市邨・社会科の アクティブラーニング 構築を目指して 名古屋経済大学 筒井 市邨高等学校 美和・市川 雅歳 目次 A、世界史Aの教員団が 目指したアクティブラーニング B、この授業形態にしたきっかけ C、授業の進め方~予習と授業~ D、テストの出題内容 E 、課題と成果 使用教科書 山川出版 『世界の歴史』 教科書の写真(省略) A、世界史Aの教員団が 目指したアクティブラーニング 年間を通じて 複数の先生で共通して 誰でもできる (超人的な人でなくても) (社会科は大学で言えば文系の大半をカバー。広すぎて全てには詳しくなれない。) B、この授業形態に したきっかけ① 教科書の該当ページ(省略) ①教科書の構成(後述) ②付属のDVDの充実 ③以前の反省 世界史Bを教えてきた知識が邪魔を する。 こんなことすら書いていない。 ➡教科書を越えて説明 ➡進まない B、この授業形態にしたきっかけ② ④考え方の転換 AとBは別の教科 おおまかな流れを 理解すればいいん だ 教員が教え込むこ とからの脱却 知識を詰め込んでも、あまり覚えて いない現状 ①教科書の構成 ①教科書に載る2 ページをまとめる問 いかけ ②2ページあたり、 2~3個ほどの質問 (指導書に記載) ②をまとめると、① の答えになる。 ①の例 中国は周辺諸国とどのようにつな がっていったのだろうか。 ②の例 ●日本はどのようにして中国の文 化の摂取をおこなってきたのだろう か。 ●北方民族の南下に対して宋は どのような対策を取ったのだろうか。 C、授業の進め方① ~予習と授業①~ 予習:プリント(一問一答) 一通り教科書に目を通しておいた方 が授業で論述を書きやすい。 授業①:プリント(授業用)も しくはパワーポイントを使用し、話 をする。 板書で説明はほとんど無し メモをとる練習 ICT化ありがとう プリント(一問一答)やプリント(授業 用)は全て教科書会社のDVDに入って いる物を使用。 本来はテスト問題・板書例として DVDに入っている。 生徒は、板書を書くことで満足。大 事なこともメモもせず「聞いてな い」と言えば全て許されると思って いる。 C、授業の進め方② ~授業②~ 質問に個人で答える (グループで意見をまとめる) 生徒が答える(黒板に記入) 教員が入れた方がよい要素 を指摘 生徒の個人での活動の様子 (動画・省略) 生徒のグループ活動の様子 (動画・省略) 教科書の設問 教科書の該当(省略) 生徒の解答例(上) 教員の補足(下・右) 板書例 D、テストの出題内容 予習:プリント(一問一答) 論述(授業で行なった内容) 傾向 予習プリントでやった基 礎的な用語も、授業中全く触れない 事も多い。自宅学習が苦手なのか? あまりできない。 予習プリントの方が配点が高い。 テストのあり方としていいのか? 論述は書けない。要素(単語)と 因果関係に単純化せず、文章を丸ご と暗記しようとしているからか? E,課題と成果 課題 成果 ①テストの平均点が低い。 ①テストの平均点 が低いわりに、評 定1(再試験)該 当者が3名。 ②授業中寝ない。 ②答えを出せない生徒がい る。 ③該当ページの単なるまと めになっている。 (歴史というより国語力) (深い内容になっていない。) E,課題と成果② ~指導方法の変遷~ 予習プリント+論述 解説を一切せずに論述をさせる。 良い面:早く進む。 悪い面:理解できない生徒が出る。 予習プリント+授業プリント+論述 プリントやパワーポイントを使用し て、簡単に内容を抑えてから論述。 E,課題と成果③ そういえば振り返りってしたことないな あえて言えば テスト勉強について(調査) 成績不審者指導 反省は不要・できない子に懲罰的に 作業をさせても意味はない。 テスト勉強の仕方を振り返り どうすれば得点できるか考えさせる。 成績不振者とは、入念に相談する。 ➡成果:課題の未提出や提出遅れが、 大幅減
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