味は、
41
である。
<解答群 15>① 枝,② 支流,③ 支店,④ 部門
以上
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