2015年 インドでのポリオワクチン投与プログラムに参加して

2015年
インドでのポリオワクチン投与プログラムに参加して
弘前ローターアクトクラブ
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活動場所と活動日
土曜日のラリー
Maharaja Agarsen Public School
DAV Public School
日曜日のブース活動
Mother and Child Centre
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参加者
関場 慶博(弘前アップル)
坂本 幸光(鶴田)
土橋 伸行(青森モーニング)
成田 俊介(弘前西)
三浦 順子(弘前アップル)
尚武(息子)
成田 秀治(つがる)
森脇 康之(徳島プリンス)
大和 豊子(岡山南)
嶋村 文男(東京東江戸川)
永田 雄治(陸前高田)
吉澤 和久(川崎稲生)
末松 尚武(目黒)
高坂 光一(高田)
柳
邦明(東京愛宕)
丸山 中
(東京愛宕)
若山 健彦(東京愛宕)
尾関 勇
森
(東京愛宕)
理恵(ROTEX)
荒牧 和沙(東京東江戸川 RAC)
板橋 正浩(八戸 RAC)
菊池 つづら(弘前 RAC)
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菊池つづら
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感想
インドは現在、経済成長が進む真只中で人々の生活様式
は大きく変化している。そんな中でも人々の格差は大きく、
不衛生的環境で貧しく暮らす人々、女性差別に苦しむ人々、
教育を受けることができない子供達など、私たちが決して
見逃すべきではない事実が、インドにはまだ存在している。
そういった現状をこの目で実際に見てくることができたの
は、大変貴重な経験であり、改めて、ポリオに対し長い間
活動し続けているロータリーの活動の素晴らしさを実感で
きた。
活動2日目に、それぞれのブースごとで訪れる子供たちに
ワクチンを投与した。私のグブープがいった場所は、いわゆ
るスラム街と呼ばれる場所で、無法状態の場所だった。子供
たちは、四方八方から私たちの元にやってきて、あっという
間に私の周りは子供達でいっぱいになった。中には、ワクチ
ンを受けるともらえる日本のおもちゃが欲しくて、何度もな
らびに来ていた子供もいた。途中、私は子供たちと遊ぶこと
ができた。若い日本人の女性が珍しかったようで、子供たち
は常に私の後を追いかけては、いたずらをし、ずっと私の元
を離れようとはしなかった。お別れの時、車の窓の中から手を振る私に、悲しそうな目
で見つめ手を振っていた子供達の姿は、今でも忘れる
ことができない。
インドでのポリオワクチン投与活動は、東南アジア
地域の未来を担う子供たちに、ポリオのない未来もた
らす。私がこの活動に参加できたことは、インドの子
供達の命を救うと同時に彼らに愛を与え、私も彼らか
ら愛をもらうことができた。この経験は、私の活動の
幅を広げてくれたと同時に、目の前にある現状に対し
取り組む姿勢の大切さを教えてくれた。そして、
今回の活動だけでは終わらせず、今後も引き続
きこの活動に積極的に参加し、世界からポリオ
を撲滅させるまで挑戦し続けていきたい。
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最後に、この活動に参加させてくださった、弘前ロータリークラブを始め、2830
地区のロータリークラブの皆様、現地での活動でお世話になった他地区のロータリーク
ラブの皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
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