経済建設委員会行政視察 氏名 平松 昭徳 日 視 時 平成27年7月3日(金) 察 先 広島県尾道市 視察目的 ・自転車による地域振興施策について 1.参考になった点 (尾道市 人口:14万4千人 面積:284K㎡) 尾道市~今治市までの6島を7橋で結んでいる、自転車歩行者道が併設されている自動車道で 総延長は約59㎞。それに各島の周回道路と併せて総延長70㎞のサイクリングロードがある。 昨年7月に、自転車通行料が無料化され、多くのサイクリストが訪れている。平成24年度の推 計値は175,000台。このしまなみ海道のサイクリングでの取組みで「レンタルサイクル」を行っ ている。レンタルサイクルの保有台数は891台(子供用のクロスバイク、マウンテンバイク、 BMX、2人乗り用のタンデム、電動アシスト、ママチャリなど)レンタル料は1,000円/日で 保証料は1,000円(返却時に返金されるが、借りたところ以外で乗り捨て返却すると保証料は とられてしまう仕組みになっている。「しまなみサイクルオアシス」は、サイクリング客が 気軽に立ち寄り休憩や地域の人々との交流が図れる場所として、企業、商店、ガソリンスタン ド、宿泊施設等から協力者として応募していただき選定し設置を進めている。(67箇所) そこには、パンク修理道具があり、水道水の提供やトイレの借用ができるようになっている。 レンタルサイクル業務にかかる経費は、年間5,740万円(利用料は別)特に保守点検はしっか りおこなっておかないと、大きな事故につながってしまう。(パンクやブレーキなど) サイクリング案内サインの「ブルーライン」が道路全線に引かれており目的地までの距離表示 「今治市まで30km」と路面に表示されていて、サイクリストの立場に立った気遣い、心遣い が表れている良い取組みだと感じました。後は、いかに維持管理を継続していくかが大事なの ではと感じました。 2.視察後の所感(田原市での活用など) 田原市にもサイクリングロードがあり、レンタルサイクルも行っているが、もっと力を入れ るべきだと思います。それには、国道や市道沿いの自転車道の整備や定期的な草刈りの実施。 田原市においては市内だけでなく、豊橋市や湖西市や浜松市との連携もできる、将来性のある 事業と考えますので、推進することで観光振興や地域の活性化に繋がっていくものと思います。 尾道市の事業経費を見ても、レンタルサイクルだけでは赤字なので、どのように地域振興に繋 げていくかが課題ではと感じます。そして情報の発信の重要性を強く感じました。
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