国労東日本本部 組織部長 50 才を迎え、様々な変化が起きている。 ている。血圧、痛風、血糖、血液…。医学の進 一つは体の変化。まずは視力。老眼ではない。 歩も実感する。 しかし遠くが見ずらくなったと感じる。同年代 そうやって見ると、医学だけでなく、新幹線 の皆さんは、車両の様々な測定に四苦八苦する も 320km/h という時代。科学、技術の進歩は ようになり、ノギスの値を読むにもメガネを付 目覚ましく、便利になる反面、だんだんついて けたり外したり。眉間にシワをよせながら作業 行けなくなって来ていると感じる。 をする事が多くなってきている。 仕事にしてもやり方が変わって四苦八苦。パ 明るい所に出ると、何かが飛んでいる。心配 ソコンもバージョンアップされると、どこをど で、病院に駆け込むと、加齢によるものと言わ う操作すればいいのか分からず、3 分で出来た れ…。 ものが 20 分掛かることもざらになっている。 次にメタボ。10 代の頃に運動し一日 5 食が 20 年前はすぐに対応出来、苦労している年 当たり前だったことが今になって仇になってい 配者を気の毒がっていたことが自分に襲いかか る。運動はおろか歩く事もなくなりつつあるに るとは。なってみて実感することである。 も関わらず、一日 5 食だけは頭にインプット いま様々なところで人がいない状態が作られ された記憶が残り続けているようだ。アルコー てきている。駅でも機械で操作し切符が買える。 ルで意識が飛ぶと更に記憶がよみがえり、知ら いや、駅に行かなくても乗れる時代になってい ず知らずの締めの一杯に蓄えが増え続けてい る。空席を調べることも出来れば、好きな席を る。 予約できる。便利になったものだと感心する。 ついには希望しないにも関わらず、強制的な しかし、大きな駅の窓口には今も行列が出来 保健指導。血圧も中性脂肪も範囲内と見栄を張 ている。それだけ多くの利用があるということ りつつ改善を誓う。 であるし、機械操作などした事がない人にとっ しかし交流会に意見交換に歓送迎会、花見に ては、窓口の人が頼りなのだと思う。年を取っ 暑気払いに忘新年会との誘惑に、明日から、来 たらなおさらだ。 週から、来月から、いつかは!と踏み出せない 確かに機械化、IT 化は私たちの生活を便利 ダイエット。ここで踏みとどまらなければ!と にしてくれた事がたくさんある。なくてはなら いう思いと、甘い誘惑とのせめぎ合いが続いて ないものが多くある。しかしその陰で苦労した いる。 り悩んでいる人もたくさんいる事は忘れてはな 職場での話題も「○○で病院に行った」 「△ らない。 △さんが痛風になった」等々が多くなっている。 そういう意味で労働組合の役割はますます重 そして、様々な薬を服用する姿も多くなってき 要という事を肝に銘じ、行動したい。
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