平成27年度 2学期始業式 校長あいさつ

2学期
始業式
H27年9月1日(火)
約 40 日前、1学期終業式で、「高校生川柳」を紹介して挨拶をおわりました。
「夏休み
私もセミも脱皮した」。良い意味でこの夏一回りも二回りも脱皮して、皆さん、この
場に臨んでいるものと確信しています。
先ほど、表彰式であった通り、近畿インタハイで個人優勝したカヌ-部の谷口さんをはじめ、
多くの生徒の皆さんが、体育の部・文化の部も含めて、全国大会・県大会、そぼ他いろいろなコ
ンク-ル等で活躍してくれました。見事でした。
また、7月下旬の本校の「オ-プンスク-ル」では年々参加者が多く、今年は 2 日間で中学 3
年生・保護者の方々合わせて約 1700 名においでいただきまました)。在校生の皆さんの常日頃の
行動等が、普段より本校の「良き広告塔になっている証」だと思います。
オ-プンスク-ルでは、生徒会総務委員を中心に、放送部・ダンス部・応援団、チュ-タ-とし
て活動していただいた皆さんをはじめ、運営等に携わってくれた生徒諸君にあらためて感謝しま
す。猛暑の中、本当ご苦労さまでした。
さて、今日は2学期の始業式に当たり、大きく2つの話をしたいと思います。
(1)「防災の日」について
まず一つ目です。昨年度の9月の始業式の挨拶と同じ質問ですが、今日は何の日ですか?・・。
僕、私の誕生日!という人。挙手!誕生日おめでとう!・・。そう、今日は、
「防災の日」です。
物理学者の寺田寅彦は、1935年に発表した「災難雑考」の中で、「地震や火山噴火などの
自然現象は、人間の力でどうすこともできないが、自然災害の方は、人間の注意次第でどんなに
でも軽減できる可能性がある」と述べています。
例えば、先週火曜日台風15号九州接近で、午前中「自宅待機」の措置をとりました。台風の
発生・上陸という「自然現象」は防ぎようがありませんが、暴雨風の中、外出を控える事によっ
て、樹木や看板等が吹き飛ばされて怪我するというような「自然災害」は免れることはできます。
「自分の命は、自分で守る」という意識を持つことも大事です。
いざという時、携帯がつながらない場合もあります。皆さんの登下校時に地震・津波等が発生した
場合、どこに避難するか?津波の危険性がある場合、近くのビル・高台等を常日頃から確認しておく
ことも必要です。大きな地震の場合、ビルの真下は窓ガラス等の破片が落ちてくる可能性もあります。
また、皆さんが、県外の大学等に進学して、高層アパ-トやマンションに住んだ時は、出入り
口は1箇所しかないので、日頃から逃げ道の確保をしっかり考えておくことも大事です。大きな
揺れで建物が少しでも傾いたら、ドア枠が変形して開かなくなる可能性もあります。
2学期11月上旬頃、2回目の避難訓練を予定しています。まだ、先の話ですが、本番さなが
らの真剣な行動(取組)をお願いしたいと思います。
(2)「夏期休業中の出会い・講演会」等からの話題
この夏、出張やいろいろな会合、同総会等に出席しました。
その中で、いくつか印象に残った言葉や話題等について、いくつか話しをしたいと思います。
①
8月11日(火)「みやざき人財養成塾」から(大宮生も20人程参加)
(人材→「人財」=「人ざいこそ宝」という趣旨で「財」の字が使ってあります)
-1-
○河野知事:45年後(2060年)本県の人口112万から60万人代と推定されている。
80万人維持が目標。そのための政策を、時間軸も踏まえながら知事としての施策等を今か
ら考えていく必要がある。皆さんも、自分の未来を、2015年(今年)を起点として「時
間軸」を想定しながら、自分の「人生設計」を考えてほしい。
○川越達也シエフ(42歳:本庄高校野球部出身):自分の人生の分岐点(タ-ニングポイン
ト)立たされた時、どう考えるか。「いつか社会に出たら!」常に心の奥底に秘めていた。
大阪に出て多くの壁にぶち当たった。宮崎のいなか育ちの自分にとっての武器は何か考えた。
食に対する味覚だ。学校まで徒歩で1時間。自然との出会い。「えぐい」「ほろにがい」味覚
を育てることに役立った。一日24時間は、皆平等に与えられている。自分は、料理人とし
て、休日等で同期の仲間が休んでいる時も、「技術の習得に励んでいた。野球部時代、背が
低いので、監督から送りバントの練習ばかりさせられていた。その結果、誰よりも送りバン
トはうまくなった。送りバントは、
「犠打」ともいう。サービス業は、まさに「犠打精神だ!」
バランスよく気配りができないといけない。自分が置かれた場所・位置で、その環境をいか
に自分の武器にしていくか?いかに、前向きにとらえられるかが、その後を大きく左右する。
まだまだ、宮崎の人間は奥手の人が多い。自分の意見・考えを臆せずどんどん表に出してほ
しいと思う。
②
8月15日(土)「高鍋高校同総会講演会」より
○渡部陽一氏(戦場カメラマン)講演会「身近にある大切なも」:日本では当たり前の事が、外国に
行くと当たり前ではない事の方が多い。いかに、日本が恵まれているか。この後、女性が勉強を
禁じられていたパキスタンを現状を紹介されながら、「休日に買い物やレジャーを楽しみ、誰でも
学校で勉強できる日本のすばらしさ」を強く強調されていた。
③
8月24日(月):外務省高校講座より
○原琴乃さん(本校OG、34回生)講演会:原さんは、九州大学工学部建築関係が専門で、外務
省大臣官房在外公館課課長補佐、在外公館を建築、修繕する業務で、ロンドン・セネガル・ニュ
-ヨ-ク等に赴任された経験を持つ。外国語を学ぶこと、コンピュ-タも同様、あくまでもツ-
ル(道具)であり、その人の中身が問われる時代である。グローバル時代を迎えて、高校生の頃
に学んでおくことについては、
「何がどこで役立つかはわからないので、学びに無駄なものはない」
という趣旨の話でした。
2学期は、1年間の学校生活の中で一番長い期間です。1,2年生は、予習を中心とした自律
的な学習習慣をしっかり確立してほしいと思います。また、3年生は受験等、進路選択に向けて
一番大事な時期に入ります。いずれにしても、一人ひとりが「タイムマネジメント(時間の管理)」
をしっかりして、充実した2学期にしてください。
まだまだ暑さが続きます。弦月祭の準備、練習等、水分や塩分補給等、熱中症対策にも気を配
りながら、先ずはこれからの1週間、充実した「弦月祭」「体育祭」だったと一人ひとりが実感
できるような過ごし方をしてください。以上で、2学期始業式の挨拶を終わります。
-2-