7月号(PDFファイル)

【休診のご案内】
H23年7月号No.55
7月18日(祝)
ひだクリニック:火曜・土曜休診
ひだクリニックセントラルパーク:8月12日15日
土曜・日曜休診
急に具合が悪くなった場合は、開いているほうのクリニックにご相談ください。
応急対応をいたしますが初診料がかかります。自立支援は登録医療機関のみ誤
使用になれます。
【ご案内】
7月15日(金)11時∼12時
みらくるクラブ
7月17日(日)10時∼12時
家族SST
7月17日(日)14時∼16時
サイコドラマ
7月24日(日)10時~12時
ふぁみりーテーブル基礎講座
「病気について」院長
8月
4日(木)13時半∼15時
みらくるクラブ
8月
4日(木)18時∼20時
働くひとのためのSST講座
8月
7日(日)10時∼12時
8月
7日(日)13時半∼15時半
肥田裕久
家族当事者研究
認知行動療法フォローアップ講座
CBT卒業生対象
8月14日(日)10時∼12時
8月21日(日)10時~12時
わいわい講座
おたのしみ
家族SST
【編集後記】
おかげさまでこの7月「ひだクリニックセントラルパーク」が1周年を
迎えました。医療法人宙麦会2つ目のクリニックとして、スタート。南流
山のクリニックとは、また一味違う『ファーストゲイト』クリニックとし
ての特色を出せればと考えてきました。
精神科の門はかつてよりだいぶくぐりやすくなったものの、なじみのな
今年は、電力不足が心配されますが、早くも梅雨があけてしまいました。
い科でもあります。こころの不調を感じながら、なじみのない科に行くの
熱中症などに気をつけながら上手に節電したいものですね。
『100の笑顔がここ
は、足が重いものです。TXという利便性の高い路線、でも各駅停車利用
に』をご紹介しましたが、夢はあきらめてしまったらおしまい、持たなければ
のローカルな駅前。ちょっと便利と人目が少ない両方のメリットを兼ね備
叶いませんよね。七夕は過ぎましたが、リアルに夢を描き生きたいものです。
えている立地。また、クリニック内もおとぎの国のような内装。通院の時
(み)
くらいホッとしていただけたらと隣のカフェからお茶が届けられ、一息つ
**この通信はひだクリニックホームページでもご覧いただけます。
いていただける、そんなクリニックをめざしてきました。その甲斐あって
か、開院11ヶ月で758人の患者さんが受診されました。また、持効性
る。したいことがドンドン増えてくるんです。それを伝えたくて本にしま
注射剤、デポクリニックとしての機能もあり、お姫様ベットでの注射をの
した。
べ月150人以上の方が利用されています。
H21年からコンスタクラブが始まりました。(ひだクリニックデイケ
持効性注射剤は統合失調症の方への治療法ですので、統合失調症専門の
アプログラム)コンスタクラブの活動を知ってもらおうと、アンケートを
クリニックとして誤解を受けますが実際は統合失調症以外の患者さんが
とりました。アンケートから先ほどの結果が見えてきたので、本にしよう
80%を占めているのが現状です。
となったのです。と。お話くださいました。
また、デイケアブーケや子育てグループなども次々スタートし外来診療
以外の部門も充実してきました。
「 コ ン ス タ ク ラ ブ 」 とは、当事者自身が、くすりや治療につ
いて考えたり、発表する場です。
敏腕細谷院長と、頼れるコメディカルスタッフ。これからもますます、
サービス充実に向けて頑張っていきます。
毎月第1木曜日
毎月第3水曜日
細谷院長からメッセージが届いています。
∼セントラルパークは
い
つ
ひだクリニック
ひだクリニックセントラルパーク
いずれも18時∼20時です。
1周年を迎えました。∼
参加については、スタッフにお尋ねください。
夢が語れる、やりたいことがやれる、統合失調症だからとあきらめなく
もニコニコ笑顔で挨拶
ていいのですね。平林さんの表情もキラキラとしており、統合失調症だと
は全く思えない立派な会社員でした。
んかん対応は迅速に
し
ぜひ、皆さんも一度お手にとってご覧ください。両クリニックに見本も
ございます。
ったりムードをこころがけ
ゆ
お求めは両クリニック
まも待ってるセントラル
う
カファテリアシエロにて
「 100の 笑 顔 が こ こ に 」「
はじめての統合失調症」
他 に べ て る 関 係 の 書 籍 、 S S T 関 連 の 書 籍も ご ざ い ま す 。
ね
ん 金の診断書はお早めに・・
皆さま
2年目もよろしくお願い申し上げます。
院長
細谷
誠
発達障害疾患講座のご案内
なお、8月12日と15日は休診といたします。
8月28日(日)14時∼16時要(申し込み)
詳細はちらし申込書をご覧ください
肥田先生のメディカルコラム Vol.12
∼
精神科リハビリテーション
∼
その3
食事を一緒にとるということがどうして精神科リハビリテーショ
\1050
ンの第一歩になるのか考えてみましょう。日本語には、仲間や集団を
表すのに「同じ釜の飯を食う」ということばがあります。
あの株式会社マーズが本を出版しました!
仲がよかったり同じ目的に向かって行動をしていることを示すため
に使われます。それからいい例ではありませんが悪党一味などという
こともありますが、一味とは一つの味―――すなわち同じものを食
この本の作成までのいきさつをマーズ出版メディアクリエイターの平
林さんにインタビューさせていただきました。
べている者同士ということで、これも仲間を意味します。
このように食事を一緒にとるということは、集団の凝集性を高める
ひとつの方法でもあります。
精神科リハビリテーションを行うにあたって重要な医療資源のひと
つに仲間を考えているためにこういった食事を一緒にとるプログ
この本は、コンスタ(持効性注射剤)をやっていない人にコンスタのよ
さを知ってもらいたいという思いが本になりました。
まず、株式会社マーズとは?
Medical
And
Recovery
Servisの頭文字
ラムが大切になってくるのです。たかが食事と侮るなかれ、です。
を取ってMARSといいます。障害者も健常者も同じ立場で協力して会社
デイナイトケアでは一日2回から3回食事をとる時間がやってきま
を運営していくというコンセプトのもとに設立されました。
す。
事業展開としては、カフェテリア・シエロ
森の図書館でのパン販売、
この時間を大切なコミュニケーションの練習の時間と考えるともの
講演活動、事務委託事業、イベントの企画、運営、グッズの販売など多岐
すごく有用な時間にできるわけです。
にわたっています。そして、出版部門へも進出し、マーズ出版第1号が「100
一度、メンバーがファミレスでご飯を食べながら、わいわい楽しんで
の笑顔がここに」なのです。
いるところを見てください。いろいろな話がでてきます。AKBの話
持効性注射剤にしてから感じたことは、統合失調症をもっていても普通
がでたり、自分のお薬の事、それからアルバイトの話など。自分の事
の生活ができるんだ。未来を語る本なんです。薬によって元気が出る。今
を、自分のことばで話す。とても大切な時間になるのです。
まで出来なかったことが出来るようになる。活力やエネルギーが湧いてく