HP 掲載用 2007 年 1 月から 2014 年 7 月までに本院で小児ステロイド感受性ネフローゼ症候群として 加療を行った患者様へ 「インフルエンザウイルス感染及びワクチンによる小児ネ フローゼ症候群再発頻度の検討」に関する研究について 加古川西市民病院では 2007 年1月~2014 年 7 月までに当院において小児ステロイド感 受性ネフローゼ症候群として加療を行った患者様を対象に、 「インフルエンザウイルス感染 及びワクチンによる小児ネフローゼ症候群再発頻度の検討」について研究を実施しており ます。内容については下記をご参照ください。 この文書は 2007 年1月~2014 年 7 月までに当院において小児ステロイド感受性ネフロ ーゼ症候群として加療を行った患者様を対象とした案内文書となります。この研究につい てご質問等ございましたら、最後尾に記載しております「問い合わせ窓口」までご連絡く ださい。 1. 背景および研究概要 加古川西市民病院では「インフルエンザウイルス感染及びワクチンによる小児ネフロー ゼ症候群再発頻度の検討」について研究を実施しております。 小児特発性ネフローゼ症候群(NS)は、我が国では 1 年間に小児人口 10 万人あたり 5 人が発症します。多くの方が再発を経験し、頻回に経口ステロイドを使用する結果、肥満、 成長障害、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、白内障、緑内障などのステロイドによる薬物有害 反応が発現しやすいです。上気道ウイルス感染症は、以前からネフローゼ再発の誘因とな ることが報告されており、インフルエンザウイルス感染もその一つです。また、その一方 でインフルエンザワクチン接種に伴うネフローゼ再発も時に経験しますが、ガイドライン には明記されていないのが現状です。インフルエンザウイルス感染とインフルエンザワク チン接種に伴うネフローゼ NS 再発頻度の検討を行うことは、小児特発性ネフローゼ症候群 の管理を行う小児科医にとって重要な知見になることが期待されます。 そこで今回、2007 年1月~2014 年 7 月までに当院において小児ステロイド感受性ネフ ローゼ症候群として加療を行った患者様の診療情報を収集し、インフルエンザウイルス感 染とインフルエンザワクチン接種に伴うネフローゼ NS 再発頻度の検討を行うこととしま した。 2. 取り扱う資料(診療情報) 資料:本院に保存されている診療情報を用います。調査項目は性別、ネフローゼ発症時 の年齢、頻回再発型ネフローゼ症候群・ステロイド依存性ネフローゼ症候群の有無、イン フルエンザウイルス感染/ワクチンの延べ回数・ネフローゼ初発からの期間・ネフローゼ最 終再発からの期間、インフルエンザウイルス感染/ワクチンに伴う再発の延べ回数・ネフロ ーゼ初発からの期間・ネフローゼ最終再発からの期間、最終観察時年齢、観察期間、です。 3. 個人のプライバシーの保護 全ての患者さんの情報は匿名化され、第 3 者にはその情報が誰のものか全くわからない ようにして研究がすすめられます。この研究に参加頂いたご家族(およびお子様)の個人 情報につきましては、本研究に関わる全ての者が守秘義務を順守するように徹底いたしま す。 4. 予想される利益及び不利益 本研究に診療応報をご提供いただいた患者さん個人に対して直接的に利益と考えられる ようなことはございません。本研究成果によって、今後同疾患の管理に関して有用となる 可能性があります。研究成果を公表する際に個人が同定される形で公表するわけではない ので、それにより不利益を受けることはありません。 5. 研究期間中及び終了後の資料の取り扱い 研究期間中、患者さんの個人情報は厳重に守られるよう、資料を取り扱います。研究終 了後には原則として資料は廃棄いたします。 6. 研究への資料の提供取り止めについて 研究への参加をお断りになることはいつでも可能です。お断りになられても、それによ りその後の診療において不利益を受けることはありません。しかし、研究への参加をお断 りになった時に、すでに研究成果が論文などで公表されていた場合には、結果を廃棄でき ない場合があることをご了承ください。 7. 研究成果の公表 本研究の成果は、参加されるご家族、お子様の氏名等、個人情報が明らかにならないよ うに匿名化が厳守された上で、学会発表や学術雑誌等で公に発表することがあります。 8. 問い合わせ窓口 この研究についてお聞きになりたいことがある場合や、ご自身の資料が本研究に用いら れているかどうかをお知りになりたい場合などは、下記の窓口まで遠慮なくお尋ねくださ い。 加古川西市民病院 小児科 米谷 昌彦 院長補佐(兼)こどもセンター長 石森 真吾 医長 連絡先 079-432-3531
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