「メロペネムの高用量投与の有用性および安全性に関する多施設共同

「メロペネムの高用量投与の有用性および安全性に関する多施設共同レトロ
スペクティブ研究」へのご協力のお願い
研究機関名
名古屋市立大学大学院医学研究科
名古屋市立大学病院
責任研究者
分担研究者
名古屋市立大学大学院医学研究科
臨床薬剤学
教授
名古屋市立大学病院
薬剤部
薬剤部長
名古屋市立大学大学院医学研究科
臨床薬剤学
研究員
名古屋市立大学病院
薬剤部
薬剤師
木村和哲
塩田有史
1. 研究の意義と目的
メロペネムはグラム陽性菌、グラム陰性菌に幅広いスペクトルを有するカルバペネム系の抗
菌薬です。我が国では 5 種類のカルバペネム系抗菌薬が上市されていますが、メロペネムは本
系統のうち、最もエビデンスが豊富な抗菌薬です。2011 年 3 月にメロペネムの添付文書改訂が
行われて、1 日最大用量は 2g から 3g へと変更されました。さらに 2014 年 1 月には髄膜炎に対
して 1 日 6g の投与が認められました。添付文書の増量改訂に伴い、1 日 3g 以上の使用も増加
しつつありますが、メロペネム高用量投与の有効性および安全性の検討は十分にはなされてい
ません。
そこで本研究では、メロペネムを高用量(1 日 3g 以上)投与された症例と低用量(1 日 3g 未
満)投与された症例の有効性および安全性を多施設共同にて後方視的に比較検討いたします。
2. 研究の方法
【対象】
本研究に同意した施設にて、2010 年 3 月から 2014 年 3 月の間にメロペネムが投与された患
者様を本研究の対象としております。当院から約 40 名の患者様が対象となります。
【研究期間】
平成 27 年 1 月の倫理審査委員会承認後から平成 28 年 3 月 31 日まで。
【方法】
本研究は、東海地区感染制御研究会(代表:片山歳也 氏
四日市羽津医療センター 薬剤師 /
感染制御専任薬剤師)の中で実施する多施設共同後方視的調査です。本研究会に参加の東海 4
県(愛知、岐阜、三重、静岡)の施設のうち、本研究に同意が得られた施設を対象施設として
います。収集された症例を、メロペネムが高用量(1 日 3g 以上)投与された群と低用量(1 日
3g 未満)投与された群の 2 群に分け、有効性、安全性を比較検討いたします。具体的には、生
年月日、性別、身長、体重、血液検査データ等を調査いたします。
【情報の保護】
調査情報は、名古屋市立大学病院薬剤部内において厳重に取り扱います。個人情報管理者及び
個人情報管理補助者を置き、他のコンピュータから独立したコンピュータを使用し、外部記憶装
置に記録させ、そのメディアは鍵をかけて厳重に保管いたします。本研究の成果は、患者様個人
を特定できない形で関連学会及び学術論文として発表させていただく予定です。
本研究にご質問等ございましたら下記連絡先までお問い合わせください。ご自身の情報が研
究に使用されることにご了承いただけない場合は研究対象といたしませんので、平成 27 年 6 月
30 日までに下記連絡先までお申し出ください。この場合も診療等、病院サービスにおいて皆様
に不利益が生じることは決してございません。
〈問い合わせ先・連絡先〉
名古屋市立大学病院
薬剤部
氏名:塩田有史
TEL:052-851-5511
FAX:052-858-7402